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今野 裕一 院長、今野 麻弓 副院長の独自取材記事

銀座HINA矯正歯科

(中央区/東銀座駅)

最終更新日:2021/10/12

今野裕一院長、今野麻弓副院長 銀座HINA矯正歯科 main

東京メトロ東銀座駅から徒歩2分、銀座駅からも徒歩3分。洋風な外観のビルの3階に「銀座HINA矯正歯科」はある。女性が安心して来院し、温かみを感じながら過ごせるようにと、院内は壁や椅子からユニットまですべてが真っ白で清潔感にあふれている。院長の今野裕一先生と、妻で副院長の今野麻弓先生は、長年矯正学を専門に研鑽。その中でも見た目が気にならず、唾液による自浄作用によって虫歯になりにくいという裏側矯正にこだわってきた。インタビューでは、治療に対する信念、患者への思いについて存分に語ってもらった。

(取材日2013年3月8日)

「HINA」に思いを込めた女性のための矯正歯科医院

まず、クリニック名の由来から教えてください。

今野裕一院長、今野麻弓副院長 銀座HINA矯正歯科1

【今野院長】開業するにあたり、来てくださった患者さんに満足していただきたいという思いがありましたので、できるだけターゲットを絞って「女性のためのクリニック」をテーマに掲げました。また、患者さんにお子さんがいれば、そのお子さんもフォローさせていただけたらなと。そこで、健康で美しい女性になれるよう願いが込められた「ひな」祭りと、幼い成長段階の鳥である「ヒナ」の両者をかけて「HINA」とつけたのです。ただ「女性のためのクリニック」と謳ってはいますが、これはあくまで原則で、もし患者さんのご家族やご紹介の場合は男性の方でも通院していただいています。つながりを大切にしたい思いもありましたからね。

「女性のためのクリニック」がコンセプトなのですね。

【今野院長】はい。矯正治療を受ける際、男性の方が転勤で東京を離れる可能性を気にされるのと同じように、女性の方も将来妊娠したときや、出産後子育てをしながら通い続けられるかどうかを非常に気にかけておられます。そこで当院では女性のお子さんに関する悩みを受け止められる体制を整えています。
【麻弓副院長】例えば、妊娠されている方、妊娠予定の方の場合、患者さんやお子さんに負担がかからないよう、また出産後の多忙な時期でも無理のない治療ができるよう、患者さんと一緒にスケジュールを組み立てます。さらに妊娠中はつわりで歯磨きが十分にできなかったり、ホルモンの影響で歯茎が腫れやすくなったりするため、お口のクリーニングを無料でご提供するほか、すでにお子さんがいらっしゃる方には、お子さんの虫歯の予防や噛み合わせについてのご相談をお受けし、歯育指導、間食指導なども行っています。

こちらではどのような矯正治療を行っていますか?

【今野院長】当院で力を入れているのが「裏側矯正」です。私自身これまで時間をかけて裏側矯正について学び経験を積んできましたので、こだわりと自信を持って治療にあたっています。多くの方が、年齢が高くなるともう歯を動かすのは無理なのではないかと思っておられますが、実はそうではありません。いくつになっても歯が健康であれば矯正はできますし、表側からの矯正ができる方であれば、裏側からの矯正も可能だと考えています。

裏側矯正にこだわる理由は?

今野裕一院長、今野麻弓副院長 銀座HINA矯正歯科2

【麻弓副院長】矯正装置が目立つのを恥ずかしがる方はかなり多く、装置をつけるくらいなら歯並びを直さなくていいと考える人もいらっしゃいます。裏側矯正は、そのような方たちの治療に対するハードルを下げることができると考えています。特に仕事を持っている女性にとっては、選択肢が広がるのではないでしょうか。当院は「女性のための矯正クリニック」という理念を掲げていますので、そういった意味でも裏側矯正は、女性のサポートになると思っております。

機能性と審美性を重視し、裏側矯正に力を注ぐ

見た目でわかりにくい裏側矯正ですが、それ以外の特色についても教えてください。

今野裕一院長、今野麻弓副院長 銀座HINA矯正歯科3

【今野院長】外から見えないということに加えて、虫歯になりにくいという特徴もあります。歯の表側に装置をつける矯正では、装置が邪魔になって歯を磨きにくく、虫歯になってしまうことが結構あります。しかし歯の裏側に装置をつけた場合ですと、歯の裏側は常に唾液が循環し、舌が当たっているために自浄作用が働き、歯を細菌から守ることができると考えられるのです。矯正で生じる痛みに関しては、表も裏もほとんど変わりません。痛みの程度については、患者さんも心配するところですが、ワイヤーも昔と比べるとかなり進化していて、装着時の力のかかり具合も以前に比べて弱くなっており、痛みも少なくなっています。

そのほかにも特徴的な治療をされているそうですね。

【今野院長】当院ではインプラント矯正も行っています。歯を動かすには、矯正装置とワイヤーを使うわけですが、インプラント矯正はそれに加え、アンカースクリューという船の錨の役目をする小さなネジ状の装置を使用します。このアンカースクリューを顎の骨に埋入し、これを起点にすることで、これまで動かすことができなかった方向に歯を動かしていきます。
【麻弓副院長】アンカースクリューは歯の動きをこれまで以上にコントロールすることができ、不要になったら外すことができます。矯正を行う際、歯をきれいに並べるスペースが足りない場合はスペースをつくるために歯を抜くわけですが、中には歯を抜きたくないという方もいらっしゃいます。そういう方に対しては、インプラント矯正という手法を提示しています。

矯正において大切にしていることはありますか?

今野裕一院長、今野麻弓副院長 銀座HINA矯正歯科4

【麻弓副院長】矯正というと、美しさのイメージが先行していますが、本来は機能的にしっかり噛めて長く持つ歯を求め、それに美しさがついてくるものです。矯正はお金も時間もかかる治療なので、すぐに元に戻ってしまったら意味がありません。その後の安定性が重要で、私たちにとっては、実際に矯正治療をしている期間と同じくらい、安定化させる期間が大切であると考えています。きれいでしっかり噛める状態を長く維持することか治療の目標なのです。しっかり噛めることで、歯の寿命が延びると言われているように、長期的に自分の歯で噛んでいける環境づくりを重視しています。そのために当院では各種検査に力を入れています。人によって噛み方も違えば、骨格も違います。そういったところをしっかり調べ治療方針を立てていくのです。矯正はやはり、医療の一つとして正常咬合を作ることがまずは前提だと考えています。

患者にどれだけ思いを寄せられるかが大切

治療におけるモットーは何ですか?

今野裕一院長、今野麻弓副院長 銀座HINA矯正歯科5

【麻弓副院長】治療では、どうすれば患者さんが高齢になっても自分の歯を健康な状態で維持できるか、そこを最も重視しています。「8020運動」というものがありますが、調査をしてみると、80歳以上で20本以上の歯を残しているのは噛み合わせの良い方ばかりなのです。つまり、噛み合わせが良ければ歯の寿命が延び、ずっと自分の歯で食べられるから、生涯にわたりQOLを高く保つことが期待できる。そう考えて治療を行っています。
【今野院長】治療は歯科医師側からの押しつけであってはいけません。患者さんが何を治したいのか、どこまで求めているのかをきちんと理解する必要があります。私たちが診ることのできる患者さんの数は限られていますが、その方たちに満足していただくことが最大の目標です。

患者さんと接する際に心がけていることは?

【麻弓副院長】矯正は、一般歯科の治療と違って期間が長いので、信頼関係を築くことが大切です。そのためにも患者さんのことをよく知りたいと思っています。コミュニケーションをしっかり取りながら患者さんの情報を増やし、名前を聞いたらその患者さんの状況がしっかりと頭に浮かんでくるようにしていきたいと思っています。
【今野院長】「百術は一誠に如かず」という言葉があります。技術は基本ですが、最後は歯科医師が患者さんにどれだけの思いを寄せられるかが大事だということです。矯正は患者さんごとに治療方針が違い、一人ひとりと長くお付き合いできるというのが魅力です。何度も足を運んでいただく中で人間関係を築いていけるのが、矯正の良いところでしょうね。

最後に、今後の展望についてお聞きします。

今野裕一院長、今野麻弓副院長 銀座HINA矯正歯科6

【今野院長】現在来ていただいている患者さんを大事にしたいです。その上で、今後患者さんがお子さんを連れて来てくださるようになれば、さらにしっかりとフォローしていく考えです。
【麻弓副院長】お子さんが生まれる前からの、あるいはお子さんに乳歯が生えてきてからの虫歯予防や、乳歯から永久歯への健全な生え変わり、良い噛み合わせなど、歯に関する教育を含め、お母さんたちをサポートできるキッズ部門をつくっていけたらと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上下裏側矯正/107万8000円~、裏側部分矯正/91万3000円~、インプラントのアンカースクリュー/上1本:3万3000円、下1本:2万2000円

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