面接や、履歴書などの書類を作るとき、日本語を間違って使ってしまうと、恥ずかしいだけでなく相手に不信感を与えてしまう可能性があります。
入職した後をイメージし、「患者さんにも間違った言葉を使ってしまいそう」と思われてしまうことは十分にあり得るためです。
この記事では、間違いやすい日本語をピックアップしました。ちょっとした言い間違い・使い間違いで印象を悪くしないために、ぜひ正しい使い方を覚えておきましょう。
1 「気の置けない人」は悪口?それとも誉め言葉?
以下の面接シーンをみていきましょう。
なぜドクターが困惑したのか、おわかりでしょうか?
上記のやりとりでは、まるで「気の置けない」を悪いことのように話していますが、これは間違い。本来は「遠慮したり気を遣ったりする必要のない、心から打ち解けられること」という意味を持つ言葉です。
まったく逆の「相手に遠慮しなくてはいけない関係性」を指して誤用されるケースが多いので、注意しましょう。
2 「気の置けない」の正しい使い方
では、どのように使うのが正しいのでしょうか。
◎「気の置けない友人だから、落ち着く」
◎「気の置けない仲間たちと過ごす時間は、最高だ」
◎「職場で初めて、気の置けない人と出会えた」
「遠慮がいらない」「気を遣わない」というのが本来の意味であるため、非常に親しい友人に対して使われることの多い慣用句といえます。
3 面接や書類で使える!“正解”の表現は?
先ほどの面接シーンのように、人間関係をマイナスの意味で表現するのであれば「気兼ねする」「気が張る」が正解。面接の場であれば、「人間関係がうまくいかず……」「職場になじめず……」といった程度に濁すのがベターでしょう。
とはいえ、転職理由はなるべく前向きに伝えるのがベスト!人間関係が理由で転職する場合でも、「少数精鋭のクリニックでスキルを磨きたくなった」などポジティブに変換することをお勧めします。
4 面接対策や書類の相談にはエージェントの活用を
面接や書類での日本語間違いをしないためには、第三者目線での面接対策や書類のチェックが有用です。転職エージェント「ドクターズ・ファイル エージェント」ではキャリア・アドバイザーの面接指導を受けることができます。
ぜひご活用ください。(ドクターズ・ファイル編集部)
~面接でのワンシーン~
ドクター「転職を考えたきっかけを教えてください」
応募者「はい。仕事自体にはやりがいを感じていたのですが、気の置けない同僚ばかりで人間関係がうまくいきませんでした」
ドクター「え?」