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川崎 加織 院長の独自取材記事

皮フ科かわさきかおりクリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2024/03/04

川崎加織院長 皮フ科かわさきかおりクリニック main

阪神本線・西宮駅直結の商業施設内、クリニックの並ぶフロアに「皮フ科かわさきかおりクリニック」はある。白とブルーの落ち着いた内装の院内は、そこがクリニックであることを忘れてしまうような美しい空間を演出している。近隣エリアに住む人だけでなく、紹介などで県外や海外からも患者が訪れるという同院の院長を務めるのは、気さくではつらつとした笑顔が魅力的な川崎加織先生。一般皮膚科に注力する一方で美容皮膚科にも対応しており、「患者さんからさらなるご要望があったときに、いろんな選択肢をご提示したいと考え、美容皮膚科の診療を行っています」と優しく話す。そんな川崎院長に、診療方針や今後の展望などをたっぷりと語ってもらった。

(取材日2023年12月18日)

多角的な視点で、患者の要望に応じた治療を提供

落ち着いたブルーが印象的なすてきな院内ですね。何かこだわりはあるのでしょうか。

川崎加織院長 皮フ科かわさきかおりクリニック1

私の叔父と叔母が設計士で、当院のコンセプトや私のイメージをもとに作ってくれたんです。男性も入りやすいよう、入り口の内装は白とブルーにしました。そして入って右側の診療のスペースは、しっかり患者さんとお話ができるよう白を基調としたシンプルで明るい空間に、対して左側の美容皮膚科の診療スペースは、ダークブラウンで落ち着いて治療を受けていただけるような雰囲気になっています。

皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科を掲げていらっしゃいますね。

はい。より患者さんの選択肢を増やし、また良いものを提供できるようにしています。ただ、美容皮膚科専門、というわけではもちろんないのですが、私が女性医師であることや、このクリニックの雰囲気から少し敷居が高い印象になってしまったかもしれません……(笑)。先ほどもお話ししましたが、当院では科目ごとに何かを画一的に分けているわけではなく、患者さんのご要望によって対応しています。私としては患者さんに心地良く過ごしてもらいたい、要望や予算に合わせた診療を行いたいと考えています。

クリニックの患者層についてお聞かせください。

川崎加織院長 皮フ科かわさきかおりクリニック2

皮膚科を受診される方の年齢層は、新生児から100歳の方までととても幅広いです。当院の皮膚科は保険診療を中心に提供しており、保険診療の範囲での治療が難しい場合や、それ以上のケアを望まれる方には自費診療を提供するというスタンスを取っています。一方、美容皮膚科にお越しになる方は30代~60代の方が中心ですね。女性が多いですが、最近は男性もいらっしゃいますよ。男性も「美活」する時代ですからね。お肌のケアはもちろんですが、当院は円形脱毛症や薄毛、男性型脱毛症(AGA)など頭髪に関する診療にも力を入れているので、40代以降の患者さまが男女問わず多いです。当院に興味を持ってくださる方はどんな年齢の方でもぜひ一度お越しいただければお役に立てると思っています。

クリニックの設備についてはいかがでしょう。

設備に関しては、より多くの治療選択肢をご提供できるように幅広くそろえました。自分が提供できない治療があることで患者さんが悩むくらいなら、積極的に導入したいと思っています。また、導入機器に関してもまずは自分が試し、納得のいくものを使っています。ですから、開業するときには何十台も自分の肌で試すことになりまして(笑)。大変でしたが、納得のいくものを患者さんにも提供したいと考えています。

体の内外から皮膚疾患診療に臨む

体の表面に出る不調だけを診るのではなく、“内側からのサポート”を大切にされていると伺いました。

川崎加織院長 皮フ科かわさきかおりクリニック3

「お肌や髪の不調は、体や心の不調を表す」といわれています。本当の健康と美しさとは、体の内側と外側、さらにはメンタル、この三方が整って初めて成り立つもの。どれか一つでも欠けるとバランスを崩してしまうのです。つまり、皮膚のトラブルは体の内側や心が不調を来したときに現れるサインの一つでもあるんですね。肌が荒れる、ニキビができる、髪が抜ける、爪が割れるといった症状は、日常的に珍しくないため、つい見過ごされがちですが、何かしらの病気や異変が始まっているサインとも考えられます。アトピー性皮膚炎やニキビ、円形脱毛症など、一時的に症状が改善してもしばらくすると再発してしまうという経験はありませんか? それは根本の原因が見過ごされたままになっているからかもしれません。

そうした症状も含め、こちらではどのような診療を行っていますか?

皮膚だけを見てかゆみやかぶれを抑える対症的な治療を行うのではなく、体の状態にも着目するようにしています。食事などの生活習慣について伺い、必要に応じて栄養バランスを考えた食事のアドバイスも実施しています。健康診断では異常が見つからないのに不調がある、肌荒れが治らないという場合には、必要な栄養が不足している可能性があります。何をやっても治らない、あちこちクリニックには行っているけれど、再発を繰り返し、根本的に症状が改善しないという方、肌や爪、髪が弱いのは体質だからと諦めそうになっていた方がいらっしゃいましたら、まだまだできることはあるかもしれないので、ぜひ一度ご相談ください。

美容皮膚科も含め幅広く診療されていますが、医療機関で美容的なケアをすることのメリットは?

川崎加織院長 皮フ科かわさきかおりクリニック4

インターネットやSNSが普及し、良くも悪くもいろいろな情報があふれている情報過多の社会では、自分にとって何が一番適切かを選ぶのはとても難しいと思います。そんな時代だからこそ、皮膚の専門知識を持った医師に直接相談できるのが、クリニックでケアを受ける一番のメリットではないでしょうか。皮膚科・美容皮膚科以外に形成外科にも対応していますので、外科的な治療・施術が行えることも強みです。また、当院では他院では珍しい髪や目もとに特化した外来を設け、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医資格を持った経験豊富な女性医師が、親身に相談に乗り、安全性に十分配慮しながら診療やケアを行っています。また、看護師や施術担当のスタッフもお話ししやすい雰囲気を心がけておりますので、スキンケアの相談はもちろん、子育てやお仕事の話などもたくさんお話ししていただけるとうれしいですね。

母、そして医師として、より良い医療を提供したい

皮膚科を専門に選ばれた経緯をお聞かせください。

川崎加織院長 皮フ科かわさきかおりクリニック5

大学卒業後、内科や外科、救急、産婦人科、小児科などさまざまな科を回った後、3年目に自分の専門として皮膚科を選択しました。小児科とどちらにしようか迷ったのですが、子どもの頃から漠然と、転んだりしたときの外傷の手当てをすぐしてあげられるような医師になりたいと思い描いていたので、最終的に皮膚科に落ち着きました。そして、皮膚科で研鑽を重ねていくうち、皮膚というのは体の一部であると同時に、何かのサインとして症状が出る部分であることに面白みを感じるようになりました。先ほどもお話ししましたが、ニキビや湿疹などができるのには何かしらの原因があり、それを外側からだけでなく内科的な観点で探ることも重要です。検査から診断、治療、そして手術をすることもあるオールラウンドに対応できる点が、皮膚科診療の魅力だと感じています。

お忙しい日々かと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか?

セミナーが週末にあることが多いので、参加できる時は遠方でも参加するようにしています。そのため、休日も仕事のアイデアを思いついたらスタッフに共有したりしてしまいます。ややワーカホリック気味でしょうか? 子どもも開院時よりも大きくなり、旅行も好きなので一緒においしいものを求めて国内・海外問わず出かけたりもしています。旅行先でもサービスを受けることでホスピタリティについて考えさせられますし、学べることが多いです。

それでは最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

川崎加織院長 皮フ科かわさきかおりクリニック6

これまでの治療で改善されない症状、またトータル的に体に不調があるなど、皮膚疾患というものにとらわれず、いろいろなことを気軽に話せる窓口になれればと思います。気づいていないことが原因となっている場合もありますし、女性は出産や更年期など、ライフステージによって大きな波がありますから、それに長くお付き合いできるパートナーでありたいです。些細な症状でも相談していただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1平方センチメートルまで:1万2000円、AGA/9900円~

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