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スポーツマウスガードを幅広い競技に
ケガ防止と体軸の安定に期待

まつざわ歯科診療所

(大阪市中央区/堺筋本町駅)

最終更新日:2023/10/02

まつざわ歯科診療所 スポーツマウスガードを幅広い競技に ケガ防止と体軸の安定に期待 まつざわ歯科診療所 スポーツマウスガードを幅広い競技に ケガ防止と体軸の安定に期待
  • 自由診療

選手同士が激しくぶつかり合う競技で目にするスポーツマウスガード。ボクシングやアメリカンフットボールなど、一部競技では着用が義務づけられているものの、まだ一般化しているとは言い難い。「激しい接触がなさそうな競技でも、プレー中の衝撃により歯や顎など口腔内のケガは起こり得ます」と語るのは「まつざわ歯科診療所」の松澤真二院長。スポーツを愛する松澤院長は、より安全にスポーツを楽しんでほしいとの思いから、一人ひとりの噛み合わせや体軸を考慮したスポーツマウスガードの作製に力を注いできた。特に子どもの場合、ケガが成長に影響を及ぼしたり、恐怖心から思い切ってプレーできなくなったりすることもあり、スポーツマウスガードの着用が推奨されるという。今回はスポーツマウスガードの重要性や作製の流れなどについて話を聞いた。

(取材日2023年8月29日)

全身のバランスを考慮したスポーツマウスガードで、体を守るとともにパフォーマンス向上をめざす

Qスポーツをするとき、ケガ防止のためにできることはありますか。
A
まつざわ歯科診療所 市販に比べ歯科医院で提供するマウスガードは違和感が少ない

▲市販に比べ歯科医院で提供するマウスガードは違和感が少ない

スポーツマウスガードの着用をお勧めします。格闘技やアメリカンフットボールなど、直接的な強いコンタクトがある競技では、口の中が切れたり歯が折れたりするケガ、顎の骨折などの防止につながるだけでなく、防具を着けてプレーするラクロスのような競技でも脳震とうなどのリスク低減が期待できます。市販のスポーツマウスガードを使っている方もいますが、自分の口に合ったものでないと期待できる効果が限定され、またプレー中にストレスを感じて本来のパフォーマンスを発揮できなくなる可能性も。歯科医院で噛み合わせなど口腔内の状態を診てもらった上で、競技に合わせてオーダーメイドのスポーツマウスガードをつくられると良いでしょう。

Q歯科医院でつくるスポーツマウスガードはどのようなものですか。
A
まつざわ歯科診療所 オーダーメイドのスポーツマウスガードの着用を推奨

▲オーダーメイドのスポーツマウスガードの着用を推奨

一人ひとりの口腔内の状態に合わせてつくるため装着感が良いことが望め、矯正治療中の方でも着用できます。また、ヘルメットや防具を着用することなく、直接ぶつかり合う競技をしている方には前歯の部分を厚くする、プレー中に大きな声をかけ合う競技なら外れにくさや声の出しやすさも重視するなど、競技の特性に応じた形態のものを作製できます。さらにお子さんの場合、成長とともに口腔内の状態が変化するため定期的なチェックが欠かせません。当院では年2回程度受診いただき、必要に応じてつくり直すなどします。特に成長期のお子さんには、お口に合ったスポーツマウスガードを着用し、ケガのリスク低減に役立てていただきたいと思います。

Qスポーツマウスガードを着用するメリットを教えてください。
A
まつざわ歯科診療所 ケガ防止だけでなくメリットは他にも

▲ケガ防止だけでなくメリットは他にも

スポーツマウスガードは、衝撃を和らげることを図り、ケガのリスクを低減することが期待できます。一度ケガを経験すると競技への恐怖心が芽生え、思い切ったプレーができなくなることも。また、ケガがその後の成長に影響を及ぼす可能性もあり、そのような事態をできる限り回避するために有用だと言えるでしょう。さらに、スポーツマウスガードを着用することで顎関節が適切な状態に保たれることが望め、体の軸が安定すれば本来のパフォーマンスを発揮しやすくなるでしょう。体の軸にブレがあると実力を十分発揮しにくくなってしまうのです。このように、特に成長期のお子さんにとってスポーツマウスガード着用のメリットは大きいと考えています。

Qどのような競技でスポーツマウスガードの着用を推奨されますか。
A
まつざわ歯科診療所 競技に合わせたスポーツマウスガードの作製を行っている

▲競技に合わせたスポーツマウスガードの作製を行っている

ボクシングやアメリカンフットボールなど着用が義務化されている競技以外でも、幅広い競技で着用をお勧めします。例えばバスケットボールなど、直接的な強いコンタクトがない競技でもプレー中に選手同士がぶつかったり倒れたりする場面が多く、スポーツマウスガードを着用して体軸の安定を促すことでケガ防止につながると考えられます。野球、スキー、自転車なども同様です。ただし、ゴルフなどプレー中の着用が禁止されている競技もいくつかあり、また、スポーツマウスガードの色に制約がある競技もあるため、注意が必要です。なお、小さなお子さんの場合、永久歯が奥まで生えそろっていないと、ガードできる範囲が制限されることもあります。

Qスポーツマウスガード作製の流れを教えてください。
A
まつざわ歯科診療所 作製の際は噛み合わせや口腔環境なども重視している

▲作製の際は噛み合わせや口腔環境なども重視している

スポーツマウスガードの作製には1週間から10日ほどかかります。まず、一般診療と同様に口腔内の検査を行います。虫歯や歯周病、顎関節の異常の有無、噛み合わせの状態などを調べ、虫歯がみつかればその治療を優先します。さらに、患者さんがされている競技、スポーツマウスガードを着用する目的、好みの色など詳細にお話を伺っていきます。その上で口腔内の型採りをして模型をつくるのですが、このとき、成長期のお子さんにはある程度の余裕を持たせます。また、この時点で噛み合わせの高さを決めておきます。次に、模型に合わせて専用の機械で素材を加工し、部分ごとに厚みを調整。お口に入れて噛み合わせを確認し、最終調整して完成です。

ドクターからのメッセージ

松澤 真二院長

私自身、マラソンやトレイルランニングが趣味で、レースのボランティアも務めています。その中で、競技中にケガをするお子さんを数多く見てきました。また、ラグビー部に所属する私の息子2人もケガが絶えませんでした。それで、子どもたちがケガなく楽しく全力で競技に取り組めるよう、歯科医師としてできることはないかと考えるようになり、スポーツマウスガードの作製に力を注いできました。スポーツマウスガードには、ケガのリスク低減と体軸の安定という2つの目的があります。特に競技に打ち込むお子さんを持つ親御さんには、個々に合ったスポーツマウスガードを着用する意義を知っていただきたいですね。まずはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

スポーツマウスガード/学生5500円~ 大人8800円~

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