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予防面を担う歯科衛生士は
歯科医師と患者の良きパートナー

樋口歯科

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2021/10/12

樋口歯科 予防面を担う歯科衛生士は 歯科医師と患者の良きパートナー 樋口歯科 予防面を担う歯科衛生士は 歯科医師と患者の良きパートナー
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歯石取りをはじめとしたメンテナンスをはじめ、歯周治療から歯磨きのレクチャーまで、患者に寄り添いながら口腔衛生指導に携わり、歯科において予防面を支える歯科衛生士。歯科医師のパートナーであり、また患者のパートナーとして歯の健康づくりのために大きな役割を担っているものの、その実際の価値についてはあまり知られていないだろう。そこで今回は「樋口歯科」の樋口あすか副院長をインタビュー。精密治療を得意とする歯科医院ということもあり、マイクロスコープを活用した予防・指導に取り組んでいる同院の歯科衛生士について、普段の診療では見ることのできないトレーニング内容やその存在意義などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2020年12月25日)

マイクロスコープを活用し予防を担う歯科衛生士は、歯科医師と患者のかけがえのないパートナー

Q歯科医師以外にどのようなスタッフがいらっしゃるのでしょうか?
A
樋口歯科 治療内容を確認している様子

▲治療内容を確認している様子

当院には歯科衛生士をはじめ、患者さんと適した治療プランを導き出すトリートメントコーディネーターを兼ねた受付スタッフ、そしてクリーナーが在籍しています。クリーナーはあまり一般的ではないかもしれませんが、通常であれば歯科衛生士が行っている器具の滅菌や片付け、清掃などを担うバックヤードの専門家で、歯科衛生士が本来の業務に集中できるように配置するようになりました。他院では歯科助手という歯科医師のアシスタント役もいますが、当院には7人の歯科衛生士がいるため、今のところ当院に歯科助手は在籍していません。両者は混同されがちではありますが、単独で患者さんの口腔内処置を行うことができるのが歯科衛生士です。

Q歯科衛生士は歯科においてどのような役割を担っているのですか?
A
樋口歯科 モニターを使用しわかりやすく患者に説明してくれる衛生士

▲モニターを使用しわかりやすく患者に説明してくれる衛生士

口腔内の病気は、基本的に歯垢の中の細菌が原因となって引き起こされます。その歯垢をきれいに取り除けるように歯磨きなどの口腔衛生指導を行ったり、食習慣のアドバイスや歯周治療の補助を行ったりするのが、歯科衛生士の役割です。これは患者さんの口の中の健康づくりにおける土台で、そこが確立されていなければいくら歯科医師が良い治療をしたとしても意味がありません。また一方で歯科医師の治療アシスタントという側面も。そのため当院では得意不得意を生かしながら、コミュニケーションが好きなタイプは口腔衛生指導をメインに、職人気質のスタッフはアシスタント業務をメインにと、役割分担をしています。

Q歯科衛生士に対してはどのような指導をされているのですか?
A
樋口歯科 衛生士の指導をする樋口あすか副院長

▲衛生士の指導をする樋口あすか副院長

まずは「すべての患者さんが一生おいしく食事ができるように」という、当院の理念に基づいた行動ができるよう心遣いをお願いしています。指導がきちんとできていなければ、理念は達成できませんしね。技術面においては、歯周病で抜けた本物の歯に付着した歯石を除去するトレーニングをしています。さらに衛生士同士が患者さん役を担い、どうしたら安心して治療を受けていただけるか、吸引技術を向上させるための総合実習などに取り組みながら腕を磨いています。各自目標を設定し、その進捗をミーティングで確認しながらスキルアップをめざす傍ら、自分の弱点については自主練習を行うなど、非常に意欲的なスタッフがそろっています。

Qこちらでは歯科衛生士もマイクロスコープを使うそうですね。
A
樋口歯科 衛生士もマイクロスコープを使用するレベルの高さが特徴

▲衛生士もマイクロスコープを使用するレベルの高さが特徴

当院の院長がマイクロスコープを使った精密治療を行っているのですが、その治療のアシスタントやメンテナンスを受け持つ歯科衛生士も同じように歯を見ることができなければギャップが生じてしまいます。マイクロスコープを導入した当初は歯科衛生士たちもぎこちなかったのですが、口腔内のチェックから使い始め、今では歯磨き指導や歯石取りなどにも活用できるようになりました。マイクロコープは動画が記録できるので、磨き残しなどを実際に見てもらうことで、患者さんの歯磨きも格段に上達します。当院ではそれを発展させ、歯科衛生士が主導する短期集中型の予防トレーニングとして“歯磨き道場”も実施しています。

Q先生にとって歯科衛生士とはどんな存在ですか?
A
樋口歯科 副院長のサポートをする衛生士

▲副院長のサポートをする衛生士

なくてはならないパートナー。そもそも歯科衛生士をはじめ、スタッフがいなければ歯科治療自体を提供することもままなりません。歯科衛生士と歯科医師の連携については、トリートメントコーディネーターが中心となって予約から治療内容を確認し事前ミーティングを行うなど、処置中の混乱がないように配慮してくれています。加えて普段から積極的にコミュニケーションを図るようにしていますし、そのおかげか今はとても良いチームプレーができていると感じています。歯科衛生士だけではなく、スタッフ全員に支えられているからこそ、良い治療が提供できるのではないでしょうか。

ドクターからのメッセージ

樋口 あすか副院長

歯科衛生士は単なるアシスタントではなく、治療内容の把握や管理、メンテナンスや歯周治療、歯磨き指導、歯科医師のサポートなど、実に多くの役割を担っています。私たち歯科医師のパートナーでもあり、患者さん一人ひとりにとってのパートナーでもあるんです。当院の歯科医師が行う精密治療などの治療と、歯科衛生士が行う口腔衛生指導や“歯磨き道場”、あるいは虫歯の検査と予防プログラムなどが合わさって初めて、本当の意味での歯科治療・予防歯科が実現できると思っています。治療だけではなく、虫歯や歯周病の予防にも興味がある方からのご相談をお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯磨き道場:5万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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