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大浦 孝二 院長の独自取材記事

大浦歯科

(宮崎市/蓮ケ池駅)

最終更新日:2021/10/12

大浦孝二院長 大浦歯科 main

JR日豊本線の蓮ケ池駅から車で約12分。田園に囲まれた住宅街に立つのが「大浦歯科」だ。鮮やかなブルーと白を基調とした爽やかな外観と、三角屋根が目を引く。東京都出身だという院長の大浦孝二先生は、都内や宮崎市内の歯科医院で研鑽を積んだ後、1995年にこの地で開業。「永続性のある、長持ちする治療」をコンセプトに、長年近隣住民の歯の健康のサポートを続ける、地域に根差した歯科医院だ。「患者さんの大切な歯だからこそ、患者さんとしっかり向き合い、患者さんにとってベストな治療法を一緒に見つけていけるよう、日々診療にあたっています」と、穏やかに語る患者思いの大浦先生。そんな大浦先生に、開業までの経緯や専門分野、診療で心がけていることなどについて、話を聞いた。

(取材日2021年6月19日)

地域に密着したクリニックとして、幅広い患者層に対応

歯科医師を志し、開業されるまでの経緯をお聞かせください。

大浦孝二院長 大浦歯科1

私の父親が外科医、母親の生家が歯科医院、2人の叔父も歯科医師と、医療に関わる親族が身近にいた影響もあって、自分自身も医療に携わる仕事に就きたいと歯科医師を志し、東京歯科大学に入学しました。ちなみに、兄は外科医をしています。卒業後は、新宿の歯科医院で6年間勤務医をしていましたが、妻の故郷である宮崎市への移住を決めて、1993年より宮崎市内の歯科医院で勤務。1995年に、縁あってこの池内町に自宅兼クリニックとして開業し、現在に至るまで25年以上がたちました。

どのような患者さんが来院されているのでしょうか?

この辺りは、宮崎市内でも古くから知られている平和が丘という団地がある地域でもあり、住民の方の年齢層も年々上がってきていることから、高齢の患者さんの割合は多いですね。当院が、歯周病治療やインプラント治療を得意としているクリニックであることも、高齢の患者さんが多い理由かもしれません。ただ、私が近くにある池内小学校の学校歯科医をさせていただいている関係から、近隣にお住まいの小さなお子さんからそのご家族などにも多数ご来院いただいているので、患者さんの年齢層は幅広いと思います。また当院は、睡眠時無呼吸症候群の治療を行っている病院と連携した歯科的治療にも対応しています。睡眠時無呼吸症候群の患者さんに対して、睡眠中の呼吸を助けるスリープ・スプリントと呼ばれる口腔内装置の作製や装着を行っているので、紹介などにより、近年は睡眠時無呼吸症候群の患者さんにも、数多く受診していただいていますね。

治療の際に、「笑気吸入鎮静法」を導入されていると伺いました。

大浦孝二院長 大浦歯科2

はい。当院では、歯の治療に対して恐怖心や不安・ストレスを感じてしまう患者さんにもリラックスして治療を受けていただけるよう、希望される患者さんに対して、「笑気吸入鎮静法」を提供しています。この方法は、特殊なガスを鼻から吸うだけで鎮静が図れ、副作用が非常に少なく安全性にも配慮できる点が特徴です。不安感だけでなく痛みに苦手意識のある、「歯の治療はしたいけど、治療で痛い思いをするのは怖い」といった患者さんにお勧めですね。小さなお子さんから高齢の患者さんまで、年齢に関係なく幅広い方に受けていただけるので、お気軽にご相談いただければと思います。

コンセプトは、「永続性のある、長持ちする治療」

診療の際、心がけていることはありますか?

大浦孝二院長 大浦歯科3

研修時代に「Longevity(ロンジェビティー)」という、「歯科治療に永続性がいかに重要か」という考え方を学びました。それ以来、患者さんの歯をいかに長持ちさせるかということを優先的に考え、当院のコンセプトを「永続性のある、長持ちする治療」と掲げて、日々治療にあたっています。患者さんの貴重な時間やお金をかけて治療した大切な歯だからこそ、一度治療をした歯を再び直すことなく、10年後であってもしっかりと使っていただきたい。そのためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。せっかく高額な治療や詰め物をしても、やはり時間の経過とともに劣化してしまうのは避けられないからです。患者さんには、治療した歯を含めて自身の歯をできるだけ長く使ってほしいからこそ、定期的なメンテナンスと日々のケアの大切さを伝え、患者さんひとり一人に合わせたアドバイスもさせていただいています。

先生が力を入れている治療について聞かせください。

開業前に海外へ行き、歯周病やインプラントついて専門的に学び・経験を積んできたこともあり、現在でも特に力を入れて治療を行っています。当院は高齢の患者さんも多いので、これまでの経験が生かされているのではないかと思っていますし、日々新たな技術や治療法についてのリサーチなども続けていますね。今では一般的になったインプラント治療ですが、治療するうえで重要となるのが、土台となる歯槽骨(歯を支える骨)と歯肉が、インプラント治療に耐えられるだけ健康であるかということ。インプラントは、顎の骨量が十分でなければできない治療なので、できるだけ長持ちするインプラント治療を行うためにも、まずは口腔内の環境を健康な状態にすることがとても大切なのです。当院では、患者さんに必要な治療をご提案させていただき、患者さんが納得できるベストな治療法を一緒に考えながら、治療を進めるようにしています。

これまで診療された患者さんの中で、印象に残っている患者さんはいらっしゃいますか?

大浦孝二院長 大浦歯科4

以前、インプラント治療を行った女性の患者さんが一番印象に残っていますね。インプラント治療は高額な費用がかかる傾向にあるので、金銭的に余裕がある人が選ぶイメージを持たれている方も多いと思います。しかし、その女性の患者さんは、苦労してパート勤務を続けながら3人の息子さんを育て上げられた、高齢の方でした。その患者さんは、入れ歯治療が体質的に合わなかったこともあり、そんな母親の状況を思いやった息子さんの一人が、当時今よりも高額であったインプラントの治療費を、母親のためにと全額支払ってくださったのです。本当に親孝行な息子さんですよね。息子さんからのプレゼントでもある患者さんの大切なインプラントができるだけ長持ちするよう、私もできるかぎりの治療を行いました。

身近な歯のかかりつけ医として、今後も歩んでいきたい

お忙しい日々の中、休日はどのようにお過ごしですか?

大浦孝二院長 大浦歯科5

私は海が大好きで、スキューバーダイビングが趣味なんです。東京から宮崎に移住してきたのも、妻の故郷で生活や仕事がしたいという思いもありましたが、リゾート地でもある宮崎の海に、休日など気軽に潜ることができたらという願望があったからなんですよ。でも実際に移住してみると、仕事も忙しく、休日は家族との時間や用事があったりで、なかなか海に潜る機会に恵まれていないのが現状ですね。子どもと一緒に日南の海に行くのが、毎年の夏の楽しみの一つといった程度です。ただ、健康のためにも体を動かさなければとは思っているので、近くのジムに通ってみようかなどと、日々の健康法を模索している最中ですね。

健康な歯を保つために大切なことは何でしょうか。

やはり、定期的な歯の検診やメンテナンス、歯磨きなどの日々のケアが大切だと思います。歯磨きは、幼い頃からの習慣が将来の歯磨き習慣の定着に大きく影響するので、特に子どもを持つ親御さんには意識していただきたいですね。歯磨きによる日々のケアと定期的な歯の検診やメンテナンスを行うことが、歯のトラブルを未然に防ぐ「予防」につながる。「歯医者に行くことは、歯が悪くなる前の予防のため」という意識を持ってもらい、定期的に来院することが習慣になってくれたらいいなと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大浦孝二院長 大浦歯科6

「痛くなった歯を応急で治す」のではなく、「大切な歯だからこそ長持ちする治療」をモットーに、患者さんの歯の健康を長期的な視野でサポートできる歯科医院をめざしています。地域に密着した「身近なかかりつけ医」として、歯のことなら何でも気軽に相談できる通いやすい歯科医院でありたい。そのためにも、患者さん一人ひとりとしっかりと向き合いながら、多くの方に納得していただける治療ができるよう、患者さんとともに二人三脚で治療に取り組んでいければと思っています。歯やお口のことで気になることがあったら、いつでも気兼ねなくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~(上部構造込)

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