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体と心の両方の症状に対応する
男性の更年期障害の治療

ココカラハートクリニック

(名古屋市東区/久屋大通駅)

最終更新日:2023/11/14

ココカラハートクリニック 体と心の両方の症状に対応する 男性の更年期障害の治療 ココカラハートクリニック 体と心の両方の症状に対応する 男性の更年期障害の治療
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女性の更年期障害が広く認知された今、自覚症状から治療へとつなげている女性は多い。しかし、男性の場合はというと、メディアで取り上げられるようになってはきたものの男性にも更年期障害があることすらまだ知らない人もいるようだ。女性には相談しやすい婦人科があるが、男性はどの診療科へ行っていいのかわからず、泌尿器科や内科など症状別に受診して更年期障害という病名にたどり着けていないことも、治療につながらない原因の一つかもしれない。「女性同様、男性も40代ぐらいからの男性ホルモンの減少で心身にさまざまな症状が現れます」と話すのは、男性の更年期障害の治療に注力している「ココカラハートクリニック」の伊藤義浩院長。男性特有の疾患を研究する勉強会などで研鑽を重ねてきた伊藤院長に、男性の更年期障害について話を聞いた。

(取材日2023年9月26日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q男性の更年期障害の原因や症状について教えてください。
A

加齢に伴う男性ホルモンの減少が原因です。体と心にさまざまな症状がありますが、急に現れる強い症状ではないため、加齢のせいと思い本人に自覚が薄い場合も多いです。中には、本人には自覚がなくパートナーに指摘され受診する方もいらっしゃいます。具体的には、動悸、倦怠感、発汗、手足の冷え、頭痛、めまい、耳鳴り、筋力や運動能力の低下、疲労感、不安感、不眠、食欲低下、性欲や勃起能力の低下などがあります。心身に症状が現れるため、個別の診療科で更年期障害という診断がつけられず改善しないまま何年も治療に通っている人もいらっしゃるので、思い当たる方は男性の更年期障害を専門に治療しているクリニックを受診してみましょう。

Qどんな人に多い病気なのでしょうか?
A

すべての中高年がかかる病気ではありませんが、誰でもなり得る病気で、比較的40代から50代の人に多いです。中には70歳以降の方でも、「これまでバリバリ仕事をしてきたけれど何となく衰えてきた」という方もいます。以前と比べて元気がないようであれば、一度検査をしてみると良いでしょう。倦怠感など個別の症状で各診療科に受診したけれど、特に問題がないと言われた人の中には、検査をしてみると更年期障害だったという場合もあるかもしれません。

Q貴院ではどんな治療を行っていますか?
A

中心となるのはホルモン補充療法です。ただ、男性ホルモンの値が正常範囲内であっても、症状の重い人もいますし、男性ホルモンの値がもともと低くあまり症状がない人もいるので、検査数値だけで診断することはありません。ホルモン補充療法は、注射タイプと注射よりも見込める効果がマイルドな皮膚に塗る軟膏タイプの2種類があります。必要であれば、精神的・内科的な症状に対応した薬物療法も行います。内科、心療内科、漢方内科を診療している当院では、一般の薬に加えて漢方薬やカウンセリングにも対応可能で、医療以外では鍼灸やアロマセラピーについても対応しており、幅広い選択肢の中からその人に合ったアプローチ法を見つけていきます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診
ココカラハートクリニック 問診

診察の予約をして来院。AMSスコアという問診票に記入する。ひどい発汗がある、よく眠くなる、しばしば疲れを感じる、筋力の低下、性欲がなくなってきた、イライラする、不安を感じる、憂うつな感情があるなどさまざまな身体的、精神的、性機能的な質問項目に点数で答えていく。

2検査
ココカラハートクリニック 検査

問診に続いて、男性ホルモンであるテストステロン値を計る血液検査を受ける。テストステロン値は濃度や分泌量の日内変動があり、検査は午前中に行うほうが良いため、初診は午前が望ましい。検査結果は1週間後に出る。

3検査結果の説明
ココカラハートクリニック 検査結果の説明

男性ホルモンがもともと少ない人もあり、検査数値だけではなく総合的な診断をして、その人に合った治療が提案される。ホルモン補充療法は、前立腺がんの人にはできない治療なので、ホルモン補充療法をする場合は治療開始前に採血検査が行われる。薬物療法の場合は、使用する薬の種類や注意点が説明される。

4治療開始
ココカラハートクリニック 治療開始

運動・食事の生活習慣改善とホルモン補充療法の他、精神的な症状がある場合は加えて抗うつ薬やカウンセリング、勃起障害があればED治療薬などその人の症状に合わせた治療が行われる。必要に応じて、漢方薬なども補助的に使用するが、まずは、一番困っている症状の改善をめざすための治療から始めるという。

5定期的な通院
ココカラハートクリニック 定期的な通院

治療の中心となるホルモン補充療法は、ある程度の期間、定期的に通院する必要がある。注射タイプであれば2週間に1回、安定してくれば1ヵ月に1回のペースで通院してホルモンを補充。見込まれる効果は、人によって違うため、それぞれの経過に応じて通院する。

ドクターからのメッセージ

伊藤 義浩院長

泌尿器科で男性更年期障害にアプローチする場合、基本的にホルモン補充療法のみの治療になることが多く、精神的なケアは行いません。心療内科を併設している当院では、内科的症状だけでなく抑うつ症状などの精神的症状もある方には精神面へのアプローチも行い、経過を見ながら治療法や薬を選択できます。もちろん、ホルモン補充療法だけで効果が望める方もいらっしゃいます。専門家の立場から診断し、更年期障害とうまく付き合っていけるよう、臨機応変に治療していきますので、「近頃元気がなくなった」、「病院で検査して異常がなかったけど良くならない」といったことがあれば、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

伊藤 義浩院長 ココカラハートクリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

ED治療薬/1540円~

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