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将来的な体の健康を見据えた
小児期の矯正治療について

余語歯科 矯正歯科

(名古屋市千種区/吹上駅)

最終更新日:2024/04/10

余語歯科 矯正歯科 将来的な体の健康を見据えた 小児期の矯正治療について 余語歯科 矯正歯科 将来的な体の健康を見据えた 小児期の矯正治療について
  • 自由診療

間口を広く、乳幼児から高齢者までどんな症状の患者も優しく受け入れている「余語歯科」。自身も3人の子育て中である余語良章院長が、治療にも増して力を入れているのが予防と定期検診である。生涯、健康な口で過ごすためには小さい頃からのケアが大事で、問題が見つかれば早期の治療介入で早めに機能回復を図ることが望まれる。特に矯正治療は、成人してからよりも成長途中の骨のやわらかい時期から取り組むことが重要だという。一般歯科も診療しているからこそ、かかりつけ歯科医院として日頃のケアのアドバイスができ、問題の早期発見の可能性も高くなる、と余語院長。小児の予防や矯正治療がなぜ大切なのか、また同院ではどのような小児矯正を行っているのか話を聞いた。

(取材日2023年9月6日)

将来を見据え、本格矯正であるフルパッシブ矯正を行う前の、乳歯が残る小児期からの準備矯正にも取り組む

Q貴院では小児期の矯正を準備矯正と呼んでいるそうですね。
A
余語歯科 矯正歯科 フルパッシブ矯正は、永久歯が生えそろってからの適応

▲フルパッシブ矯正は、永久歯が生えそろってからの適応

はい、当院で行っている、ブラケットとワイヤーを使用したフルパッシブ矯正は、永久歯が生えそろった中学生ぐらいからの適応となります。一般的にはこれをII期矯正といいますが、当院では本格矯正と呼んでいます。II期矯正が矯正治療としては本来重要な工程だからです。そのため、本格矯正の前に行うという意味で、一般的にI期矯正といわれる小児期の矯正を、準備矯正という呼び方にしているのです。歯科医院によっては、準備矯正の段階で治療を終えるケースもあるようですが、当院では、それで問題のないお子さんを除き、できればきちんと本格矯正まで行い、めざす最終ゴールまで寄り添っていきたいと考えています。

Qなぜ小児期の矯正が大切なのでしょうか?
A
余語歯科 矯正歯科 気になることは気軽に相談してほしいと院長

▲気になることは気軽に相談してほしいと院長

骨や体が発育途中にあり、最小限の治療介入で済む可能性があるからです。成長が止まって骨が硬くなってしまってから行う大人の矯正では抜歯が必要になったり治療に時間がかかったりすることも考えられます。また口腔環境の正しい育成には、歯のことだけでなく、食事やおやつ、普段の姿勢や癖、生活習慣も影響します。そのため少しでも早く健全な発育を促す道筋をつけることが大切なのです。人間は、乳幼児期、学童期、それぞれの時期に見合った機能を獲得していくもの。乳幼児期に獲得すべき機能を獲得できず、顎が正しく成長していない、舌の位置が違う、ということであれば早めに機能回復をアシストすることが望まれます。それが矯正なのです。

Q矯正はいつから始めるのがベストですか?
A
余語歯科 矯正歯科 最小限の治療にするため小児矯正は大切

▲最小限の治療にするため小児矯正は大切

一概にはいえませんが、親御さんが何か小さなことでもお口のことで気になることがあれば、歯科医院を受診してください。例えば、下の顎が出ている反対咬合は早い受診が望まれます。現状、問題がなくとも予防をして歯磨き指導を受けることは大事ですし、歯科医師から見れば将来的に起こるであろう問題を予測できるケースもあります。親御さんにはぜひ、かかりつけの歯科医院をつくってほしいですね。怖がりや甘えん坊のお子さんなら、なおさら早い時期に歯科医院に慣れておくことが大切。歯やお口の発達を歯科医師が経過観察していて、もし矯正が必要と考えられる場合は、お子さんにとってベストなタイミングをアドバイスしてくれると思います。

Q貴院で矯正をするメリットはどんなことでしょうか?
A
余語歯科 矯正歯科 一般歯科も対応しているため通い続けることが可能

▲一般歯科も対応しているため通い続けることが可能

一番のメリットは、当院が矯正歯科専門ではなく一般歯科も診療できることです。矯正治療をして保定期間が終わったらさようなら、ではなくてその後もずっと定期検診を続けて、生涯ケアをしていくことができます。虫歯治療も歯周病治療も得意です。もともと私は大学で義歯など補綴を専門に学び、複数の歯科医院で小児歯科や口腔外科、矯正治療の経験を積んできました。地域にある歯科医院として間口を広く、どんな患者さんも受け入れようと考えていたからです。総合的な視点で口内を観察していますので、矯正はこちら、一般歯科はあちら、というふうに歯科医院を分けなくても当院でワンストップでさまざまな治療を受けていただけます。

Q実際どのような方法で行うのか教えてください。
A
余語歯科 矯正歯科 小児期の矯正を準備矯正という呼び方にしている

▲小児期の矯正を準備矯正という呼び方にしている

乳歯が残る6~7歳のお子さんには、先にお話しした準備矯正を行います。歯並びを整えるためというより、永久歯がきちんと並ぶための土台である顎をしっかり成長させるために、顎の大きさや位置を調整することをめざす床矯正を行います。その後「2×4(ツーバイフォー)」といって、永久歯が上下の前歯に4本ずつ、奥の上下に2本ずつ、計12本が生えた状態のときにその永久歯にブラケット装置をつける矯正治療を行います。これが当院の準備矯正のパターンです。期間は、床矯正と「2×4」を合計して1年から1年半ほどになります。その後、永久歯が生えそろえば、上下の歯全体にブラケットをつけるフルパッシブ矯正に移行します。

ドクターからのメッセージ

余語 良章院長

矯正は数年かかる治療で、お子さんにはなかなかつらいこともあるかもしれません。しかし自分の歯のことですので、治療においては歯科医院任せというスタイルではなく、ご本人のやる気と親御さんの協力が非常に大きな要素になります。そのためお子さんには丁寧にわかりやすくお話しすることを心がけるとともに、親御さんには心配なことがあれば何でもその都度ご相談していただければと思っています。当院にはキッズルームや、おむつ交換台のある広いトイレも備えています。ファミリーの皆さんに気軽に通っていただければうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

準備矯正(小児矯正)/38万5000円~、フルパッシブ矯正/検査・診断料3万8500円/治療82万5000円~、ハーフリンガル(上裏側、下表側)/95万7000円~、上下リンガル(上下裏側)/108万9000円~ 

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