中村彩華院長の独自取材記事

ザ・デンタルオフィス志木駅前院

(新座市／志木駅)

最終更新日：2024/04/08

志木駅から徒歩2分。通いやすい立地とおもてなしの歯科治療で、遠方からも患者が訪れる「ザ・デンタルオフィス志木駅前院」。矯正への興味から歯科医師の道を選んだという中村彩華院長が力を入れるのは、機能と審美、両面からのアプローチだ。患者の要望や背景を踏まえながら、ともに治療計画を立てていく。子どもの口腔育成に取り組んでいるのも同院の特徴の一つ。呼吸法、舌の動き、顎の発達など正しい発育を促しながら、虫歯にならない口腔環境をつくることをめざす。「歯科治療を通じて、心身の健康や幸せな人生につなげていきたい」と話す中村院長に、診療時のさまざまな工夫や今後の展望について聞いた。

（取材日2024年3月13日）

機能と審美の両面に目を向け、心身の健康をサポート
子どもと家族の気持ちに寄り添う、さまざまな工夫
歯や口のトラブルがあっても、状況を変えることは可能

機能と審美の両面に目を向け、心身の健康をサポート

初めに、先生のご経歴をお聞かせください。

広島大学を卒業後、同大学病院や都内で複数院を展開するクリニックで経験を積んできました。大学病院では医科の手術前の口腔ケアに携わることも多かったですね。特にご高齢になると、日頃から薬を服用されていたり全身疾患をお持ちの方も増えてきます。当院にもご高齢の患者さんは多くいらっしゃいますし、治療内容や薬の処方に慎重にならざるを得ないこともあるんです。医科と連携しての診療経験は、現在の診療にも生かされています。都内のクリニックでは一般歯科・審美歯科・矯正・インプラントなど歯科全般に携わり、またお口の中が崩壊してしまった患者さんに対しての、複数の方法を組み合わせた複雑な治療も数多く手がけてきました。そちらでは分院長も務めたのち、2023年に当院を開業して現在に至ります。

開業後はどのような診療をされているのでしょうか？

当院は、虫歯・歯周病治療などの一般歯科、審美歯科、インプラント治療、矯正治療、子どもの口腔育成と、全年齢を対象に歯と口の悩みに広く対応するクリニックです。歯科医師は私を含めて3人で、うち1人は矯正を専門としています。当院のモットーは「Pure Teeth, Pure Wellness. 」。すべての診療に共通するのは、歯を通じて心身の健康や幸せな人生につなげていきたいという思いです。例えば虫歯を削って痛みの解消につながったとしても、口元に対するコンプレックスで笑顔になれないようでは「幸せ」とは言い難いでしょう。当院では機能と審美の両面に目を向け、美しさと健康を追求しています。

診療の際に心がけていることはありますか？

患者さんのご要望に耳を傾けながら、その方の理想とするゴールに近づけるよう努めています。同じ症状であっても、患者さんによって求める内容や背景は異なるもの。歯科医師から画一的に押しつけるのではなく、一人ひとりに向き合って一緒に考えていきたいですね。丁寧な説明も心がけており、治療前には「これからどのような治療を行うのか」を、そして治療の様子は口腔内カメラで撮影しながら、治療後にはその画像もお見せしながら説明を行っています。もちろん痛みへの配慮は欠かさず、麻酔方法にも工夫しているんですよ。お子さんの診療中は目の前のモニターでアニメを流すなど、怖い思いをさせないように気を配っています。

子どもと家族の気持ちに寄り添う、さまざまな工夫

特に力を入れている治療があればお聞かせください。

矯正治療や審美歯科、口腔育成など、機能と審美の両面からアプローチできる治療に力を入れています。そもそも私が歯科医師をめざしたのは、家族が矯正治療を受けていたのがきっかけなんです。その姿を間近で見ながら、「こんなにも印象が変わるのか」と衝撃を受けました。歯科医師となった今は、矯正も審美歯科も口腔育成も「口腔機能の改善ありき」なのだと理解していますが、やはり人生の幸せにおいて見た目の問題は大きく、どなたにでもわかりやすいですね。

先生ご自身も矯正治療を受けていらしたのですか？

いいえ、私は矯正どころか虫歯の治療を受けたこともほぼないんです。理由の一つは、子どもの頃から歯科医院に通っていたことだと思います。友人のご家族が歯科医師で、定期的にクリーニングやフッ素塗布を受けていました。早い段階からの歯科治療がその後の口腔内の状態に影響することを、身をもって実感しています。

矯正や口腔育成など、長くかかる治療では患者さんのモチベーションの維持も大切ですね。

そうですね。矯正も口腔育成も徐々に変化が表れるので、毎日鏡を見ていてもご自身では気づきにくいかもしれません。治療開始時からの変化が一目でわかるよう、当院では毎回写真撮影を行って、これまでの経過をご覧いただいています。納得してくださると患者さんのモチベーションも上がりますね。それでもお子さんには伝わりにくいですから、子ども用の治療ファイルを作っているんです。治療が進んだらシールをペタっと貼り、口腔育成トレーニングを一つクリアしたらまたペタっと貼ります。楽しく治療を受けられるような工夫です。親御さんにはご自宅でも確認していただけるよう、メッセージアプリを活用して治療の経過をお送りしています。

親子で一緒に診療室に入ることも可能なのでしょうか？

はい、可能です。親御さんの診療中には、お子さんにはユニットについたモニターで動画を楽しみながら待っていただくこともできます。一人で遊べるお子さんでしたら、スタッフの目の届く場所に設けられたキッズスペースもご利用ください。当院にはお子さんや親子連れの患者さんも多く、院内は子どもたちの笑顔と笑い声であふれています。親御さんの治療、お子さんの治療、どちらもお気軽にいらしてくださいね。

歯や口のトラブルがあっても、状況を変えることは可能

スタッフの働きやすさも重視されているそうですね。

スタッフが活躍してこそクリニックが成り立ちますからね。皆さんが快適に長く働くためには、職場環境が大切だと考えています。仕事だけでなく出産や子育てとの両立が必要な方もいらっしゃいますし、当院の勤務ルールは柔軟です。各自のワークライフバランスを重視して、スタッフ間で協力し合いながらシフト調整をしています。休むときはしっかりと休み、仕事に対しても真剣に。当院のスタッフは経験豊富で前向きな方が多いんです。スキル向上のための院内講習会や外部セミナーへの参加など、クリニックとしてもできるだけのバックアップ体制を整えています。

今後はどのような分野に力を入れていきたいとお考えですか？

オンラインをもっと活用していきたいと考えています。現状、口腔育成ではオンライン診療を取り入れており、遠方にお住まいの患者さんにもご利用いただいています。スマートフォンのカメラで撮影をしていただき、カメラ越しにお子さんの舌の動きや顎の発達を確認するような形です。これを他の治療にも応用できれば患者さんの利便性にもつながり、診療の幅が広がるでしょうね。メッセージアプリでは予約や相談を受けつけたり、当院からのお知らせを配信しています。治療の経過を見るにはアルバム機能が便利ですし、うまく活用していただきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院では、虫歯にならない口腔環境づくりを重視しています。幼少期から歯科医院に通う習慣を身につけて、口腔機能の発達を正しく促せば、その先大人になっても歯で悩むことは少なくなるでしょう。歯科医院の大きな役割は予防にもあることを、大人の方にも知っていただきたいと思います。すでにお口のトラブルを自覚して「どうしたらいいのかわからない」という方も、歯科治療によってその状況を変えるお手伝いができます。ぜひ一度いらしてください。患者さんの悩みに寄り添うおもてなしの歯科治療で、10年先、20年先も、生涯を通じてお口の中をサポートいたします。