一人ひとりに合わせた提案で
歯と全身の健康をめざす予防歯科

まずは自分の歯に関心を持ってもらいたい。患者一人ひとりにアドバイスを添えたプリントを配布

Qこちらのクリニックでは予防に力を入れていると聞きました。

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▲歯の健康を守るために定期的なメンテナンスを勧めている

歯の健康を保つことは、人生において非常に重要だと考えています。その方の人生をより良くするためにも、虫歯や歯周病などにならないよう口腔内を健康な状態に保つためのお手伝いがしたいと思い取り組んでいます。また、お口の状態は全身の健康にも関わってきます。継続的に患者さんの口腔内を診ていると、全身のコンディションの変化が見えてくることもあります。小さな変化が大きな問題につながることもあるため定期的な口腔内のメンテナンスによって、患者さんの全身の不調も予防していくことができればと思っています。当院では3ヵ月に1度のメンテナンスをご案内しています。

Qメンテナンスにおける歯科衛生士の役割を教えてください。

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▲スタッフによる丁寧な対応も同院の特徴

まず第一に、患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。口腔内に限らず、患者さん自身のちょっとした変化に気づき会話をすることで信頼関係の構築につながると思います。また、口腔ケアのプロとして口腔内のトラブルや痛み、歯磨きをする際の注意点などを共有し、ともに守っていくパートナーになれるよう心がけております。いろいろな症状で悩まれてる場合もあります。お一人お一人の悩みなどと向き合いながら無理のないよう施術しています。当院は完全担当制ではないですがスタッフ全員でしっかりと情報共有し対応をしております。ご希望があれば担当制での対応も可能ですので、お気軽にお伝えください。

Q治療以外に、歯科衛生士が取り組んでいることがあるそうですね。

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▲患者への説明に注力している

歯周病治療やインプラント治療など、治療内容ごとに患者さんに分かりやすく治療詳細や注意点などが記載されたプリントを作成し用意しています。メンテナンス時も患者さんの口腔内の状況や磨き残しが多い部分などを歯科衛生士が追記して、一人ひとりにお渡ししています。それを見ながら説明することにより患者さんにより理解していただけると思います。ご自宅に持ち帰って見返していただき、もっとご自分の歯に興味を持っていただきたいと思っています。クリーニングだけをして終わりではなく、患者さんに今の状態を知って向き合っていただくことを大事にしています。

Q年齢を重ねるごとに、より予防が重要になるのでしょうか。

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▲患者一人ひとりに合わせたケアを行う

年齢を重ねるとどうしても唾液の量が減ってしまい、菌が繁殖しやすくなることで虫歯や歯周病が進行しやすくなります。免疫低下などの全身状態の影響を受けて、歯茎が腫れやすくもなりますので、それを歯科医院がフォローすることが重要だと考えています。唾液が減ることによって生じる口腔内の乾燥はジェルを塗ることで保湿し、乾燥による口臭対策としても行うことができます。また、年齢により歯茎が下がってくることで歯の根本の虫歯のリスクが高くなります。1度下がってしまった歯茎は元に戻すことはできません。一番磨き残しが多い部分にもなるのでより重点的な予防対策が必要になると考えています。

Q歯磨きなど、自宅でのケアのポイントを教えてください。

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▲口腔内の健康が全身の健康につながるのだという

歯磨きにおいて大切なことは、磨く順番を決めることです。順番を決めずにランダムに磨くと、磨き残しが多くなりがちです。例えば、まず右上から左上にかけて磨き、そのまま左上の裏から右上の裏、そして右下へ……というように、順番を決めて流れるように磨くことがポイントです。歯と歯茎の境目も磨き残しやすいので、境目は歯茎をマッサージするような感覚で、鉛筆を持つくらいの優しい力で小刻みに磨いていただくと良いと思います。当院では患者さん一人ひとりに適した歯ブラシやフロスなどのご提案をしているので、それを活用しより良い口腔環境を心がけていただければと思います。