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歳のせいと諦めないで
適切な診断と治療でより良い人生を

てづか耳鼻咽喉科クリニック

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2023/07/19

てづか耳鼻咽喉科クリニック 歳のせいと諦めないで 適切な診断と治療でより良い人生を てづか耳鼻咽喉科クリニック 歳のせいと諦めないで 適切な診断と治療でより良い人生を
  • 保険診療

聞こえ、めまい、衰え……。生活する上で気になったり、不自由を感じたりすることを、歳のせい、と諦めてはいないだろうか。このくらいみんな抱えている、大したことない、と我慢している人は案外多いもの。病院に行くほどのことでもないだろうし、こんなことで来院したら怒られるのではと、そんなふうに思っている人もいるだろう。しかし、たとえ軽い症状であっても、ないほうがより良いはず。幅広い年齢層の患者を数多く診察してきた「てづか耳鼻咽喉科クリニック」の手塚克彦院長は、加齢とともに出てくる症状の中には、服薬や処置で改善が期待できるものも多いと話す。そして、ちょっとしたことと思っている症状に思わぬ病気が隠れていることもあるため、要注意だという。その症状とその対処法や治療、気をつけたいことについて、手塚院長に聞いた。

(取材日2023年6月2日)

すてきな人生のために、適切な診断・治療を

Q高齢になると、飲み込みが苦手な「嚥下障害」になりやすいとか。
A
てづか耳鼻咽喉科クリニック 喉の異常を少しでも感じたら相談にきてほしいと話す手塚院長

▲喉の異常を少しでも感じたら相談にきてほしいと話す手塚院長

年齢を経ると、どうしても飲み込む力は弱まります。程度によっては嚥下性の肺炎になることもありますので注意が必要です。お食事の時間が長くなった、これまで一緒だったご家族と同じメニューが食べられなくなった、よくむせるようになった、急に体重が減ってきた、薬が飲みにくくなってきた、といったようなことがあれば一度ご相談ください。お食事はより良い生活のための重要な要素です。きちんと飲み込めていないけれどむせないということもあります。検査では鼻からファイバースコープを入れて喉の動きを見るなど飲み込み機能を調べ、治療は簡単なリハビリテーションや食べる姿勢の指導も行います。重度の場合は大学病院をご紹介します。

Q難聴など「聞こえ」の問題を抱える方も多くなってくるのですか?
A
てづか耳鼻咽喉科クリニック 症状によっては補聴器の使用で前向きな気持ちになれる

▲症状によっては補聴器の使用で前向きな気持ちになれる

聞こえについてのご相談も多く寄せられています。歳のせい、と諦めてしまっている方が多いようですが、病気が原因で治療可能なこともあります。例えば滲出性中耳炎。お子さんに多い疾患ですが、実はご高齢の方にも多いんです。この場合は、治療によって改善がめざせます。加齢によるものならば、補聴器のご案内をしたり、補聴器の装着後は補聴器の状態をこまめに当院で確認したりしています。補聴器に抵抗感のある方もいらっしゃいますが、使ってみると案外快適なものです。毛嫌いせず一度使ってみてはいかがでしょうか。いずれにせよ聞こえの問題の原因はきちんと診断したほうが良いので、聞こえが気になったらご相談ください。

Q帯状疱疹ワクチン接種も開始されたそうですね。
A
てづか耳鼻咽喉科クリニック 帯状疱疹のワクチン接種にも尽力する

▲帯状疱疹のワクチン接種にも尽力する

帯状疱疹というと担当は皮膚科のイメージでしょうが、帯状疱疹が顔面、耳の周辺に出ることも多く、治療に時間を要することから多くの患者さんが苦しまれている現状があります。時には顔面神経麻痺や難聴、めまいの症状が出ることもあります。たいへんな痛みを感じる方が多いのも特徴です。こうした帯状疱疹はワクチン接種によって予防が図れます。少しでもお悩みになる患者さんを減らしたいという思いから、帯状疱疹ワクチンの接種を当院でも開始しました。おおむね50歳くらいから接種をお考えください。水ぼうそうの抗体の有無をわざわざ検査する必要はないと思いますので、思いついた時に接種においでください。

Qめまいを感じる方も年齢とともに増えてくるのでしょうか?
A
てづか耳鼻咽喉科クリニック めまいによる検査をはじめ生活習慣についても温かくサポートする

▲めまいによる検査をはじめ生活習慣についても温かくサポートする

ご高齢の方でめまいの症状を訴える方は結構多くいらっしゃいます。単なるめまいだと思っておられて実は重要な疾患が隠されている場合もありますので、めまいの症状があれば、自己判断はなさらずに受診していただきたいと思います。当院では重心動揺計という検査機器を新たに導入して、診断に役立てています。めまいの原因が加齢によるものかどうかということは、比較的わかりやすく、何らかの疾患が原因ではない場合のめまいは生活習慣病の側面がありますので、規則正しい生活や自律神経を整えることで改善につながることも期待できます。日常生活の注意点をお伝えするなどして、改善をめざします。

Q味やにおいの衰えを感じる方も多いそうですね。
A
てづか耳鼻咽喉科クリニック 丁寧な診療と検査を通して生活の質の向上を患者と一緒にめざす

▲丁寧な診療と検査を通して生活の質の向上を患者と一緒にめざす

身近な感覚ですから味覚や嗅覚の衰えに関する相談も多いですね。年齢的なことが原因の場合、治療が難しいこともありますが、年齢が原因ではないケースもあります。嗅覚の衰えは、鼻炎や鼻の構造、鼻の中にできたポリープが原因で症状が出ている場合があり、それらの場合は飲み薬での治療が可能です。また、嗅覚が味覚に影響することもあります。鼻風邪をひいた時に味がわからなくなった経験がある方も多いと思いますが、においが感じられないと味覚が感じにくくなります。いずれにせよきちんと検査して診断を受けないと、治るものも治りません。味もにおいも生活の質に大きく関わりますから、改善が期待できるものは改善をめざしましょう。

ドクターからのメッセージ

手塚 克彦院長

耳鼻咽喉科という診療科は、五感を診る診療科です。においや味など五感に関連して気になることがあれば、歳のせいと諦めず、まずは一度ご相談ください。何でもそうですが、早期発見早期治療が鍵。これからの人生をより健康で長く楽しむためにも、気になる症状の原因を知って改善を図りましょう。当院はクリニックモールの中にあり、他の医療施設とも連携しています。例えば嚥下障害はお隣の歯科医院と連携して、お口の健康を総合的に診てアプローチすることにも取り組んでいます。加齢のせいと思っていても、病気が原因であったり、ちょっとした生活改善が改善のきっかけになったりすることもあります。一緒により良い生活を送っていきましょう。

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