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守屋 文貴 院長の独自取材記事

津田眼科医院

(市川市/京成八幡駅)

最終更新日:2022/07/12

守屋文貴院長 津田眼科医院 main

京成電鉄京成八幡駅より徒歩1分、都営新宿線本八幡駅より徒歩2分、JR本八幡駅より徒歩5分、京成バス京成八幡駅停留所より徒歩20秒と抜群の立地を誇る「津田眼科医院」。院内にはたくさんの絵が飾られており、温かな雰囲気だ。花粉症やドライアイ、眼精疲労といった身近な病気・症状から、白内障や緑内障、加齢黄斑変性まであらゆる眼科疾患に対応している。2022年4月1日に守屋文貴先生が院長に就任。守屋院長は「患者さんが気軽に相談できる敷居の低さを大事にしたい」と、優しい人柄がにじみ出るような穏やかな口調で診療や患者への想いを語った。

(取材日2022年3月2日/更新日2022年7月11日)

あらゆる眼科疾患を丁寧にわかりやすく診療

クリニックの特徴、大事にしていることを教えてください。

守屋文貴院長 津田眼科医院1

まず、かかりつけの眼科クリニックとして、「どんなことでも気軽に相談できる敷居の低さ」を大事にしていきたいと思っています。特に40代から50代くらいの働き盛りの年代の方は、「何となく不安があるけど、忙しくてなかなか受診できない」という方が多いと思います。例えば緑内障は40代以上の20人に1人がかかるとされますが、自覚症状が出にくい上に、放置すれば失明することもある病気です。一方で、早めに発見して早めに目薬を使い始めれば、失明の可能性が大幅に下がることも見込めます。だからこそ、患者さんが気軽に受診していただく環境を整備し、なるべく早い段階で失明につながるような病気を発見するように心がけています。

利便性の高さも大きな強みだそうですね。

幸いにして当院は京成電鉄京成八幡駅、都営新宿線本八幡駅、JR本八幡駅からそれぞれ徒歩数分、京成バスの京成八幡駅停留所から徒歩20秒とアクセス抜群です。また、開院以来「患者さんをお待たせしない」をモットーに、業務改善に地道に取り組んできました。スタッフもベテランぞろいで、手際良く適切に検査を進めてくれます。その結果、当院の待ち時間はかなり少ないほうだと思います。もちろんその日の受診人数によって変わりますが。忙しい現役世代の方には喜ばれています。さらに、2022年7月1日からは診察終了時間を17時から18時30分に延長しましたので、学校や会社帰りなどに受診していただきやすくなりました。

どんな訴えで受診する患者さんが多いですか?

守屋文貴院長 津田眼科医院2

町のクリニックですから、本当に皆さんさまざまな訴えで受診されます。高齢の方は、緑内障や白内障、加齢黄斑変性といった病気の治療のために定期通院されている方がほとんどです。40代から50代の方は、「老眼のチェックをしてほしい」「健診で緑内障の疑いを指摘された」「黒い点がふわふわ飛ぶように見えるようになった」といった理由で来院される方が多いです。30代以下の若い世代でも、テレワークの増加に伴って「目が疲れる」「目が乾く」といった症状で受診される方が増えてきました。また、眼鏡やコンタクトレンズの処方もしています。目に関してなら基本的にはどんなことでも対応します。

丁寧なコミュニケーションで患者に安心感を

先生のご経歴を教えてください。

守屋文貴院長 津田眼科医院3

2001年に横浜市立大学医学部医学科を卒業後、横浜市立大学附属病院や横浜市立大学附属市民総合医療センター、横浜市立みなと赤十字病院などに勤務し、眼科医として約20年間の経験を積んできました。少し変わった経歴としては、会社を経営していた経験があることでしょうか。この経験によって、医師以外の方たちとの交流が増えて、視野が広がりました。これは診療においても患者さんの背景を理解する上で大きく役立っています。眼科に関する専門知識を継続的に学ぶことはもちろんですが、心理学などにも興味があり資格も取得するなど医学以外の分野も幅広く学ぶようにしてきました。当院には2022年の2月から勤務しています。

診察において何か気をつけていることはありますか?

白衣を着た医師がドーンと座っているだけで威圧感がありますし、質問するのも遠慮がちになってしまいます。なるべく患者さんが相談しやすいように、やわらかくゆったりとした雰囲気でお迎えするように心がけています。また、当然のことですが患者さんは何らかの不安を抱えていらっしゃいます。検査結果や治療方針を明確に伝えることも大切ですが、まずは安心していただく、勇気づけるような言葉がけも大切にしたいです。かかりつけ医として、「一緒に悩みに向き合う」「一緒に治療に取り組む」姿勢を忘れないようにと自分に言い聞かせています。

頼もしいスタッフさんもそろっていると聞きました。

守屋文貴院長 津田眼科医院4

当院のスタッフたちはとても真面目で優秀です。ベテランぞろいで手際が良く、思いやりもあって勉強熱心です。特に常勤スタッフは検査から受付まですべての業務を高いレベルでこなすことができます。それにより、「今は検査が混んでいるから検査のサポートに回ろう」などと、役割を固定せず、状況に応じて流動的に動いてもらえることが、診察の効率性を高めてくれています。また、わからないことが出てきた場合などは自主的に勉強会を開催するなど、本当に「院長いらず」で助かっています。 

受診がおろそかになりがちな忙しい世代にも来院を提案

先生はなぜ医師になろうと思われたのですか?

守屋文貴院長 津田眼科医院5

父は超音波モーターの開発をしている研究者で、医師と共同研究をしており、学会発表などをしていました。そんな姿を見るうちに、研究者である父、そして医師がとてもかっこよく思え、憧れの思いを抱くようになったことが始まりです。高校時代は理系科目が苦手で文系人間だったため、医学部を選んだ際には高校の友人に非常に驚かれましたが。また、祖母と同居していたためか、おばあちゃん子だったんですよ。ですので高齢の方を敬い、手助けしたいという気持ちが幼い頃から当たり前のようにあり、医師をめざすきっかけの一つになったのかなと思います。

なぜ眼科医をめざされたのでしょうか?

眼科において、新しい治療法がどんどん生まれていくことに可能性を感じたからです。医療機器の発達も目覚ましく、これまで発見できなかったような病気が、普通のクリニックでも診断できるようになってきています。それに目は私たちが最も身近に感じる臓器なのではないでしょうか? 適切な眼鏡やコンタクトレンズを選ぶことで見え方の質が変われば、生活の質の向上も望めます。シンプルに「見えないものが見えるように」というお手伝いができるのはとても素晴らしいことですよね。

眼科を受診するタイミングについてアドバイスがあれば教えてください。

守屋文貴院長 津田眼科医院6

目立った症状がある場合はともかく、大きな症状もないのに病気があるかないかを調べてもらうためにわざわざクリニックに行くのは非常に面倒ですよね。しかし私は、目の健康を守るために、小さな症状でも気軽に眼科を訪れていただきたいと思っています。具体的には、「疲れる」「乾く」「痛い」「充血している」といった症状を自覚したときには、なるべく市販薬で済まさずに眼科で原因をはっきりさせることをお勧めします。眼精疲労の原因の一つは眼鏡の度数が合っていないことですが、それに気づかずに市販の目薬を使い続けて我慢しているケースも少なくありません。また、例えば40代以降の方に多い緑内障は、自覚症状が現れにくく、まったく違う理由で受診したときについでで見つかることが非常に多い病気です。診察で眼底をチェックした際に発見されるというわけですね。受診でそういった病気を発見できるというメリットも大きいです。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

的確な診断と治療を心がけることはもちろん、かかりつけ医ならではの価値を提供したいと思っています。私のカルテには、「裁縫が趣味」とか、「介護をしていて忙しい」とか、患者さんがどんなふうに生活を送っていらっしゃるのかがわかるようなメモがたくさん書かれています。病気だけを見て医学的な正解を押しつけるのではなく、患者さん自身がどんな人なのか、どんなことを大切にしたいのかを理解した上で、治療方針を提案できるような人の気持ちに寄り添う医師、クリニックでありたいなと思っています。

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