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記事公開日:2024/03/11

最終更新日:2024/03/04

医療従事者が間違うと恥ずかしい!「檄を飛ばす」の正しい使い方

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面接や、履歴書などの書類を作るとき、日本語を間違って使ってしまうと、恥ずかしいだけでなく相手に不信感を与えてしまう可能性があります。
入職した後をイメージし、「患者さんにも間違った言葉を使ってしまいそう」と思われてしまうことは十分にあり得るためです。
この記事では、間違いやすい日本語をピックアップしました。ちょっとした言い間違い・使い間違いで印象を悪くしないために、ぜひ正しい使い方を覚えておきましょう。

1 「檄を飛ばす」は怒る?励ます?

以下の面接シーンを見てみましょう。

~面接でのワンシーン~

ドクター「看護師の仕事をしていて、困難を乗り越えた経験はありますか?」

応募者「はい。新人時代、ミスを繰り返し、毎日のように上司から大声で檄を飛ばされ落ち込んでいました。辞めたいとくじけそうになったのですが、患者さんに励まされ奮起し、ミスを減らすことができました」

ドクター「え?」

面接シーン

何が変なのか、おわかりいただけたでしょうか?

「檄を飛ばす」は、「強く励ます」「奮起させるために怒る」という意味で使われることが多いですが、実は誤用。本来は「自身の主張を周囲に知らせて、同意を得るまたは決起を促す」という意味。

例えば「彼は民衆をまとめ、革命を起こそうと檄を飛ばした」というように、発言者が周りに「ともに立ち上がろう!」と呼びかけるシーンをイメージするとわかりやすいかもしれません。

「ちゃんとやれ!」と怒るようなシーンや、「頑張れ!」と励ますだけのシーンでは誤用となるのでご注意ください。

上記の面接シーンでは、怒られたことを「檄を飛ばす」と言っているので、聞き手が違和感を覚える結果になってしまっています。

2 意図を正しく伝えるには?

では、どのように言い換えれば、誤用せずに正しく伝えられるでしょうか?

怒られたことを表現したいなら、「活を入れられた」といった言葉が類義語といえるでしょう。また、頑張れと励まされたことを表現したいなら、「激励された」「発破をかけられた」はいかがでしょうか。

冒頭の面接のシーンの場合は、「最初の頃に、ミスが続いてしまい、上司から注意を受けた時」といった表現にとどめることをお勧めします。能力の低い人だという印象を持たれないようにあまり怒られたことを強調しすぎないほうが良いでしょう。

3 「檄を飛ばす」の正しい使用例は?

では、「檄を飛ばす」の正しい使い方を見ていきましょう。

【正解例】

新型コロナウイルスがまん延していた時期、私が勤めていたクリニックも連日多忙を極めていました。その時に私が看護師を集めて「みんなで対策を講じて、この危機を乗り越えましょう!」と檄を飛ばし、一致団結に努めたことが大きな経験になっています。

この表現なら、本来の意味に即しているのはもちろん、自分のPRになっているので、「檄を飛ばす」をうまく使いこなしているといえそうです。

4 面接対策や書類の相談にはエージェントの活用を

面接や書類での日本語間違いをしないためには、第三者目線での面接対策や書類のチェックが有用です。転職エージェント「ドクターズ・ファイル エージェント」ではキャリア・アドバイザーの面接指導を受けることができます。
ぜひご活用ください。(ドクターズ・ファイル編集部)

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