全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月18日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市西区
  4. 四ツ橋駅
  5. デンタルテラス堀江
  6. 基本に忠実な丁寧な処置で再治療のリスク抑制に配慮した根管治療

基本に忠実な丁寧な処置で
再治療のリスク抑制に配慮した根管治療

デンタルテラス堀江

(大阪市西区/四ツ橋駅)

最終更新日:2023/11/09

デンタルテラス堀江 基本に忠実な丁寧な処置で 再治療のリスク抑制に配慮した根管治療 デンタルテラス堀江 基本に忠実な丁寧な処置で 再治療のリスク抑制に配慮した根管治療
  • 保険診療

「根管(こんかん)」と呼ばれる管状の歯の根っこは、人によって管の数や形状が違うそうだ。内部はとても狭く繊細な処置が求められる上、唾液に含まれるばい菌などが入り込むと根管内に炎症が起こり、再治療が必要になる。場合によっては、大切な歯を失うことになりかねない。「だからこそ、最初にきちんとした治療を受けることが大切です」と、「デンタルテラス堀江」の古谷颯大院長。再治療のセカンドオピニオンで来院する患者も多い同院では、再治療のリスクをできるだけ抑えるために感染予防処置を徹底し、丁寧で精密な治療を実践している。古谷院長に、治療を受ける際に注意したいポイントや実際の治療の進め方などについて、詳しく教えてもらった。

(取材日2023年10月19日)

再治療を避けるためには、きちんとした根管治療を受けられる歯科医院を選ぶことが大切

Q根管治療とはどのような治療でしょうか?
A
デンタルテラス堀江 治療計画を綿密に立て、丁寧に説明を行う院長

▲治療計画を綿密に立て、丁寧に説明を行う院長

虫歯が進行したり、歯のひびから細菌が侵入したりして、根管と呼ばれる歯の根っこの部分が炎症を起こしている方を対象にした治療です。一般的には「神経を取る治療」とも呼ばれます。根管が炎症を起こすと、多くの場合は痛みを伴いますが、根管内の神経が死んでしまうと、痛みを感じないままに進行して、抜歯を余儀なくされるケースもあるので注意が必要です。根管治療が必要な場合は、麻酔をした上で専用の道具を使って根管の内部にある神経を取り出し、内部をきれいに洗浄消毒した上で、炎症を抑えるための薬を入れて仮のふたをします。この処置を2〜3回繰り返し、炎症が治まれば、薬剤を充填してふたをするのが基本的な治療の流れです。

Q根管治療にも保険診療と自由診療があるそうですね。
A
デンタルテラス堀江 精密な根管治療を行うためにこだわった薬剤や機器などをそろえる

▲精密な根管治療を行うためにこだわった薬剤や機器などをそろえる

保険診療の場合は、治療の進め方や使用できる薬剤や器具などがある程度限定されています。一方、自由診療は、時間的な制約の少なさと、さまざまな薬剤や器具の中から、患者さんにより合ったものを選んで使えるのが利点です。例えば、根管に詰める薬剤は、当院では、保険診療の場合でも使用できる中で質の良いものを使っていますが、自由診療なら先進的な素材も使うことができます。また、治療中の細菌の侵入を防ぐのに役立つラバーダムや根管内を拡大して観察できる歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)は、当院ではすべての患者さんに使用しています。

Q治療の回数や1回あたりの治療時間を教えてください。
A
デンタルテラス堀江 治療中の感染予防が重要なポイントとなる

▲治療中の感染予防が重要なポイントとなる

通院回数は患者さんの歯の状態によって異なり、通常は1〜4回、1回あたりの治療に必要な時間は40分〜1時間ほどです。お口を長時間開けているのがつらい方の場合は、もっと短い時間でも対応します。治療の間隔は、患者さんのスケジュールに合わせて設定しますが、仮のふたは長く持たないので、1ヵ月も間隔を空けることはありません。根管治療を問題なく進めるためには、治療中の感染予防が重要なポイントです。当院がすべての患者さんにラバーダムを使用するのも、感染を極力防ぐためです。また、治療回数が増えると患者さんの負担になるだけでなく、感染のリスクも増えてしまうので、できるだけ少ない回数で終えるようにしています。

Q根管治療を受ける際の歯科医院選びのポイントは?
A
デンタルテラス堀江 根管治療を受ける際、クリニック選びは慎重に行うと良い

▲根管治療を受ける際、クリニック選びは慎重に行うと良い

根管治療は取り返しがつかない治療だと思います。とりわけ、再治療を避けるためには1回目の診療がとても大切で、最初にどれだけしっかりとした治療を受けられるかどうかがその後を左右するとも言えます。再治療となると、以前よりは厳しい条件で治療を進めることになり、残せる可能性があった歯も抜歯を余儀なくされるリスクがあるからです。現代の根管治療では、ラバーダムやマイクロスコープの使用は感染予防において重要なものとして広まっており、こうした道具を使って治療をしているかどうかは一つの選択基準になると思います。また、丁寧な処置を行うためには時間がかかるので、治療の時間にある程度ゆとりがある歯科医院がいいですね。

Q受診の目安やタイミングを教えてください。
A
デンタルテラス堀江 健康な口腔なを保つには、虫歯を早期発見することが重要

▲健康な口腔なを保つには、虫歯を早期発見することが重要

虫歯が痛む場合はすぐに治療を受けてください。また、痛みを伴わずに進行して根管に炎症が及ぶ虫歯もあり、エックス線を撮って初めて大きな虫歯だとわかることも少なくありません。このため、痛みなどがなくても定期検診に通い、虫歯を早期に発見することが大切です。根管治療は「神経を取る治療」とも呼ばれますが、神経を取ってしまうと血管もなくなってしまうので、血流がない状態になり、歯はどうしても弱くなってしまいます。神経を取ると、虫歯にも気づきにくくなります。歯の健康のためには、神経を取る根管治療をできるだけ避けるべきなので、そうならないよう普段のお手入れや定期検診を心がけていただきたいと思います。

ドクターからのメッセージ

古谷 颯大院長

当院には根管治療のやり直しのために来院される方が少なくありません。他の歯科医院で根管治療を受けたものの、再発してしまった方や、抜歯するしかないと言われた方がセカンドオピニオンを求めて受診されます。こうした困っておられる患者さんに、当院ではしっかりとした対応を心がけています。しかし、何よりも大切なのは、やり直しが必要ない治療を行うことです。再発した場合は、残念ながら歯を残せないケースもあります。根管治療は、ほぼすべての歯科医院で対応可能な診療ですが、治療の進め方によってその後の状態が大きく変わることを理解していただき、しっかりとした治療、納得できる治療を提供する歯科医院の受診をお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access