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歯磨きで血が出たら
セルフケアを見直すサイン

樋口歯科

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2021/10/12

樋口歯科 歯磨きで血が出たら セルフケアを見直すサイン 樋口歯科 歯磨きで血が出たら セルフケアを見直すサイン
  • 自由診療

虫歯や歯周病の予防において、避けては通ることができないセルフケア。歯科治療の際やメンテナンスでの通院時に、正しい歯磨き方法のレクチャーを受けて練習をしたことがあるという人も多いだろう。しかし実際に歯科を受診するタイミングとしては、痛みや違和感、出血など、口腔内にトラブルが起きてからというケースも多く、主訴を取り除くことに注目しがちだ。そんな中、自由診療の予防教室「歯磨き道場」などを通じてセルフケアの重要性を説いているのが、「樋口歯科」の樋口惣院長だ。「セルフケアをしっかりできれば歯の寿命も格段に延びていくはず」と話す樋口院長に、注意すべきポイントや正しい技術を身につけることのメリットなどについて聞いた。

(取材日2020年10月26日)

一人ひとりに応じたセルフケア指導と精密治療の両輪で、患者の健康な歯を守っていく

Q治療をした部分が再治療になる原因はセルフケアなのでしょうか?
A
樋口歯科 マイクロスコープを用いた精密治療により再治療を防ぐ

▲マイクロスコープを用いた精密治療により再治療を防ぐ

虫歯の再治療については大きく分けると2つの原因があるのですが、一つは治療で、感染した組織が残ってしまっていたり、詰め物やかぶせ物と歯の適合が甘く、ずれていたりすることによる再感染が考えられます。そのため当院では再治療を防ぐためにも、マイクロスコープを活用した精密な治療に取り組んでいます。またもう一つの理由が、セルフケアの問題です。どれだけきれいに治療したとしても、ご自宅での歯磨きなどセルフケアが行き届いていなければ結果的に再び虫歯や歯周病になってしまいます。義歯でない限り、歯が残っていれば虫歯や歯周病のリスクは必ず存在します。そういった意味からもセルフケアは非常に大切だと考えています。

Q定期的なメンテナンスだけで予防することは難しいのでしょうか?
A
樋口歯科 メンテナンスにもマイクロスコープを用いる

▲メンテナンスにもマイクロスコープを用いる

メンテナンスは基本的に3ヵ月に1回のタイミングで通院いただいていますが、正直なところそれだけで虫歯や歯周病を予防することは困難です。メンテナンス時に歯科衛生士がプラークと歯石をきれいに除去したとしても、正しい歯磨きが身についていなければ次の日からまた汚れがたまっていきます。歯間など誰にでも磨けていない部分はあるものです。次の来院までその部分に汚れが蓄積していけば、歯茎は腫れ、状態が悪ければ虫歯や歯周病になってしまいます。もちろんメンテナンスに通っていない方に比べればリスクは下がるものの、それだけに頼ってしまうのは危険です。何よりセルフケアがあってこその予防なのですから。

Qそれだけセルフケアが重要だということですね。
A
樋口歯科 セルフケアの重要性を訴える院長

▲セルフケアの重要性を訴える院長

私たちのモットーは、自分の歯で一生食事が取れるようにサポートをすること。そのためにも自己管理は重要ですし、毎日歯科衛生士が掃除をしてくれるわけではないので、基本的には定期的なメンテナンスまでの間は自分でケアしていく必要があります。実際、セルフケアができているか否か、患者さん自身では判断することができないものなので、プロによる定期的なチェックとしてメンテナンスは大切になってきます。ご家庭で染め出しをしたとしても歯の裏側や奥歯に関しては確認することができないので、正しい歯磨きの指導を受けた上で、プロフェッショナルケアにより体験したきれいな状態を再現していくよう心がけてください。

Q指導という面では特別な取り組みがあると伺いました。
A
樋口歯科 セルフケアで用いる歯ブラシやフロス

▲セルフケアで用いる歯ブラシやフロス

当院では短期間でセルフケアを学んでいただくため、自由診療で歯磨き指導などを行う「歯磨き道場」を実施しています。虫歯などの治療後、ほとんどの患者さんにメンテナンスに通っていただいていますが、3ヵ月に一度の指導では歯磨きをはじめとしたセルフケアはなかなか上達しません。結果、メンテナンスに通っているのに虫歯や歯周病になってしまうということも考えられます。そのため1〜2ヵ月の短期集中型で、歯磨きの仕方から歯に関する知識を伝え、予防をしっかりと習慣づける取組みが必要だと感じ、「歯磨き道場」をスタートさせました。治療やメンテナンスという限られた時間でセルフケアのすべてを伝えることは難しいですからね。

Q「歯磨き道場」のゴールを教えてください。
A
樋口歯科 「一生自分の口から食事をする」というゴールを話す院長

▲「一生自分の口から食事をする」というゴールを話す院長

それはもちろん患者さんの歯を守ること。予防に尽きます。虫歯や歯周病など、口腔内のトラブルを予防するために最も大切なのはセルフケア。歯ブラシだけですべてをカバーするのは難しいので、歯間ブラシやフロスなども使ってケア技術を磨いていきます。また知識にしても、虫歯や歯周病の原因をはじめ、さまざまな情報を伝えます。例えば道具選びに関しても、一人ひとり歯の生え方や並び方が違うので、誰にでも合う歯ブラシはありません。それぞれに最適な形状があることがわかれば、より適切なケアにつながっていくはずです。ぜひ「歯磨き道場」で、歯を大切にする知識と技術、そして歯の健康に対する意識を高めてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

樋口 惣院長

セルフケアを頑張る理由は、自分の歯をずっと残していくことにあります。自分が好きな食事をずっと食べられるということは、非常に幸せなことです。ものをしっかり噛めることは体の健康にもつながっていきます。セルフケアは専門的な器具も必要なく、歯ブラシ1本あれば始められる歯科の予防方法。もちろん子どもの頃から正しい歯磨きを習得していくことも大切ですが、大人になってからでも遅くはありません。一度正しいケア方法を身につければそうそうリバウンドすることもないはずですので、一緒に頑張っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯磨き道場:5万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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