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短期入院で安全性に配慮
クリニックで受ける鼻の手術とは

耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院

(和泉市/和泉中央駅)

最終更新日:2024/02/22

耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 短期入院で安全性に配慮 クリニックで受ける鼻の手術とは 耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 短期入院で安全性に配慮 クリニックで受ける鼻の手術とは
  • 保険診療

つらく、苦しい鼻詰まり。風邪や花粉症の際に悩まされることも多いが、鼻中隔湾曲症といって鼻の骨に原因がある場合や、副鼻腔炎(蓄膿症)が慢性化して起こっている場合は、薬だけで対処できずに手術が必要となるケースもあるという。そういった鼻の手術に取り組んでいるのが「耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院」の理事長である老木浩之(おいき・ひろゆき)先生。先進の手術設備と経験豊富な医師をそろえ、数多くの手術実績を誇る。また常に患者本位の姿勢で安全性の高い手術を追求し、短期入院での手術にこだわっている。今回は、鼻詰まり治療に注力する老木理事長に、鼻詰まりの原因や手術の内容、初診から手術後までの流れについて詳しく聞いた。

(取材日2024年1月15日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q鼻詰まりを起こす疾患と、その治療法について教えてください。
A

鼻詰まりを起こす疾患には、風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などがあります。耳鼻咽喉科用CTなどを使って検査をし、服薬による治療から行うのが一般的です。しかし、すでに副鼻腔炎が慢性化してポリープができていたり、そもそも鼻の骨である鼻中隔が大きく曲がっていたりする場合には、鼻の通り道がふさがっている状態なので、薬では根本的な解決が見込めません。そういった場合には外科的な方法として手術が検討されます。また花粉症の治療として、レーザーで腫れた粘膜にアプローチする下甲介粘膜レーザー焼灼術や神経を切断して鼻汁分泌量の抑制をめざす後鼻神経切除術といった手術で、鼻詰まりの軽減を図ることもあります。

Q短期手術に伴う費用や痛みについて教えてください。
A

当院で行っている鼻詰まりの手術は、すべて保険診療です。当院で手術を行う場合は、患者さんの安全性を考慮して、1泊2日の短期滞在入院をセットとしています。患者さんの鼻の状態や併発している疾患により費用は異なりますが、入院費用と合わせると高額になりますので、その場合は高額療養費制度の対象となります。手術は基本的に全身麻酔をしますので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。鼻の手術では脳や目などに近いところを治療するため、全身麻酔のほうが、恐怖心も軽減され、患者さんにとっても医師にとっても安心だといえます。

Q短期滞在手術のメリットは何ですか?
A

できるだけ日常生活への影響が少ない日数で、安全性を追求できる点が、短期滞在手術のメリットです。技術進歩により日帰りでの手術もできるようになりましたが、鼻の手術は一般的には1週間ほどの入院が必要な手術です。手術直後の最もリスクの高いときには、看護師が常駐するクリニックで過ごしていただくほうが、患者さんにとっても不安な気持ちが和らぐのではないでしょうか。また、ご帰宅いただく際には医師直通の電話番号をお伝えし、ご自宅に着いた時間を見計らって看護師がお電話で体調確認を行います。すべてのスタッフが、初診から退院後まで患者さんに寄り添った診療を心がけています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1受診・問診・検査
耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 受診・問診・検査

医師からの問診の後、必要に応じて耳鼻咽喉科用CTによる精密検査が行われる。その結果から、手術が必要な状態か、手術によりどのような改善が見込めるのかを医師が評価・判断。同院ではスピードを重視した診療を心がけており、可能な限り1回の受診で病状を詳しく把握し、その日のうちに治療方針まで示してくれる。もちろんすぐに手術を受けるかどうかを決断する必要はなく、家族や知人に相談し、じっくり考えてからでいいそう。

2術前検査と詳しい説明
耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 術前検査と詳しい説明

手術を受けることが決まったら、より安全な手術につなげるために、術前検査を受ける。既往歴や服薬中の薬についての確認、心電図や血液検査、血圧など全身の状態を調べる検査が行われる。また、手術内容や入院生活についての詳しい説明も受ける。この時、医師だけでなく、スタッフからの説明時間も設け、不安を抱える患者が医師には聞きにくいことも相談できる環境をつくっているそうだ。

3手術
耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 手術

手術室に入り、全身麻酔をかけて手術が始まる。手術時間は病変によって異なり、鼻中隔湾曲症の手術の場合は、粘膜下下鼻甲介骨切除術も同時に行って約1時間半、複雑な慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の場合でも2~3時間ほどの短時間で終了。経験豊富なベテラン医師が手術に対応し、内視鏡やナビゲーションシステムといった先進機器を用いてスムーズに手術を進めていく。手術後は安静を保ち、抗生剤・止血剤の点滴を行う。

4短期入院
耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 短期入院

手術が終わったら、自分の病室へ。万が一の場合に備え、看護師が24時間体制で見守る。同院では、どの部門の状況も把握できるように担当のスタッフを固定にしていない。外来で会った看護師と入院時に顔を合わせることもあり、見慣れたスタッフがいることで患者の安心感にもつながるだろう。病室は部屋ごとにインテリアを変えていたり、待合室を備えたりと、リラックスできる雰囲気にもこだわっているという。

5術後の通院
耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 術後の通院

退院後の通院は通常4週間以内に数回程度と通院の負担も少ない。同院では心のケアにも気を配り、退院当日の夜には看護師が電話で状態を確認。また、経過が順調であっても、回復が確認できる一定期間までは受診を勧めている。なお、慢性副鼻腔炎の場合には手術後も内服による治療を続けていく必要がある。遠方からの患者には、患者の自宅近くのかかりつけ耳鼻咽喉科と連携することで、患者の通院による負担軽減を図っているという。

ドクターからのメッセージ

老木 浩之理事長

手術は、患者さんの人生において大きな出来事です。信頼できる病院で受けたいと思うのは当然でしょう。とはいえ、何を基準にクリニックを選べばいいのかわからない人も多いと思います。そこでまず目安にしてほしいのは、手術実績や対応できる疾患の数が多いかどうか。ホームページなどを見て、比較検討してみるのもいいですね。受診した時の印象や院内の雰囲気も大切です。当院では、安全性を重視した手術を提供するため、短期滞在型の手術にこだわっています。入院設備を維持することは負担が大きいですが、質の高い手術とホスピタリティーにあふれた温かい診療をめざす上で、欠かせないものだと思っています。お悩みの際はぜひご相談ください。

老木 浩之理事長 耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院
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