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歯科用マイクロスコープを活用し
できるだけ削らない虫歯治療を

樋口歯科

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2021/10/12

樋口歯科 歯科用マイクロスコープを活用し できるだけ削らない虫歯治療を 樋口歯科 歯科用マイクロスコープを活用し できるだけ削らない虫歯治療を
  • 自由診療

先進的な歯科治療を行う際に役立つ歯科用マイクロスコープ。いわゆる歯科顕微鏡のことで、肉眼はもちろん、拡大鏡と比べても、術野を大幅に拡大することができる医療機器だ。根管治療といった繊細さが求められる治療で使うことが多いが、神経まで達していないような虫歯の治療に使われることもあるのだという。そこで、マイクロスコープを活用した精密治療を得意とする「樋口歯科」の樋口惣院長に、虫歯治療でマイクロスコープを使うメリットや、治療以外でこの先進機器を活用するケースについて、専門家の立場から解説してもらった。

(取材日2021年9月29日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qマイクロスコープを活用するメリットを教えてください。
A

マイクロスコープは歯科用顕微鏡ですので、術野を拡大して見ることができます。このため、メリットとしてまず挙げられるのは、診査を行う際に歯間にある小さな虫歯などを見つけやすいことです。肉眼やエックス線検査機器では見つけられなかった病変を発見できれば、虫歯治療においてはたいへん有意義といえるでしょう。さらに、どの治療においても細かな処置が可能になるほか、動画を記録する機能がありますので、治療時の様子を撮影して患者さんへの説明にも活用できるなど、さまざまな面において非常に多くのメリットがあります。

Q一般的な虫歯治療との違いはどこにあるのでしょうか?
A

最も大きな違いは、虫歯を取り残しにくいこと、そして歯を削りすぎない低侵襲治療ができることです。マイクロスコープを用いることで、よりピンポイントで虫歯の部分だけを削りやすくなるため、治療中や治療後の痛みを軽減できますし、神経を残せるケースが多くなると考えます。また拡大した術野で修復を行うことで、より精密な詰め物治療が行えることも違いといえるでしょう。詰め物と歯の適合が甘く、隙間から新たな細菌が侵入するのを防ぐのに有用ですし、神経まで達した虫歯の場合でも歯髄部分の清掃性が高まるなど、いずれも二次虫歯と呼ばれる、虫歯の再発の予防に役立ちます。

Qメンテナンスでも活用する例があるそうですね。
A

歯科衛生士が歯を詳細に検査する際にも活用しており、痛みや出血、歯がしみるなど、患者さんの自覚症状がない段階から、小さな変化に気づくことが可能になります。また、肉眼では見えない歯周ポケットの中の歯石取りにもマイクロスコープは有用です。加えて患者さんに磨き残しの箇所を動画で見てもらえば、その分セルフケアの意識が高まります。百聞は一見に如かずというとおり、実際にご自身の目でもうまく磨けていないところを確認することで、歯磨きも上達するでしょう。

検診・治療START!ステップで紹介します

1口腔内の撮影・検査を受け、現状や病態の説明を聞く
樋口歯科 口腔内の撮影・検査を受け、現状や病態の説明を聞く

歯科医師による問診を受けた後、口腔内写真とエックス線画像を撮影してもらう。虫歯や歯周病の検査も受け、その結果をもとに口腔内の現状と病態についての詳しい説明を聞く。痛みが強いなど緊急性が高いと判断された場合は、まず先にその治療を受けてから、これらの検査へと移行する。

2マイクロスコープによる精細なチェック
樋口歯科 マイクロスコープによる精細なチェック

虫歯の詳細なチェックのため、さらにマイクロスコープを使って口腔内を確認。同クリニックでは歯に光を当ててひびなどを見つける透照診を行うことも。なお同クリニックでは、マイクロスコープでの検査の前に歯科衛生士が歯磨き指導を行ったり、全体の歯石を除去したりして、口腔内を清潔にしておく。まずは歯がきれいな状態になっていないと、マイクロスコープを使っても隅々まで確認することが難しいためだという。

3検査結果をもとにした治療計画の立案
樋口歯科 検査結果をもとにした治療計画の立案

これまでの検査結果をもとに、経過観察を行うのか、それともすぐに治療の必要な歯があるのかなどについてカウンセリングが行われるとともに、歯科医師が治療計画を立てていく。同クリニックでは、この段階で保険診療と自由診療の選択肢が示される。例えば自由診療ではマイクロスコープを使い、ダイレクトボンディングと呼ばれる白い歯科用コンポジットレジン(CR)で修復していく精密な治療が行われる場合も。

4計画に沿って治療を受ける
樋口歯科 計画に沿って治療を受ける

治療計画に基づき、虫歯を治療してもらう。マイクロスコープを使うことで、より精密な虫歯治療を受けることが可能になる。同クリニックで行う、マイクロスコープを使ったダイレクトボンディング治療のケースでは、治療中の動画を患者も一緒に視聴し、状態を確認しながら治療を進めていく。

5マイクロスコープを活用したメンテナンス
樋口歯科 マイクロスコープを活用したメンテナンス

虫歯の治療終了後は、その状態を長持ちさせるためにメンテナンスに移行。約3ヵ月に1回のペースで通院しながら、健康な口腔を維持していく。同クリニックにおいては歯科医師のみならず、歯科衛生士もマイクロスコープを活用しており、口腔内のチェックや歯石取りなどを行っている。

ドクターからのメッセージ

樋口 惣院長

歯は、一度削ってしまえば元に戻ることはありません。患者さんの歯を長持ちさせたいと思えば、できるだけ削らないようにする低侵襲治療を行うことが重要です。そのためにはマイクロスコープを使って詳細な検査を行い、虫歯を取り残さないようにしつつ、可能な限り歯を残していくことが非常に大切になります。当クリニックではいかに歯を長持ちさせるかにこだわっており、通常の詰め物治療より歯を削る部分を少なくするために、精密な修復治療であるダイレクトボンディングもマイクロスコープ下で行っています。少しでも興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご相談ください。

樋口 惣院長 樋口歯科

自由診療費用の目安

自由診療とは

ダイレクトボンディング/1本3万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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