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鈴木 隆二 理事長の独自取材記事

千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ

(柏市/柏駅)

最終更新日:2024/04/15

鈴木隆二理事長 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ main

複数の路線が乗り入れる活気のある柏駅西口から徒歩1分の好立地に、2024年4月1日に開業したのが「千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ」だ。現在は1階で内視鏡検査に対応。2024年6月には同じ建物の2階で、健診・人間ドックに対応予定。内視鏡検査を行うのは、鈴木隆二理事長と佐藤祥之院長を含む4人の医師。先進のシステムを活用しながら、早期の胃がん・大腸がんを見逃さないよう努めている。下剤の服用から検査後の休息まで、スムーズに進む環境が整っている同院。上部・下部内視鏡の同日検査も可能で、土日も診療を行っている。「医療や検査に対するハードルを下げたいんです」とはつらつとした笑顔で語る鈴木理事長に、開業の経緯や同院の特徴について聞いた。

(取材日2024年4月1日)

時代に合った受診環境で、利便性の良いクリニック

はじめに、先生のご経歴と開業の経緯をお聞かせください。

鈴木隆二理事長 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ1

私は聖マリアンナ医科大学を卒業後、東京女子医科大学のいくつかの関連病院で研鑽を積んできました。消化器の分野において近年の検査・治療の進化は目覚ましく、腹腔鏡を用いた新たな技術やロボット、AIも活用されています。この流れの速さに乗るためには、若いうちからそれらの技術にふれることが不可欠だと感じたんです。時代に求められる技術を身につけ、それをより多くの患者さんに提供する。そのような医療をめざして、2020年に牛久駅を最寄りとする「筑波胃腸病院」の経営に乗り出しました。そちらでの実績を生かして2院目の開業を考えた際に注目したのが、同じ沿線上にある柏です。若い方も多く、活気あるこの街で、2024年4月1日に開業しました。

柏駅の目の前で通いやすい立地ですね。

もともと「多くの方に来ていただきたい」という思いがあったので、利便性にはこだわりました。駅からすぐの場所で、休診日は祝日のみ。土日も診療を行っています。ホームページからもメッセージアプリからも予約可能です。事前ウェブ問診にも対応しており、キャッシュレス決済も近日導入予定です。今は、患者さんも医療を選ぶ時代。迎合する必要はないと思いますが、時代に合った受診環境は整えていきたいですね。それが患者さんの医療に対するハードルを下げ、もっと気軽に検査を受けられるようになれば、胃がん・大腸がんの早期発見にもつながると思っています。

生き生きとしたスタッフさんたちの姿も印象的です。

鈴木隆二理事長 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ2

開業に向けてスタッフを採用するにあたり、私が重視したポイントが2つありました。一つは相手との空気を読み、手を差し伸べられるコミュニケーション能力。もう一つは運の良さ。これは「私は運が良い」と思える前向きさと言い換えられるかもしれません。ありがたいことに非常に多くのご応募があり、スキル面では申し分ない方がそろっていました。その上で、先のポイントにも合致したのが現在のメンバーです。実は、開業日に予想以上に患者さんがいらっしゃり、正直なところ「スタッフたちが対応しきれるだろうか」と私は不安を感じていたんです。ですがスタッフたちは初日から能力とチームワークを発揮し、その不安は見事に払拭されました。受付は温かな対応で、看護師は的確に診療のサポートをし、管理栄養士は検査前後の食事参考表まで自主的に作成。これから柏で成長していきたい当院にとって、スタッフたちの活躍は頼もしい限りです。

患者目線を大切に、きちんとした内視鏡検査を提供

クリニックの診療モットーをお聞かせください。

鈴木隆二理事長 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ3

予防医学に注力し、消化器診療においてはきちんとした内視鏡検査を提供するということです。ここでいう「きちんとした」とは、早期の胃がん・大腸がんを見逃さないような医療技術と診断能力。数多くの経験で培った検査技術で、先進のシステムを駆使しながら、意義のある検査を提供していきたいですね。そして患者さんに対して誠実であるということ。不必要な検査は行いませんし、検査をするからには「なぜ必要なのか」をしっかりと説明します。意味もわからず検査を受けるのは、患者さんも不安でしょうから。

患者さんの目線に立って考えていらっしゃるのですね。

そうですね。当院のモットーでもあり、私個人としても大切にしている部分です。診察の際は「患者さんが何を望んで来院されたのか」を、言葉の端々から読み取るよう心がけています。例えば、「背中が痛い」という症状で消化器内科に来るということは、その方は膵臓がんなどを疑っている可能性があるんです。こちらから「心配事がおありでは? 」と話を振ることで、「実は……」と相談してくださる方もいらっしゃるでしょう。医学的に正しい情報をお伝えし、一方通行ではない言葉のキャッチボールで、患者さんの不安を払拭して差し上げたいですね。検査の結果、何も異常がなかったとしても、「大丈夫でした」の一言だけではなく、必ず所見を添えるようにしています。

高い医療技術と診断能力を保つためには、検査設備や医師のスキルも必要ですね。

鈴木隆二理事長 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ4

その通りです。当院はそのどちらも備え、内視鏡検査は先進のシステムを活用。光の波長を変えて毛細血管の様子まで確認できたり、病変を解析するAI機能を搭載していたり、画像を映し出すモニターは4Kの高解像度のものを導入しています。それらを駆使して検査を行うのは、私を含めて主に4人の医師です。女性の医師も在籍しています。当院は開業したばかりではありますが、「筑波胃腸病院」に在籍する医師も非常勤で当院での検査を担当したり、また当院の医師もあちらに出向き入院を伴うような病院レベルの外科手術の経験を積むなど連携を取っていきます。ゆくゆくは当院でも、痔・鼠径ヘルニア・脱腸・胆のう疾患などの外科手術に対応していく予定です。

健診・検査で、最初に思い浮かぶクリニックをめざす

検査エリアは広々としていますね。

鈴木隆二理事長 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ5

当院は受付がコンパクトなので、検査エリアに入ると驚かれるかもしれません。前処置用の半個室は10室以上。下剤の内服に不安がある方も多いかと思いますが、当院ではこの半個室で下剤を服用することが可能です。飲み物を飲んだり動画を見ながらゆっくりお過ごしください。トイレは8つ用意されており、うち2つは女性専用。更衣室も男女別でご用意しています。その後はリカバリースペースの椅子で点滴を行いますが、これがそのまま検査時のストレッチャーとなる仕組みです。つまり、検査前の点滴から検査が終わって休息を取るまで、患者さんは何も気にせずにリラックスしていただければ良いのです。これも検査のハードルを下げるための一つの工夫です。患者さんが迷ったり不安に感じることのないよう、こちら側で一連のスムーズな流れを整えています。

6月に始まる健診・人間ドックについても教えてください。

同じ建物の2階では、消化器に限らず健康診断や人間ドックに対応します。健康管理をサポートし、潜在的なリスクを早期に発見・対処する、「意味のある健診」です。大切な時間を使って受けていただくのですから、検査結果を渡すだけでなく、もう一歩進んだ医療につなげていきたいですね。生活習慣病が見え隠れしていたら栄養面でのアドバイスを行ったり、便潜血検査と内視鏡検査の違いは何かを説明したり、症状によっては適切な医療機関をご紹介いたします。もちろん、それが消化器に関するものならばそのまま1階で対応可能です。

最後に、地域の働き世代に向けてメッセージをお願いします。

鈴木隆二理事長 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ6

この地域で健診や内視鏡検査をお考えの方が、「とりあえず、あそこに相談しよう」と最初に思い浮かぶようなクリニックをめざしています。健診は幅広く、内視鏡検査はより専門的に。共通の目的は「予防」と「早期発見・早期治療」です。内視鏡検査を受けたことのない方には、まず「ピロリ菌を知っていますか」と問いかけたいと思います。胃がんにはピロリ菌が大きく関わっており、裏を返せば、ピロリ菌がいても除去できれば、胃がんのリスクを減らすことが望めます。また大腸ポリープは出血を伴わないため、便潜血検査には引っかかりません。大腸がんの芽ともいえるポリープの発見には、内視鏡検査が必要ということになりますね。35歳を過ぎたら、健康診断に加えて内視鏡検査を受けることを強くお勧めします。当院は医師もスタッフも、皆さんと同じく働き世代。話しやすい雰囲気かと思いますので、どうか「医療」を毛嫌いせず、お気軽にいらしてください。

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