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熊野 久美子 院長の独自取材記事

第2秀壮会クリニック

(大阪市淀川区/十三駅)

最終更新日:2023/03/14

熊野久美子院長 第2秀壮会クリニック main

十三駅西改札から徒歩4分の場所にある「第2秀壮会クリニック」は、先進の検査機器を取りそろえ、地域住民の「健康パートナー」として病気の早期発見・早期治療に取り組むクリニックだ。院長であり消化器内科を担当する熊野久美子先生を中心に、一般内科、循環器内科、糖尿病内科と、それぞれ専門知識を持つ医師が診療を担当。気軽に足を運べる地域のクリニックでありながら、専門的な治療を提供しているのが特徴だ。また、必要があれば本院である秀壮会クリニックをはじめとする医療機関につなぎ、患者にとって最善の治療ができるように努めている。「地域のクリニックとして、地域の役に立ちたい」と、日々訪れる患者に温かなまなざしを向ける熊野院長に、その想いを聞かせてもらった。

(取材日2023年3月4日)

地域が抱える不安の解消をめざして開院を決意

まずはクリニック開設の経緯を聞かせてください。

熊野久美子院長 第2秀壮会クリニック1

当院は、淀川区塚本にある「秀壮会クリニック」の分院です。秀壮会クリニックは私の父が開院したクリニックで、私はそんな父の姿を見ながら大きくなりました。いずれは父の後を継ぎたいと医師になったのですが、この地域の医療を長年支えてきた先生が高齢を理由に閉院を検討されていることを知り、地域の皆さんが不安を抱えていらっしゃるという話を聞きました。年齢を重ねれば、誰しも医療によるサポートを必要とします。そんなとき、なじみのクリニック、地域を支えるクリニックがなくなってしまうのは大きな不安となるでしょう。そこで、私たちが地域の皆さんの安心を支える一助になれればと思い、秀壮会クリニックの分院として当院の開院を決断いたしました。

現在はどのような患者さんがいらっしゃっているのでしょうか?

当院は内科・消化器内科・循環器内科・糖尿病内科を標榜し、各科専門の先生に協力をいただきながら診療を行っています。患者さんの年齢はさまざまですが、生活習慣病をはじめとする慢性疾患の治療はもちろん、風邪や腹痛など日常的な体調不良の患者さんにも多く足を運んでいただいています。また、当院は検査・健診に注力していますから、近隣の診療所から検査のために紹介された患者さんや健診で訪れる方も多くいらっしゃいます。元気で長生きするためには、健康管理がとっても大切なので、一人でも多くの方に健診を受けていただき、早期発見・早期治療に取り組んでいただけたらなと思っています。各種健診に対応していますので、お気軽にご相談ください。

クリニックの特徴を教えてください。

熊野久美子院長 第2秀壮会クリニック2

当院の特徴は、病院と診療所のちょうど中間くらいを担えることかなと思います。例えば、当院は、CTや内視鏡、超音波をはじめとする各種検査機器を取りそろえ、近年重要性が増している画像診断に対応できるようにしています。これらの機器は病院にはあっても、クリニックにはそろっていないことも多いです。しかし、大きな病院での検査は何かとハードルが高いもの。特に高齢の方は予約する方法がわからなかったり、そもそも遠くの病院に足を運ぶこと自体が大変だったりもするでしょう。その点、当院ならば窓口で相談していただければOKです。実際に、地域から届く特定健診のお知らせを持って「よくわからない」とご相談いただくこともあるんですよ。

検査・健診に注力し、早期発見・早期治療につなげる

CTや内視鏡、超音波以外にもさまざまな検査機器がそろっているんですね。

熊野久美子院長 第2秀壮会クリニック3

そうなんです。血圧検査、血液検査、眼底検査、心電図検査、視力・聴力検査、呼吸機能検査のほか、エックス線検査も可能です。皆さんが想像するだいたいの検査はできますよ。CTにもこだわりましたし、超音波検査もかなり解像度にこだわったものを導入しています。苦手な人が多い内視鏡も、鎮痛剤・鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査に対応していますので、気になる症状がある方は気軽に相談してほしいですね。今は、医療機器の進化が目覚ましく、昔ではわからないレベルの病変を見つけることも図れます。もちろん、機械がいくら良くても使うのは人。当院で検査を担当するのは、自分たちの専門分野について深く追求し学んでいる先生方ばかりなので、安心してお任せいただけたらと思います。

中でも内視鏡検査に注力されているそうですね。

私は消化器を専門とする医師なのですが、内視鏡検査の有用性は年々高まっているなと感じます。とはいえ、検査には抵抗がある人が多いですよね。そのほかの検査に比べると「怖い」とか「苦しそう」というイメージを持つ人がどうしても多い検査だと思います。特に、未経験の人や過去につらい思いをした人はその傾向が強いです。しかし、日本人の死亡原因で上位を占める大腸がんや胃がんなどは自覚症状が少なく、気がついた時には症状が進行してしまっていることもあるので、早期発見のためには定期的な検査が欠かせません。最初はなかなか勇気が出ないかもしれませんが、終わってみれば想像よりつらくないと感じていただけるのではないかと思います。40歳頃を目安に一度検査を検討してみてください。

診療にあたって心がけていることを教えてください。

熊野久美子院長 第2秀壮会クリニック4

まず患者さんのお話を聞くことを大切にしています。体の不調は、病気だけでなく、環境や心の状態によっても引き起こされます。丁寧な診察や検査で病気を特定していくことも大切ですが、お話を通して見えてくるものもあります。診察室に入ってくると緊張される方も多いですが、いろいろと気さくにお話しできたらうれしいなと思っています。また、治療に関してもそうで、希望があれば聞かせていただきたいです。特に慢性疾患の治療の場合は長いお付き合いになりますので、いろいろと相談しながら良い方法を見つけていきたいと思っています。すべの希望に沿えるかどうかは、お体の状態にもよるのでわかりませんが、一方通行の治療にならないようにいくつかの方法を提案していけたらと思っています。

地域に住む人たちの笑顔を増やすための手助けを

先生がめざしているのはどんなクリニックですか?

熊野久美子院長 第2秀壮会クリニック5

地域の皆さんが気軽に来られて、気軽に話ができる場所。その上で、しっかりとした検査と治療を提供できるクリニックをめざしています。十三は梅田にも近く便利な場所であると同時に、昔ながらの商店街があってアットホームな地域でもあります。そんな地域が持つ「温かさ」を大切にしながら、地域の皆さんに「あそこで診てもらえば大丈夫」と思っていただけるクリニックに成長できるよう奮闘しています。病院は誰にとっても行きたくない場所ですが、一生お世話にならないという人はいらっしゃらないと思います。平均寿命が長い日本だからこそ、検査・検診から訪問医療まで含めて、地域の皆さんをしっかりとサポートしていきたいです。

日々忙しく過ごされていることと思いますが、リフレッシュの方法を教えてください。

ここでゴルフとか言えたらかっこいいなと思うのですが、残念ながら特になくて。お休みの日は家でゴロゴロしている時間が至福です(笑)。ただ、私は医師の仕事がとても好きなので、どんなに忙しくても「大変だな」と思うことはあまりないんです。医師という仕事に大きな理想があったわけでもなく、父の背中を見ていて自然とめざした仕事でしたが、実際に働き始めてからどんどん好きになりました。診察を通して毎日たくさんの人にお会いできますし、たくさんの笑顔に出会えます。患者さんの不安な表情が和らぐ時が、医師としてのやりがいを感じる瞬間。これからも地域の皆さんの笑顔を増やすお手伝いをしていきたいです。

それでは最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

熊野久美子院長 第2秀壮会クリニック6

私はよく「80歳には誰でもなるのだから、どうせなら元気な80歳になりましょう」とお話ししています。体が感じる小さな不調を見逃さず、大きな不調になる前に対処してほしいなと思っています。そのために、気軽に相談できるかかりつけ医を持ってほしい。受診のきっかけはなんでも構いません。大きな病気になってしまう前に、対処できることはしておきましょう。また、勇気を出して内視鏡検査も検討してみてほしいです。当院では「苦痛は最小限に、効果は最大限に」をモットーに、経験豊富な医師が取り組んでいます。一度の検査が健康年齢を大きく左右するかもしれません。みんなで元気に年を重ねられるように、私たちを気軽に上手にご利用いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/2万円~(各種コース有)、大腸カメラ/1万9000円~

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