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橋本 明 院長の独自取材記事

はしもと歯科クリニック

(大阪市東成区/新深江駅)

最終更新日:2024/04/10

橋本明院長 はしもと歯科クリニック main

新深江駅より徒歩7分の国道308号近くにある「はしもと歯科クリニック」。院内には遊具を備えたファミリールームがあり、親子連れの患者も心地良く過ごせるよう配慮されている。院長の橋本明先生は、北海道医療大学歯学部を卒業後、同大学でインプラント治療の臨床・研究にも携わり、大阪市内のクリニックで歯科治療全般の研鑽を積んだ。「患者さんが住んでいる近くの医院でもさまざまな治療を選択できるようにしたい」との想いから、診療の幅を広げることにも積極的だ。スタッフの働きやすさにも配慮し、笑顔あふれるクリニックづくりにも努めている。そんな橋本院長に、クリニックの特徴や注力している治療について聞いた。

(取材日2024年3月13日)

幅広い要望に対応し、安心して通えるクリニックに

ご家族向けにファミリールームを用意されているのですね。

橋本明院長 はしもと歯科クリニック1

お子さんと親御さんどちらの診療でもご利用いただけるスペースです。ゆったり座れるソファーと遊具を置き、暖色系で明るい雰囲気にしましたので、くつろいでいただけたらうれしいです。当院は一般的な虫歯の治療はじめ、お子さんの矯正やインプラント治療、セラミック治療などの審美面に配慮した治療、予防ケア、入れ歯、ホワイトニングまで幅広く対応しています。患者さんはお子さんからご高齢の方までの近隣の方がほとんどです。ちなみに私もこの地域で生まれ育ちました。大学ではインプラント治療の研究に励み、大阪市内のクリニックで勤務医として幅広い治療の研鑽を積みました。その後、開業をめざして大阪市内で場所を探していたところ、縁あって地元に場所が見つかったのです。そして思い入れのあるこの地で、2010年に当院を開業しました。

どのようなクリニックをめざしていますか。

まず、歯の悩みを抱えた地域の方がわざわざ都心に行かなくてもいいように、積極的に新しい治療を取り入れながら、オールラウンドに対応できる歯科医療を追求したいと思っています。さらに近年のデジタル技術を生かし、受付のシステム化やウェブ予約、口腔内スキャナーの活用などで、患者さんの負担を減らしながら満足度を上げていきたいと考えています。それにより、地域の皆さんにとって安心して通いやすいクリニックになれたらいいなと願っています。

診療において心がけていることを教えてください。

橋本明院長 はしもと歯科クリニック2

さまざまな治療の選択肢を用意しているものの、患者さんが何にお困りになっているのかを第一にお聞きするところから診療は始まります。当院はできるだけ「削らない・抜かない、健康な歯を残す」治療方針をとっており、まずは保険診療の範囲内でできる治療をご説明します。ご要望によっては、例えば、セラミック治療やインプラント治療などの自費診療の選択肢もご提案させていただきますが、あくまで「提案まで」で、最終的には患者さんご自身が自分にとってベストと思われる選択をしていただけたらと考えています。一方で、患者さんが納得できる治療を提供するためには丁寧な説明が欠かせません。患者さんにご自身の口腔内の画像を見ていただくなどしながら、できるだけ専門的な言葉は使わず、わかりやすい説明を心がけています。

癖の改善を図る口周りのトレーニングを併せた小児矯正

子どもの矯正について詳しく教えてください。

橋本明院長 はしもと歯科クリニック3

お子さんの場合は、食生活の変化による顎の成長不足や顎が成長する前の歯の生え替わりなどにより、歯並びが悪くなることが多いのです。そこで当院では、顎の成長を補助するために「床(しょう)矯正」を行っています。具体的には、拡大床という装置を使って内側に倒れている歯を起こして歯列を広げ、永久歯の入る隙間をつくっていくことをめざします。さらに、指しゃぶりや口呼吸、いつもお口がぽかんと開いているなどの癖があると歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼすため、舌や唇の正しい位置を覚えたりお口周りの筋肉を鍛えたりする、MFT(口腔筋機能療法)というトレーニングを併せて行っています。歯列が後戻りしないよう、この2つを並行して行うことが大切だと考えています。また、拡大床に代わる装置として、透明で目立ちにくいマウスピース型装置もご用意しています。こちらは米国のメーカーの先進の装置で、実績も豊富なため、導入しました。

子どもの矯正のポイントは何でしょうか?

矯正は、時間をかけて成長とともに進めていくため、お子さん自身のモチベーションを保つことがとても大切です。お子さんが前向きに取り組めるよう私たちも細心の注意を払っていますが、同じくらい親御さんのサポートも重要だと思っています。できるだけ叱ったりせずに、頑張っていることを褒めながら楽しい雰囲気の中で取り組んでいただけたらと願っています。矯正を開始する時期は顎が成長する6~8歳頃が目安ですが、そもそも矯正をすべきかどうか悩んでいる親御さんも多いと思います。当院では無料の相談日を設けており、どんなトレーニングをするのかなど個々のお子さんに合わせた内容もお話しすることができます。まずは話だけ、という感じでも構いませんので、ぜひお気軽にご活用ください。

予防歯科についてお聞かせください。

橋本明院長 はしもと歯科クリニック4

歯の予防に関しては、普段の適切な歯磨きの習慣が大切なのは言うまでもありませんが、クリニックで定期的にメンテナンスをしている人としていない人では何十年かたった時の残存歯数に大きな差が出てきます。ですので、末永い歯の健康のためにはクリニックでの予防ケアを取り入れていただくことをお勧めしています。当院では、虫歯と歯周病のチェックや歯周ポケットのチェック、歯磨きだけでは取り除けない歯垢や歯石の除去を行っています。さらに専門的な器具とフッ素入りの研磨ジェルを使って、細菌の塊であるバイオフィルムを除去するためのPMTCというクリーニングも取り入れています。また、歯並びや磨き癖は一人ひとり違うため、歯科衛生士が一緒にお口の中を確認しながら、個々の患者さんに合わせたブラッシング指導も行っています。

スタッフの働きやすさに配慮し患者の満足につなげたい

インプラント治療の特徴について教えてください。

橋本明院長 はしもと歯科クリニック5

長年にわたって使い続けるものだからこそ、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要だと考えています。さまざまなインプラント製品を検討した結果、長期的な安定性はもちろん、体への負担の点からも最も理にかなっていると私自身が判断したインプラント製品を採用しています。手術は安全性を第一に、CTデータをもとに骨の量や埋めこむ位置、上にかぶさる人工歯の形などを入念に考慮した上で治療計画を立てていきます。また、人工物のインプラント自体は虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎には注意が必要です。周囲炎を放置すると最悪の場合インプラントの脱落につながることもあるので、長く機能させるためにはやはりクリニックでのメンテナンスも取り入れていただきたいです。当院では他院で入れたインプラントが抜けてしまったなどのトラブルや治療していた遠方のクリニックへ通いづらくなった方などのメンテナンスにも対応しています。

スタッフの皆さんのワークライフバランスにも気を配られていると伺いました。

人は自分に優しくできないと他人にも優しくはできないですし、自分のコンディションは患者さんへの対応などにも影響すると思っています。ですので、どうやったら当院のスタッフに生き生きと働いてもらえるのかを常に考えていますね。例えば、旅行の予定に合わせて休みを取れるようにしたり週休3日制を取り入れたりと、なるべくプライベートの時間を大切にできるような配慮をしています。毎日「今日も楽しく働こう」と元気に扉を開けて入ってきてもらえたらうれしいですし、それが患者さんへの良い対応、ひいては満足にもつながっていくと信じています。

最後に、地域の方へメッセージをお願いします。

橋本明院長 はしもと歯科クリニック6

開業以来、患者さんのお悩みに耳を傾け、幅広いご要望に応えられるよう努めてまいりました。特に長年取り組んできたお子さんの矯正に関しては、自分自身の知識や技術を常にアップデートして、より多くのお子さんを健康な歯に導いて差し上げたいと願っています。今後も患者さんにとってメリットがあることを積極的に取り入れながら、地域で信頼される歯科クリニックをめざしていきたいです。「こんな些細なことで行っていいのか」と思われる場合でも、ぜひお気軽にご相談いただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正/71万5000円~、小児床矯正(小児MFTの費用含む)/44万円~55万円、マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~88万円、インプラント治療/38万5000円~、セラミック治療/6万6000円~(歯の場所により金額が異なります)、オフィスホワイトニング(上下)/1万9800円~

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