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村尾 一誠 院長の独自取材記事

大口通りデンタルクリニック

(横浜市神奈川区/大口駅)

最終更新日:2023/09/25

村尾一誠院長 大口通りデンタルクリニック main

JR横浜線大口駅から徒歩5分の場所にある「大口通りデンタルクリニック」は2023年2月に開院。院長の村尾一誠先生は保険診療を中心とした治療をモットーとし、小児歯科や矯正、詰め物などを得意としている。実際に話してみると、飾らない人柄と物事をはっきり話す姿勢が印象的だ。そこには人と接することが好きで、優しさと温かさにあふれる雰囲気が感じられる。診療においても患者の通院や金銭面の負担をなるべく軽くすることを念頭に置き、本当に患者のためになる治療の提供をめざしているという村尾院長。開院までの経緯や診療内容、患者と接する際のエピソードなど幅広く話を聞いた。

(取材日2023年5月15日)

保険診療で可能な限りレベルの高い治療を提供したい

歯科医師をめざすようになったきっかけを教えてください。

村尾一誠院長 大口通りデンタルクリニック1

知り合いに障害があるお子さんがいたのですが、その子のお母さんから「歯医者さんに連れて行きたいけれど、なかなか連れて行けるところがなくて」という相談を受けたのがきっかけです。それなら自分が歯科医師になって治療してあげようと、一念発起して勉強し歯学部に入りました。私が小児歯科を専門にしているのも、それが原点になっています。

大学卒業後はどのようにキャリアを積まれましたか?

大学の附属病院で経験を積んだ後、大手の歯科法人に勤務しました。そこは自由診療が中心だったのですが、実は私自身は、保険診療内で高レベルの治療を提供したいと考えていました。お金のある方だけが良い治療を受けられるというのは違うと思っていたんですね。ですが、自由診療中心で運営しているグループはどのような診療を提供しているのか、勉強してみようと思って入りました。すると、すぐに当時の理事長からグループ内のクリニックの院長を任され、自由診療と並行して保険診療も案内させてもらえるようになりました。私自身、それまであまり取り組んでこなかった自由診療も行うようになったのは良い経験になったと思っています。

開業の経緯をお聞かせください。

村尾一誠院長 大口通りデンタルクリニック2

そろそろ開業しようかと考えていた頃に新型コロナウイルス感染症が流行し始めたため、いったん時期を延期し院長として引き続き働いていました。そこで、グループ内の別のクリニックが閉院することになりました。そうすると、そのクリニックに通っている患者さんたちは困るだろうと考え、私が診療していたクリニックの患者さんに相談してみると、皆さん私が別のクリニックに移るならついて行くと言ってくれましたので、閉院するクリニックを買い取って院長として開業することになりました。そうすれば従来の患者さんと、私が担当してきた患者さんの両方を診られますからね。

患者さんはどのような方が多いですか?

40~50代の方が多く、年齢層は全体的にやや高めです。どちらかというと、私がかわいがってもらっている感じですね。食べ物を持ってきてくれたりする患者さんもいますし、道で会うと「ご飯食べていきなよ」と誘われて、ごちそうになったこともあります。お子さんの患者さんはまだ少ないのですが、小児歯科が専門なので来てもらえばしっかり対応できます。子どもが好きですし一番の得意分野ですから、これからより多く対応できればと思っています。

通院や金銭面の負担をなるべく軽くする診療をめざす

患者さんとはどのような関係性で診療されることが多いですか?

村尾一誠院長 大口通りデンタルクリニック3

私は性格的に歯科医師っぽくないと思っていて。患者さんにはフランクな接し方をしています。診察のときは「今日はどうされましたか?」ではなく、「どうしたの?」「どこが痛いの?」といった感じですね。なるべく話しかけることを大切にしていますから、世間話もよくしますし、院内のテレビから聞こえてくることを話題に会話することもあります。雨が降って寒い日には「今日は寒くない?」と話しかけたり、「傘は持っているの?」と聞いて患者さんが持っていなければ、「僕の傘を持って行きなよ」と勧めたりも。そんな感じですから、患者さんも私にフランクに接してくれます。

得意としている診療について詳しく教えてください。

小児歯科の他には矯正や詰め物も得意で、特に白いプラスチックの詰め物に関しては誰にも負けたくないと思っています。通常は銀歯で治療するところも、銀歯はやはり見た目的にも避けたい方が多いですよね。ですから、プラスチックの詰め物に注力しています。そのために大切なのはやはり手技です。この接着剤は何秒間光を当てなければいけないとか、こういうふうにしなければいけないというのが必ず決まっていますから、決まりをしっかり守ることが大切です。治療のスピードばかり考えて決められたことを守らないと、プラスチックが取れやすくなったり割れやすくなったりします。歯科クリニックとしては銀歯のほうが利益は多いのですが、患者さんにとってはプラスチックのほうが見た目が良く感じるケースが多く、通院の回数や金銭面の負担も感じにくいですから、患者さんが本当に良いと思えるような選択をするようにしています。

患者ファーストでいられる理由は何でしょうか。

村尾一誠院長 大口通りデンタルクリニック4

私は親や親類が医師や歯科医師ではありません。お金に制限のある生活を経験してきましたので、生活に必要な分の収入があれば、あとは患者さんに還元してあげたいと思っています。患者さんが頑張って治療をした後、お酒が好きならぱっと飲みに行きたくなるところを、歯科治療でたくさんお金を使ったら、その楽しみが減ってしまうと思います(笑)。患者さんにハッピーになってもらうほうが、私自身もうれしいんです。

歯科医師として、すべては患者のためを思ってふるまう

患者さんの幸せを第一に考える村尾院長の姿勢がよく伝わってきました。

村尾一誠院長 大口通りデンタルクリニック5

その代わり、治療においては患者さんに厳しく接するときもあります。例えば、歯茎が腫れてしまって歯を抜かないと腫れが治まらない場合も、やはり歯を残したいと思っている患者さんが多いです。ですが、残すメリットよりもデメリットのほうが大きい場合は、抜くようにきちんとお伝えします。患者さんのためを思ってのことですし、抜いた場合のメリットもしっかり説明します。入れ歯が嫌だから使わないという方には、時には説教のようになりますが諭します。歯磨きをきちんとできない方には適切な方法を教え、それでもしてくれないと怒ることもあります。私が怒った次の来院時にすごく頑張って歯磨きしてくれるような方には歯ブラシをプレゼントしたくなりますね(笑)。口の中の状態を良くしていくために、患者さんと喜怒哀楽をともにできたらいいなと思っています。

ちなみに、趣味などはありますか?

学生時代は乗馬をしていましたが、今は仕事が趣味のようなものです。毎朝必ず論文を読むようにしており、新しい情報をインプットして、この治療は自分もできるかもしれない、この材料はあの治療に使えるんじゃないか、あの患者さんがちょうど困っていたから治療に取り入れてみようかとか、毎日考えるのが楽しいです。患者さんは痛いなどの理由で嫌そうな顔や悲しそうな顔をして来られることも多いですが、治療が終わった後は笑顔で帰ってほしいですね。昔は人から感謝されることがあまりなかったのですが、今は人のために仕事をすればするほど皆さんに感謝されて、とてもうれしい気持ちになります。自分が勉強して得た知識を使って、患者さんに還元できたら最高ですね。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

村尾一誠院長 大口通りデンタルクリニック6

私は、治療だけではなく患者さんの健康、生活の一部になれるよう、診療を行っていきたいと思っています。私に初めて会った方は、雰囲気的に怖いイメージを持たれることも多く、結構はっきりと物を言うこともありますからびっくりされるかもしれません。ですが、歯の治療はやはり歯科医師と患者さんがともに頑張っていかなければ、治療できるものもできなくなると思っています。くじけずに、一緒に頑張っていきましょう。口の中の悩みや気になることがあれば、どうぞお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/部分矯正:2万円~、全顎矯正:15万円~

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