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高橋 良多 院長の独自取材記事

リョウ デンタルオフィス

(杉並区/西荻窪駅)

最終更新日:2024/05/27

高橋良多院長 リョウ デンタルオフィス main

JR中央線・西荻窪駅から徒歩5分、医療モールの地下1階にある「リョウ デンタルオフィス」は医療機器を豊富にそろえ、インプラント治療や根管治療などを含めて幅広く診療しているクリニックだ。高橋良多院長が目標としているのが「どんな悩みでも解消できる総合クリニック」。各治療分野を得意としつつも、オールマイティーに対応できる歯科医師が在籍し、患者が信頼できるような高度な歯科医療の提供をめざしている。2016年7月に訪問歯科を始め、同年11月には分院「グラーツデンタルケア」も開院。「総合クリニックを実現させるためにチャレンジを続けたい」と話す高橋院長に、機器や治療の内容などについて具体的に聞いた。

(取材日2016年12月22日/情報更新日2023年4月19日)

分院と連携して幅広い診療を提供

2008年に開院して以来、どのようなクリニックをめざしてきたのでしょうか?

高橋良多院長 リョウ デンタルオフィス1

高度な技術と良質な医療機器を持って、患者さんが信頼できる歯科医療を提供したいという思いで運営しています。どんなお悩みでも当院だけで治療が完結する総合クリニックでありたいと考えていて、一般歯科のほか、小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、歯の根の治療(根管治療)と、幅広く診療しています。複数の歯科医師が在籍し、それぞれの歯科医師が矯正歯科や歯科口腔外科など各治療分野に精通しつつも、歯科全般にオールマイティーに対応できることが強みの一つですね。医療機器としては、安全なインプラント治療を行うために患者さんの顎の状態などを詳しく調べられるCTのほか、対象物を約20倍まで拡大でき、精密さが問われる根管治療に役立つマイクロスコープを2台備えています。衛生管理にも配慮し、世界でも厳しいヨーロッパ基準をクリアした滅菌器や、治療中に出た粉じんを吸い込む口腔外バキュームも完備しています。

分院との連携についてもお聞かせください。

本院がオープンしてから年数がたっていく中で、虫歯や歯周病の治療から予防に移行する患者さんが増え、予約が取りづらい状況になってしまったんです。一方で初診の患者さんも毎日訪れますから、患者さん全体の人数が本院だけでは対応できない規模になったんですね。そこで、審美面に配慮した治療やケアを中心に対応するクリニックをつくりました。分院と連携して「美と健康の実現」をコンセプトに、患者さんに幅広い選択肢をご提案しています。

こちらでも治療以外のケアにも対応しているのですか?

高橋良多院長 リョウ デンタルオフィス2

ええ。特に力を入れている診療の一つにホワイトニングがあり、現在分院の院長を務めている八木優子分先生を中心に、アジアやアメリカ、フランスなどで知識の習得と技術の研鑽に努めてきました。口元の印象というのは重要です。歯が白くなれば自信が持てるようになり、笑顔が増えます。患者さんが安心してホワイトニングを受けられるよう、経験を積んだ専任の歯科衛生士が施術を行います。特に初めての方は「痛みがあるのではないか」など不安もあるでしょうし、より満足度の高い診療には丁寧なカウンセリングと熟練した技術が必要ですから。他にも予防歯科の先進国であるスウェーデン式のメンテナンス法などを取り入れており、患者さんのお口の健康に貢献できるよう尽力しています。

先進機器により根管・インプラント治療の精度を高める

先生は診療時にどんなことを大切にされていますか?

高橋良多院長 リョウ デンタルオフィス3

医療者が治療の内容について説明するインフォームドコンセントを重視するクリニックが増えていますが、当院ではその先を行く「インフォームドチョイス」をゴールにしています。説明することまではインフォームドコンセントと変わりませんが、患者さんがその内容についてしっかりと理解して、いくつかある選択肢の中からどれが良いかを選べるレベルまで引き上げることがインフォームドチョイスです。そのためにわかりやすい説明を心がけることはもちろん、患者さんが最も困っていることは何か、治療に何を求めているかを把握することを大切にしています。慎重に質問を重ねながら、ニーズをくみ取っていきます。

力を入れているというインプラント治療についてお聞かせください。

CTで撮影して患者さんの顎の状態を詳しく調べ、安全な治療を心がける、というのは他院とも同様です。当院の特徴としては、顎の骨に穴を空ける際に従来のドリルではなく細い針を用いる方法を採用し、難症例にも対応していることです。この方法は針で骨にわずかな穴を空けてそこから徐々に広げていくため、例えば顎の骨が細くて治療が難しく、人工的に骨を増やす必要がある場合でもそのままの状態で行える可能性が高くなります。また、インプラントを埋め込む場所や角度をガイドする3Dナビゲーションシステムを採用し、より精密な治療を心がけています。インプラントの素材であるチタンは時間の経過によってさびてくると顎の骨との結合が弱くなってしまいますので、その点にも配慮しています。

根管治療でもマイクロスコープを活用することで精度を高めているそうですね。

高橋良多院長 リョウ デンタルオフィス4

そうです。根管治療とは、虫歯が進行して歯の神経まで達している時などに神経を取り除き、神経が入っている根管の中を掃除・消毒して炎症を抑えることをめざす治療です。根管はとても細くて肉眼では見えないのですが、マイクロスコープを使えば拡大された明るい視野が確保でき、治療に非常に有用です。当院では開院以来、根管治療を希望する患者さんも増えているので、2台導入しております。

全身疾患の患者が安全に治療を受けられるように配慮

先生は全身的な疾患を持つ方の治療にも気を配っているそうですが、具体的には?

高橋良多院長 リョウ デンタルオフィス5

糖尿病や高血圧症、骨粗しょう症などの病気を抱えている場合に、患者さんの状態をコントロールしながら歯科治療を行っています。皆さん、あまり認識していないのですが、歯を削ったり詰めたりするのは外科治療であり、全身の状態を見ながら行っていかなくてはなりません。例えば高血圧症の方が治療を受ける際に緊張するとさらに血圧が上がってしまい、放置したまま治療を行うと非常に危険で、脳に影響を及ぼす可能性もあります。血圧計でモニタリングしたり、治療の不安感があまりに強い場合は静脈内鎮静法を行って意識レベルの調整を図ったりして慎重に治療します。私は東京医科歯科大学歯学部附属病院のスペシャルケア専門の外来で有病者の治療について経験を積んだので、それが生きていますね。

先生はなぜ歯科医師を志したのですか?

歯科医師の父の姿を小さな頃から見てきたことが大きいですね。母は歯科衛生士で、弟も歯科医師という歯科の家系なんです。父はクリニックを運営していて、子どものときはよく仕事場に行っていました。父は患者さんとの対話を大事にする人で、とても楽しそうに患者さんと話していました。その様子を見るにつれて歯科医師の仕事が楽しそうだと思うようになったんです。私は吉祥寺の生まれで、日本歯科大学を卒業後、勤務医を経て、地元である武蔵野市・杉並区というエリアで地元に貢献したいと開業しました。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

高橋良多院長 リョウ デンタルオフィス6

分院のオープンのほか、当院では訪問歯科にも対応しております。患者さんの中には高齢で体が不自由になる方もいるので、クリニックに来られない人もフォローしていきたいと考えています。訪問歯科を専門にする歯科医師もいます。最初にお話ししたように、どんな方にも対応できる総合クリニックであるためにはどうすれば良いかを考えて、今後もチャレンジを続けたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

■インプラント
インプラント1本(手術費込み)/22万円~
■矯正
成人矯正/全顎:96万8000円~、前歯部分:44万円~、小児矯正/46万2000円~
■ホワイトニング
患者さんに合わせたオフィスホワイトニング/ベーシックコース:4万9500円、3回来院コース:9万9000円、6回来院コース:18万1500円
オフィスホワイトニング/1万6500円
■その他
ハイブリッドセラミックインレー/4万4000円~、セラミックインレー/7万1500円~、PMTC /1万1000円~
顕微鏡根管治療 /5万5000円~7万7000円~
※詳細は、クリニックへご確認ください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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