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納得して治療を進めることができる
「見てわかる耳鼻科」診療とは

耳鼻咽喉科 いぐちクリニック

(京都市上京区/出町柳駅)

最終更新日:2024/03/12

耳鼻咽喉科 いぐちクリニック 納得して治療を進めることができる 「見てわかる耳鼻科」診療とは 耳鼻咽喉科 いぐちクリニック 納得して治療を進めることができる 「見てわかる耳鼻科」診療とは
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クリニックを探す時、人は何を基準にして選んでいるのだろう。自宅や職場から近い、夜遅くまで診療している、診療実績があるなど、さまざまある中で「病状をきちんと説明してくれて、納得して治療を進められるクリニックが良い」という人もいるだろう。そんな患者の気持ちに寄り添っているのが京都市内にある「耳鼻咽喉科 いぐちクリニック」だ。理事長の井口福一郎先生は、院内設備にこだわり、徹底して「見える化」を実行。リアルタイムで検査結果や画像を確認しながら行う説明は、丁寧でわかりやすい。「耳・鼻・喉は自分では見えないところだからこそ、見えるようにすることで患者さんたちの安心感につながるのです」と話す井口理事長。同院の診療や特徴、先進の「見える化」設備について詳しく教えてもらった。

(取材日2023年12月20日)

患者が納得して治療に取り組めるよう、CTや内視鏡など先進設備をそろえ、徹底した「見える化」を実施

Q見えない部分を「見える化」した診療スタイルが特徴なのだとか。
A
耳鼻咽喉科 いぐちクリニック 患者が納得して治療を進めることを大切にしている

▲患者が納得して治療を進めることを大切にしている

治療では、患者さん自身が納得して治療を進めることが大切です。ですが、耳・鼻・喉は自分では見えない場所です。痛みや腫れなどの症状は感じていても、実際にその部分が「どのような状態になっているか」まではわかりません。大半の人が医師の言葉を頼りに治療を決めているといえます。ですが、本来はそれだけで治療の必要性を決めるのは難しいですよね。そこで、当院では「見てわかる耳鼻科」を診療ポリシーに掲げ、患者さん自身が自分の耳・鼻・喉の状態を確認できるようにしています。専用の先進機器を使って、内部の画像を見てもらい、実際に治療が必要な状態であることを確認してもらってから治療に移るようにしています。

Q「見える化」のために、どのような設備を導入していますか?
A
耳鼻咽喉科 いぐちクリニック リアルタイムで検査結果や画像を確認しながら説明を行う

▲リアルタイムで検査結果や画像を確認しながら説明を行う

耳鼻科用CTやエックス線撮影装置、電子内視鏡などの機器を導入しています。またそれらを駆使し、鼻・耳・喉の内部の画像を撮影すると同時に、しっかり検査も行います。CT・エックス線は座ったまま撮影でき、被ばく量の少ないコーンビームCTを用いていることも特徴です。また内視鏡は細径のものを採用しており、体への負担も軽く、高画質デジタル映像で保存されるため、鮮明な画像で病状を確認することができます。さらに診察室には大型モニターを2台ずつ用意。撮影した写真や画像を映し出しながら、「今現在どのようになっているのか」「何が原因でつらい症状を引き起こしているのか」をわかりやすい言葉で説明するよう心がけています。

Q実際の診療で、どのように活用されているのか教えてください。
A
耳鼻咽喉科 いぐちクリニック 患者が安心できるよう工夫されている

▲患者が安心できるよう工夫されている

例えば、中耳炎の場合には、痛いほうの耳はもちろん、痛くないほうの耳の内部も一緒に撮影します。大型モニターに右耳と左耳の両側の鼓膜の状態を映し出し、見比べるのです。そうすることで、「どのくらい腫れているのか」「どの程度赤くなっているのか」がすぐにわかります。また、患者さんの画像はずっと保存していますので、前回の画像と見比べて、経過観察に役立てることもできます。「少し改善に向かっている」「まだ赤みがあるから治療が必要だ」など、治療の方向性や必要性も理解していただきやすいですね。内視鏡の場合には撮影した体の内部の画像が即時に画面に映し出されるので、小さなお子さんも興味津々になってくれますよ。

Q普段の診療だけでなく、手術の際にも活躍しそうですね。
A
耳鼻咽喉科 いぐちクリニック モニターを用いてすぐに状況の確認が可能

▲モニターを用いてすぐに状況の確認が可能

はい。当院では撮影したCT画像を手術ナビゲーションシステムを取り入れて、鼻の日帰り手術にも活用しています。手術ナビゲーションシステムとは、手術用のカーナビのようなもの。あらかじめ撮影した鼻のCT画像と内視鏡による画像を照らし合わせ、専用の器具を鼻内に挿入すると、鼻のどこに器具の先端があるのかがリアルタイムで確認できます。鼻の中は脳や目などの重要な臓器と薄い骨の壁で接しているデリケートな部分ですから、このシステムによって、これまで以上に安全に配慮して手術を行うことができます。また、手術室には全身麻酔器やマイクロデブリッダーをそろえ、大学病院と同クラスの高精度な治療の提供をめざしています。

Qほかに、こちらのクリニックの診療のこだわりを教えてください。
A
耳鼻咽喉科 いぐちクリニック 一人ひとりに合った治療法を提案

▲一人ひとりに合った治療法を提案

当院ではシュライバーを配置していることも特徴です。シュライバーとは医師の隣で電子カルテを専門的に作成する人のこと。日本のクリニックではまだまだ少ないですが、医師が患者さんとのコミュニケーションに専念するには欠かせない存在です。また丁寧な診療と効率化の両方をめざせているのもシュライバーのおかげです。さらに、当院の診察は完全予約制になっています。比較的長い時間をかけて診察できているのも、これらのような取り組みの結果です。じっくりと患者さんと向き合った診察を行い、納得していただいた上で治療方針を決定していくというのが当院の方針です。疑問に思ったこと、気になったことは気軽に聞いていただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

井口 福一郎理事長

鼻・耳・喉の疾患は原因が複数あり、お薬で改善が見込めるものもあれば、治療が長期間に及ぶもの、症状は対処法があっても残念ながら完治はしないものまでさまざまです。治療が長引く場合でも、写真や画像を見て納得でき、患者さんが治療する励みになればと思っています。また鼻詰まりの中には手術が必要な疾患もあります。当院で「見える化」に活用している機器は、先進の検査機器でもあります。簡単な検査でお鼻の中の流れを確認できますので、思っているよりも気軽に受診することができます。「自分は薬が効かない」と長年悩んできたという方は、ぜひ一度検査にお越しください。

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