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可徳 史博 院長、可徳 茉莉 副院長の独自取材記事

かとくデンタルクリニック

(大野城市/下大利駅)

最終更新日:2024/03/21

可徳史博院長、可徳茉莉副院長 かとくデンタルクリニック main

下大利駅から徒歩9分、大野城駅徒歩12分の場所にある「かとくデンタルクリニック」。2021年2月に開業し、可徳史博院長と可徳茉莉副院長の歯科医師2人体制で診療にあたっている。それぞれの得意分野を生かし、一般歯科から小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、審美歯科まで多岐にわたって診ており、来院する患者も幅広い。誰もが気軽に通える歯科医院をめざす同院。安心して通院できるよう感染症対策の設備も充実している。治療への緊張がほぐれるような穏やかな話し方が印象的な2人。治療への考え方や今後力を入れていきたい治療などについて話を聞いた。

(取材日2021年6月2日/情報更新日2024年2月29日)

それぞれの得意分野を生かして気軽に通える歯科医院に

最初に歯科医師をめざした理由を教えてください。

可徳史博院長、可徳茉莉副院長 かとくデンタルクリニック1

【可徳院長】私は大学を中退して歯科医師へと進路変更しました。父が医師なのですが、どこか反発する気持ちがあり、医学とは関係のない学部に進学したんです。しかし、改めて将来のことを考えてみたときに、私がケガをしたときに診てくれた父はかっこいいなと思いました。それで医療の道に進もうと決心し、歯科大学に入学し直したのです。
【茉莉副院長】私は子どもの頃、エナメル質形成不全という病気で、前歯に黄色い塊のようなものがあったんです。周囲からからかわれることもあり、ずっとコンプレックスを抱いていました。それがきっかけで歯科医師に興味を持ち、人前で歯を出して笑うことに抵抗があるなどといった悩みを抱えている人の助けになれたらいいなと考えるようになりました。

お2人は大学の同期とのことですが、卒業後はそれぞれ違う専門分野に進まれたのですね。

【可徳院長】福岡歯科大学医科歯科総合病院の口腔インプラント科に研修医として勤務しました。ちょうどその頃、インプラントが一般の方にも広く知られるようになってきましたので、将来的にインプラント治療ができたらいいなと思ったからです。失われた歯をインプラントによって補うことで、噛めなかった方に噛めるようになったと喜んでいただけたら、こちらもうれしくなりますね。
【茉莉副院長】私は大学卒業後、同じ病院の総合歯科に勤務しました。そこは初診の患者さんがかかる科で、どこの科でどんな治療をしていくか計画を立てるところです。学生時代にお世話になった先生がそこに勤務されていて、患者さんが大勢いらっしゃっていました。たくさん勉強ができるかなと思い志望しました。幅広い経験を積んで何でもできるようになりたかったんです。

その後歯科医院での勤務を経て開業されたのですね。

可徳史博院長、可徳茉莉副院長 かとくデンタルクリニック2

【可徳院長】私は一般の歯科医院で院長を、副院長は審美歯科に力を入れている歯科医院で院長を務めた後に、こちらで開業しました。副院長の実家が太宰府市にあり、その周辺で開業する場所を探していたところ、この場所を紹介されたのです。この辺りは若いファミリー層に加え長く住んでおられる方も多く、家族連れから高齢の患者さんまで幅広くおみえになります。当院は、誰もが気軽に通っていただける歯科医院をめざしています。なぜなら、ちょっと痛くなってきたなと思ったときには、虫歯はすでに大きくなっているケースが多いからです。そうなると治療にも時間がかかりますし、最悪の場合歯を抜くことにもなってしまいます。できればその前に来院していただいて、削らないようにしたいのです。

丁寧な説明とコミュニケーションで治療の不安を軽減

通院へのハードルを下げるために、どんなことを心がけていますか。

可徳史博院長、可徳茉莉副院長 かとくデンタルクリニック3

【可徳院長】患者さんとよくコミュニケーションを取って、ご納得いただいてから治療に入るというプロセスを大切にしており、特に初診の方の場合1時間はかけるようにしています。もちろん痛みがある方は治療を優先しますが。そして、患者さんが治療内容を理解しやすいよう、動画を使って説明をしています。
【茉莉副院長】奥の虫歯など見えにくいところは、口腔内カメラを活用しています。治療の前後を患者さんご自身の目で確認いただき、口を開けているだけで何をしているかわからないという状態にはならないよう心がけています。治療の際は、できるだけ痛みを軽減する方法で行います。まず表面麻酔をしてから、なるべく細い針を使って電動で麻酔を入れていきます。手動で入れるよりもゆっくりと入っていくので、刺激を感じにくくなります。

安心して来院してもらうために感染症対策も力を入れているそうですね。

【可徳院長】はい、感染症対策のための設備にはこだわりました。医療機関用の性能を重視した空気浄化装置を診察室だけでなく、受付にも設置しています。業者さんによると、2台も入れているクリニックは珍しいそうです。ウイルスだけでなく歯科医院独特の臭いの除去にも役立っています。さらに、飛沫や粉塵の飛散防止に、口腔外バキュームを各ユニットに設けています。
【茉莉副院長】使用後の治療器具は、洗浄から消毒、乾燥までを自動で行う洗浄機で洗っています。手で洗うと、汚れの洗い残しだけでなく針刺しなどのリスクもありますから。スタッフの安全性を高めることで、患者さんにも安心して診療を受けていただけると思います。さらに、世界的に見ても厳しいとされるヨーロッパの滅菌基準「クラスB」規格の滅菌器を使って滅菌処理をしています。

治療に対する基本的な考えを教えてください。

可徳史博院長、可徳茉莉副院長 かとくデンタルクリニック4

【可徳院長】できる限り天然の歯を残すことを大切にしています。詰め物をしなくてはいけないときも、削る範囲ができるだけ少なく長持ちする方法を選択するようにしています。患者さんのご希望が第一ですが、当院では金属をなるべく使わないメタルフリーの治療をお勧めしています。金属の詰め物の場合、金属アレルギーの原因となったり、一度治療した歯が再び虫歯になる可能性や歯根が割れるリスクが高くなったりすることもあるからです。特にセラミックは見た目の良さだけでなく、汚れがつきにくく虫歯や歯周病にかかりにくいため予防という点でもメリットがあります。

患者が笑顔に自信を持てる治療を

家族ぐるみで来られる方も多いとのことですが、お子さんの治療について教えてください。

可徳史博院長、可徳茉莉副院長 かとくデンタルクリニック5

【茉莉副院長】お子さんは定期検診がほとんどですが、少し黒くなっているから虫歯なのではと心配して連れてこられる方も多いですね。そういうときはレーザーを当てて虫歯の進行度を見る機械で検査します。客観的な数値を示して治療についてお話しすると、親御さんも納得してくださいます。私たちも2人の子どもの子育て中なんです。親御さんの悩みの一つ一つに共感しながらアドバイスしています。
【可徳院長】予防には小さい頃から定期的に通っていただくことが一番です。歯科医院は怖くないと思ってもらえるよう、優しく声かけをしたり、治療する前に道具に実際に触ってもらったりしています。歯並びについてのご相談もよくいただきますが、口呼吸や指しゃぶり、舌の位置など、無意識の癖で歯並びが悪くなることが多いんです。ですから、そういった癖を取り除きながら、成長とともに歯並びが良くなっていくよう誘導するという考え方で診療しています。

今後力を入れていきたい診療はありますか?

【茉莉副院長】私が歯科医師になったきっかけでもある、審美歯科です。見た目に配慮した詰め物や、ホワイトニング、マウスピース型装置を用いた矯正などで審美性を高めるお手伝いをしたいと考えています。
【可徳院長】ホワイトニングなど審美的な処置をされた人は、虫歯にもあまりならないという印象を受けています。というのも、見た目の良い状態を維持したいから歯磨きもしっかりとされるんですよね。それが結果的に予防になるのではないでしょうか。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

可徳史博院長、可徳茉莉副院長 かとくデンタルクリニック6

【茉莉副院長】私自身も歯にコンプレックスがあり、治療をしてもらった経験があります。私も悩みを抱えている方に人前で自然に笑えるようになる治療をご提供できたらと思います。
【可徳院長】歯科医院に恐怖心をお持ちの方や足が遠のいている方も多いと思いますが、当院はさまざまな患者さんを受け入れています。基本的に患者さんが嫌だと思うことはいたしません。患者さんにしっかりと説明をして、治療方法も保険診療と自由診療など複数の方法を提示するようにしています。感染症対策もしっかりとしていますので、どうぞ安心してご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・ホームホワイトニング/2万2000円~
・オフィスホワイトニング/2万5000円~
・セラミック治療/3万8500円~
・インプラント治療/38万5000円~
・マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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