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山内 正博 院長の独自取材記事

やまうち循環器内科クリニック

(港区/白金高輪駅)

最終更新日:2023/07/14

山内正博院長 やまうち循環器内科クリニック main

白金に2022年12月に開業した「やまうち循環器内科クリニック」は、心疾患を中心に救急に運ばれるような重篤な症状になる前に気軽に相談ができ、健康を維持できるようなクリニックをめざし、山内正博院長が開業したクリニックだ。院内は明るく爽やかな雰囲気で、待合スペースは窓が大きくとられ開放感豊か。白を基調にしたナチュラルウッドテイストの内装で、差し色のグリーンが効いている。穏やかで優しい語り口の山内院長に、開業にかける思いなどさまざまな話を聞いた。

(取材日2023年4月12日)

救急での経験から重篤になる前の予防をめざし開業

まず開業への思いをお聞かせください。

山内正博院長 やまうち循環器内科クリニック1

私は大学卒業後、循環器、主に心臓疾患を診療してきました。循環器の医師というのは職業柄、救命の現場にいることも多いのですが、心臓疾患で救急というと処置は一刻を争うことが多く、重篤な状態の患者さんが多いんです。患者さんやご家族からもっと早く治療できていれば、ちゃんと治療しておけば良かった、などという言葉を聞きましたし、私自身も発症前に予防することができたならば、と考えることも多かったんです。ですからもっと気軽に健康について相談できて、少しでも健康を維持できる場をつくれたら、と思い開業しました。身近なクリニックであれば、いつでも気軽に来院できます。病院の先生に言いにくいちょっとした不安もクリニックなら相談しやすいでしょう。そんな思いも込め来院しやすい雰囲気にしました。

どうして白金の地で開業を?

白金は生まれ育った地元なんです。私の父は白金台で歯科医師として地域医療に従事していました。開業を考えた時、やはり父と同じく地域医療に少しでも貢献できれば、と思い白金の地に戻ってきました。父の後は妹が歯科医師として継いでくれていて、兄も歯科医師ですが病院に勤務しています。今でも小学校の時の同級生が来院してくれることもありますし、当院のホームページは小学校の時の同級生が作ってくれたんです。また造りは、抵抗感なく来ていただけるように、できるだけ医療機関らしくない雰囲気をめざしました。待合スペースは、換気のしやすさと開放感を両立させたゆとりある造りにしています。ゆったりした気分でお過ごしいただけたら、うれしいです。

どのような時に受診すれば良いですか?

山内正博院長 やまうち循環器内科クリニック2

心臓疾患というものは、発症するまであまり自覚症状がありません。「胸が痛い」というきっかけで来ていただくことも多いですが、この段階では遅いという場合もあります。そこで重要になってくるのが、健康診断や人間ドックなどの検診です。検査結果に少しでも異常が見られたり、指摘されたりというのが、受診の良いきっかけになると思います。検診で何か指摘されても、特にご自身が問題を感じておられなければ受診につながりにくいものですが、まずはこんな結果です、とお話ししに来ていただければうれしいですね。それで、生活や食事など生活環境の確認もさせていただきながら、現状がどうなっているのか、今後どういうリスクが考えられるか、何かできるか、お話し合いをしたいと思います。まずは気軽に医療につながっていただくというのが大切だと思っています。

あらゆる面から患者の健康的な人生をサポート

海外留学や旅行時の健康相談にも応じておられますね。

山内正博院長 やまうち循環器内科クリニック3

先輩に誘われてこの分野にも足を踏み入れました。実は海外で不幸にもお亡くなりになる方の大半が病気によるもののようです。人生の頑張ろう、というタイミングを存分に楽しんでもらえるよう、この知識も生かしていきたいと思ったんです。保険制度も、薬も、受診の仕方も、病気に対する考え方も違う環境である留学先や旅先、赴任先で具合が悪くなった時、どうしたら良いのかとても不安になると思います。そんな時、とりあえず薬などを飲んでちょっと落ち着いてから、病院や対処法をゆっくり考えることができれば良いと思うので、持病のある方や体質的な不安がある方は、事前に薬を用意しておくとか、現地の情報を仕入れておくことが重要だと思います。ですから当院では情報の提供、適切なお薬の処方などを行っています。あらかじめ健康診断を受けて、何か異常がないかどうか調べておくのも良いと思います。

日頃の診療で心がけていることはありますか?

無理せず自然体で、と思っています。私は仕事でストレスがたまらないタイプですし、いつもフラットな心持ちで診察できていると思います。当院のスタッフは、コミュニケーション能力に優れた方々ばかりでとても助かっています。また診療での会話の中身においては、患者さん自身に自身の健康に興味をもっていただくことを大切にしています。どういう問題でその症状が起こってしまい、その結果どういう病気になってしまうのか、その症状に関連する情報とリスク。そして、解決策とその行動を続けていくことのメリットも併せてお伝えすることで、来院がご自身の生活を一緒に見直すきっかけとなるよう、その方に合わせたお話をすることも大切にしています。

健康維持のためのアドバイスをお伺いしたいです。

山内正博院長 やまうち循環器内科クリニック4

30歳代頃から健康診断はぜひ継続的に受けていただきたいですね。そして自分の体のことを意識して生活していただいたほうが良いと思います。病気を発症してからよりは、もっと前から意識していれば健康を維持しやすいはずです。生活習慣病とはよく言ったもので、若い頃からの積み重ねが重要ですから、より良い生活習慣を意識していただきたいです。例えば病気になったから急に食事制限をお願いしても、なかなか急には理想のお食事はできないと思いますし、続けることも難しいでしょう。若い頃から少しずつ意識していただほうが、患者さんご本人もやりやすいのではないでしょうか。

生まれ育った地で予防医療の考えを広めたい

今後の展望をお聞かせください。

山内正博院長 やまうち循環器内科クリニック5

周辺のクリニックや病院と一緒に、この地域の予防医学の意識を高めていければいいなと思っています。そういった雰囲気が医療機関を中心に盛り上がっていけば、自然と住民の皆さんにも広がり、知識や経験がフィードバックされていくと思うのです。私自身は、これまでの専門領域以外の分野のことも知識を深めていきたいですし、さまざまな情報を共有しながら全体的な地域医療に貢献したいと思っています。オンラインや訪問での診療は、症状の安定している患者さんから徐々に始めていきたいですね。

妹さんの歯科医院との連携も考えておられるとか。

内科疾患と歯科疾患の相関関係は、メディアで取り上げられることも多く、ご存じの方も多いと思います。例えば高齢の方が食事が取れなくなってしまうと、命に関わりますし、適切な栄養が摂取できないと体の不調にダイレクトに直結しますし、お口の中の状態次第ではお話もできなくなるなど影響は大きく、歯科の役割は大きいと思います。誤嚥性肺炎につながる嚥下の問題など、歯科と連携してやれることはたくさんあると思っています。せっかく身内が近くで歯科医院をやっているので、関係性を活用したいですよね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

山内正博院長 やまうち循環器内科クリニック6

開業以来、健康診断の結果をお持ちになる患者さんも来てくださっています。また、今までできていたことが急にできなくなったようなときにもご相談ください。運動でも何でも体調の変化を感じた時は、当院からもいろいろな方面からアドバイスできると思います。最近はインターネットで検索し、それで満足されてしまう方も多いように思います。結果を自己判断されず相談していただきたいです。安心して長く健康に生活していただくためにお役に立てるクリニックでありたいと願っています。便利にクリニックを活用していただければありがたいです。

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