全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月19日現在)

  1. TOP
  2. 千葉県
  3. 八千代市
  4. 八千代緑が丘駅
  5. まきの歯列矯正クリニック
  6. 牧野 正志 院長

牧野 正志 院長の独自取材記事

まきの歯列矯正クリニック

(八千代市/八千代緑が丘駅)

最終更新日:2023/11/14

牧野正志院長 まきの歯列矯正クリニック main

八千代緑が丘駅北口、公園都市通り沿いのビル2階にあるのが「まきの歯列矯正クリニック」だ。2012年に開業して以来、八千代市内だけでなく県内各地や茨城県など遠方からも患者が訪れている。牧野正志院長は、患者一人ひとりのライフスタイルに即して、できる限り治療期間が短くなるよう効率性を重視した治療の実践に努めている。矯正の初回相談を実施しており、本当に矯正治療が必要かどうか、必要であれば治療開始の適切な時期はいつか、といったことまで相談に応じている。「場合によっては治療の必要はありません、とお話することもあり得ます」と話す牧野院長。その言葉からは、矯正治療を専門とする歯科医師としての矜持が感じられる。そんな牧野院長にクリニックの特徴などについて聞いた。

(取材日2023年10月18日)

専門性の高い治療を短期間で終えられるよう工夫

最近はどのような患者層が多いのでしょうか。

牧野正志院長 まきの歯列矯正クリニック1

開業当初はお子さんが多かったのですが、最近では30代40代など年齢の高い方々が中心となっています。その背景には新型コロナウイルス感染症の流行で高まった美容ブームや健康への投資を考える人が増えたことなどがあるでしょう。この地域に暮らす方々の年齢が全体的に上がってきていることもあるかもしれません。今は健康な歯が残っている方も多く、長く健康な歯を維持するためにも歯の矯正をしたいと考えるのかもしれませんね。患者さんの半数は八千代市内の方々ですが、千葉県内全域、房総や銚子の方から来られる方もいますし、茨城県や東京都内から来られる方もいます。矯正治療について詳しく調べている方も多く、当院のブログを見て話を聞きたいと来られたり、自分のやりたい矯正治療を当院なら受けられそうだと考えて受診する方も少なくないですね。

こちらの診療方針についてお聞かせください。

患者さんそれぞれのライフスタイルに合わせて、できるだけ目立たず、最短距離で治療を終えられる矯正治療を提供することです。ライフスタイルに合わせるというのは、矯正治療を今すぐに始めるのではなく、環境が整った段階まで待つ、ということも含めて考えています。例えば、中学生、高校生で受験を控えていて受験に集中しなくてはいけない場合は、受験が終わるまで待ちましょうとお話しします。受診されたからといって、全員に矯正治療を勧めているわけではありません。環境が整っていないのに治療を無理して行ったら、望む結果は得られません。また、当院では治療の効率性を重視して短期間で終えられるよう工夫しています。治療計画やスケジューリングは可能な限り短縮できるよう考えています。無駄な通院が生じないよう、1回1回の診察もその時の歯の状態に即して適切に行い、患者さんの負担やストレスを軽減できるよう努めています。

矯正方法としてはどのような方法に対応していますか。

牧野正志院長 まきの歯列矯正クリニック2

表側にワイヤー装置を装着する矯正や上の歯の裏側だけ装置をつけるハーフリンガル矯正、部分矯正、マウスピース型装置を用いた矯正などさまざまな矯正方法に対応しています。それらの中から最良のもの、望む効果を得られると考えられるものを選択し、基本的にはワイヤー矯正が中心です。ただ、矯正方法の選択肢としてマウスピース型装置を用いた矯正もあると知るとそれを希望される方もおられます。今は約6割の患者さんがマウスピース型装置を用いた矯正を希望されます。マウスピース型装置を用いた矯正は幅広い症例に適応できるようになり、かなり普及していますので、患者さんの認知度も高くなってきていますね。

初回相談では矯正治療の必要の有無も判断

こちらでは45分の初回相談も行っていると聞きました。

牧野正志院長 まきの歯列矯正クリニック3

はい。患者さんのご要望などもお聞きした上で、症状や治療方針、治療計画などについて詳しく説明します。精密な検査を行っていませんので確定診断ではありませんが、当院でのこれまでの臨床経験から実際の治療方針にかなり近いところまで説明することができるよう努めています。そのほか、治療費用や通院期間など不安に思うことについては歯科衛生士が丁寧に対応します。相談後には資料をお渡しして家に持ち帰ってもらってよく考えていただくようにしています。ただ、初回相談を受けたからといって必ずしも当院で治療を受けなくてはならないということはありません。また、もし矯正治療は必要ないと判断したら、必要ないとお話しします。

治療期間中のモチベーション維持も大切だと思われますが。

そもそも治療の途中でモチベーションが下がってしまうようであれば、最初から治療を受けないほうが良いかもしれません。小さいお子さんの場合は、矯正治療を自分で希望して受けている例はほとんどありませんから、治療に対する意識も低いのではないでしょうか。患者さんご本人の中に矯正したい明確な理由があり、治療内容やその意義を理解していれば続けられると思います。それでも治療期間中は不安に思うことや気になることも出てくるでしょう。ですので、当院ではSNSやメッセージアプリを使って患者さんと随時コミュニケーションを取りながらサポートするようにしています。当院のスタッフは矯正治療に関して専門的な勉強を重ねてきています。また私も含めてスタッフ全員矯正治療の経験者ですので、患者さんの気持ちはとてもよく理解できます。

矯正治療を受けようかと考えている人へのアドバイスは何かありますか。

牧野正志院長 まきの歯列矯正クリニック4

もし矯正治療を受けようと考えているのであれば、矯正治療専門のクリニックを選ぶことがとても重要です。歯列矯正は非常に専門性が高く難しい分野です。症例に対する診断も奥が深く、最初は簡単だと思われた症例がすごく難しかったり、逆に難しいと思われたものが簡単だったりと、症例自体の判断が難しいのです。それを適切に診査診断し、効率的な治療計画を立案するためには専門的な知識や経験が必要不可欠です。矯正治療期間は約2年間ですが、通院は月に1回、全部で約24回です。矯正歯科専門のクリニックには、その24回で治療成果をきちんと得られるようシステムも構築されています。また、治療を成功に導くためには患者さんご本人の協力が大切である点も知っておいていただきたいですね。歯科医師が診るのはその24回だけで、ほとんどの時間は患者さんご自身に委ねられているのです。

これまでの経験を生かしながらさらなる質の向上を

先生が矯正治療を専門になさったのはどんな理由があったのですか。

牧野正志院長 まきの歯列矯正クリニック5

私が歯科医師になった当時は、歯列矯正を手がける歯科医師が少なかったのです。矯正治療の分野は専門性が高いですから、それだけ研究のしがいがあるのではないかと思いました。歯列矯正に携わる中で、当初の計画どおりの治療成果を得られ患者さんの喜ぶ顔を見れたら、とてもうれしく、やりがいを感じます。自身が考える治療の体系化の一例として加えることもできますし、その成功が次の患者さんの治療の一助にもなって、さらに良い治療へとつながっていくと考えています。

ところでプライベートの時間はどのようにお過ごしですか。

最近では歯科医師を対象にオンラインでセミナーなどを行うことが多いですね。学術活動も積極的に行っていて論文の執筆や発表なども行っています。他にはマラソンが趣味なので、週に1~2回走ったりハーフマラソン大会などに参加しています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

牧野正志院長 まきの歯列矯正クリニック6

これまで培ってきた技術や知識をさらにアウトプットしていきたいと考えています。日々の診療を通じて患者さんに還元することは当然ながら、セミナーや論文などさまざまな形で今後の歯列矯正の発展に寄与できればと思っています。当院ではできるだけ早く治療を終えられるような治療計画やシステムを考えていますので、歯並びが気になる人はぜひ相談に来てください。当院では本当のことをお話しするようにしていて、矯正治療が必要でないならば必要ないとお話しします。決して無理強いはしていませんので、矯正治療の必要性を確かめる場として初回相談をご活用ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

表側ワイヤー矯正/93万5,000円~、ハーフリンガル矯正/132万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/99万円~、部分矯正/33万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access