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遊佐 辰徳 院長の独自取材記事

プルチーノデンタルクリニック

(目黒区/目黒駅)

最終更新日:2023/07/14

遊佐辰徳院長 プルチーノデンタルクリニック main

目黒駅より徒歩7分ほどの場所にある「プルチーノデンタルクリニック」は、子どもと大人の歯を守るかかりつけ医として、地域に貢献している歯科医院だ。院長の遊佐辰徳先生は、特に小児歯科に注力。未来ある子どもたちの歯の健康を考えた予防歯科や、難しい症例や個別の悩みに応えるさまざまな治療を行っている。また、子どもが診療を受けやすいように、クリニックを「楽しい場所」にするための工夫にも余念がない。「3歳4歳のお子さんが、歯が痛いから今日は歯医者さんに行くんだと、自ら進んで来院してくれることもあって、とてもうれしいですね」という遊佐院長に、詳しい診療内容やクリニックに込めた思いについて話を聞いた。

(取材日2023年6月26日)

子どもの歯の健康を考えた予防歯科に注力

開業までの経緯を教えてください。

遊佐辰徳院長 プルチーノデンタルクリニック1

長野県の松本市にある大学を卒業して1年間の研修を終えた後、神奈川県内の複数のクリニックにかけもちで勤務していました。ある時、先輩の紹介で小児歯科専門のクリニックを見学に行ったことをきっかけに在籍することとなり、数年後にはそのクリニックの分院長にも就任しました。そうして約10年間近く勤務医を経験しつつ、さまざまな勉強も重ねてきた中で、自分なりの診療や予防歯科へのアプローチ法を確立し、広めていきたいという思いが生まれてきたため、2019年に開業に踏みきりました。

こちらのクリニックでは特に小児歯科に注力されていますね。

私の中ではお子さん=歯医者嫌いというイメージがあったのですが、以前勤務していた小児歯科では診療や通院を「楽しい」と感じさせる工夫がなされていたんです。また私自身もお子さんとともに楽しく治療を進めていくことができたので、そうしたクリニックをめざしながら、幼い頃から歯への関心を高めてほしいと考えて小児歯科に注力しています。特に予防歯科に関しては年齢が早いほど効果が望めるので、できれば小児の頃から通院してほしいですね。幸いなことに、当院ではお子さんの予防歯科への通院は年々増えています。親御さんも歯磨きの練習をする機会も少ないため、専門的にパーソナルな指導を受けられると安心のようです。最近は歯磨き用のアプリなどもありますが、やはり直接体験することがお子さんにとって良い経験になるのではないかと思います。

どのような診療方針をお持ちですか?

遊佐辰徳院長 プルチーノデンタルクリニック2

当院では患者さんの約6割はお子さんで、治療よりも予防歯科で通院されていますが、同時に親御さんやご家族の方も通院してくださっています。当院のロゴマークは、ひよこを白熊が抱いているイラストなのですが、白熊が私も含めたクリニックのスタッフで、小さなひよこであるお子さんや患者さんを支えているという思いを込めて考えました。年代世代を問わず、これまで培ってきた技術や知識をすべて提供し、患者さん一人ひとりに寄り添った診療を実現することで、地域に貢献できるクリニックをめざしています。ちなみに「プルチーノ」とは、イタリア語で「ひよこ」という意味なんですよ。

家族で通院できる歯科医院をめざす

小児歯科の診療において先生が大事にされていることはなんですか?

遊佐辰徳院長 プルチーノデンタルクリニック3

お子さんは一人ひとり、性格も発達状態も歯の健康状態も異なりますから、そうしたパーソナルな特徴をしっかりと診て、オーダーメイドな診療や相談を行うように心がけています。治療面においては、小児歯科の歯科医師のもとで学んできた経験を生かして、お子さんがしっかりとした永久歯に生え替わっていくためのアプローチを基盤としています。例えば虫歯などで早く乳歯が抜けてしまった場合、クラウンループやバンドループなどの装置を使用して永久歯の場所取りを行う治療や、舌小帯に問題のあるお子さんのトレーニングと外科治療なども手がけています。また恐怖心や不安の強いお子さんには笑気麻酔を施しての治療や、TSDという心理学的対応法などを用いて、お子さんに負担をかけないように段階を踏んだ診察を心がけています。

スポーツ歯科にも注力されているそうですね。

ある時、セミナーでスポーツ歯科を兼任されている歯科医師の話を聞いて、スポーツ用のマウスガードの必然性を感じ始めました。確かに来院されるお子さんの中には、体育の授業などで転んだりぶつかったりして歯が折れてしまうケースもあったので、小児の予防と治療を手がけるならば、スポーツ歯科もやらないとお子さんの歯の健康を守れないと考えたんです。せっかく虫歯予防をしても、スポーツで歯を折ってしまうと歯列などさまざまなところに影響が出てしまうのでもったいないですよね。そうしたことを歯科医院から発信ししつつ、ゆくゆくは学校側でも部活だけでなく体育の授業での装着といったことにつながってほしいと思っています。

一般歯科なども受診可能ですか?

遊佐辰徳院長 プルチーノデンタルクリニック4

もちろんです。やはり地域の皆さんに家族ぐるみで通院していただきたいので、小児歯科だけでなく、虫歯や歯周病の治療、補綴治療、口腔外科など、成人の方のための歯科治療はほぼすべての分野で行っています。また口腔外科に関しては専門知識の深い歯科医師が非常勤で在籍しています。もちろん私自身も、お子さんから親御さんまであらゆる年齢層の患者さんの診療にあたっています。やはり大人になっても歯科医院が苦手な方はたくさんいらっしゃるので、中には「笑気麻酔のあるクリニック」と検索して来院される患者さんもいらっしゃるんですよ。

総括的な診療ができるクリニックとして地域貢献を

先生はなぜ歯科医師をめざされたのですか?

遊佐辰徳院長 プルチーノデンタルクリニック5

実は小さい頃から歯が丈夫で、虫歯もなかったんですよ。ところが高校生の時にけがで歯をぶつけたので受診したところ「虫歯があるから治しましょう」と言われたのですが、どうやら虫歯ではない歯を治療されていたことが後々わかりまして(笑)。その経験で感じた悔しさと興味が、歯科医師になるきっかけだったと思います。大学での勉強はとても大変で心が折れそうになったこともありますが、間違いのない診療で人助けをしたいという思いが育っていきました。今では歯を守る仕事を選んでよかったと思っています。

スタッフの皆さんの笑顔がとても良いですね。

当院には、歯科医師6人、歯科衛生士5人、受付3人のスタッフが在籍していますが、やはり患者さんに笑顔で対応するためには、気持ちにゆとりが持てるコンディションが必要です。スタッフもさまざまな面で苦労しているとは思うので、ストレスがたまらないようにシフト制を導入し、有給休暇をたくさん使ってもらうようにしています。また朝のミーティングはもちろん、時々食事会を開くなどコミュニケーションをしっかり取って話を聞き、それぞれが気持ち良く仕事ができるよう配慮しているつもりです。

最後に今後の展望をお願いします。

遊佐辰徳院長 プルチーノデンタルクリニック6

「あってよかった」と思われるようなクリニックづくりに、これからも取り組んでいきたいと思っています。具体的には、専門性に特化したさまざまな歯科医師やスタッフがチームとなって、当院で総括的な診療や治療を提供できるようにするということですね。少しずつ構築していきたいと思っています。また予約を取りやすくすることや、勉強を重ねてクリニックそのものの質を上げていくということにも注力していく所存です。お子さんはもちろん、ご家族の方も気になることがあればいつでも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・詰め物(インレー)
オールセラミック 5万5000円/ジルコニア 6万6000円
・かぶせ物(クラウン)
ジルコニアクラウン(SML) 14万8500円/ジルコニアクラウン(HT) 9万3500円~/オールセラミック(ジルコニアフレーム+築盛)16万5000円
・インプラント
合計52万8000円程度
・ホワイトニング
ホームホワイトニング 2万2000円/オフィスホワイトニング 2万2000円
・矯正
子どもの矯正 15~45万円/大人の矯正 65~80万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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