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川口 敦 院長の独自取材記事

川口歯科クリニック

(杉並区/荻窪駅)

最終更新日:2024/02/15

川口敦院長 川口歯科クリニック main

JR中央・総武線が荻窪駅を通り過ぎるとき、窓から見えるほど、駅近くにある「川口歯科クリニック」。院長の川口敦先生は白を基調にした院内同様、さわやかな印象の歯科医師だ。研究熱心で「この仕事は辞めるまで勉強」といくつかのスタディグループに所属し、日々研鑽を積んでいる。その確かな診療と誠実な姿勢は地元にしっかりと根づいている。「歯科治療は患者さんとの信頼関係の構築が大前提」と語る川口院長に、日々の診療で大切にしていること、同院の特徴などじっくり話を聞いた。

(取材日2022年6月17日)

清潔な院内、徹底した衛生管理

まず、クリニックのこだわりをお聞かせください。

川口敦院長 川口歯科クリニック1

院内の清潔さ、衛生面にこだわっています。じっくり治療に向き合える、静かな環境をご提供したいと思っています。私を含めスタッフ全員が、患者さんのニーズをくみ取り、寄り添っていけるよう、心を配りたいと思っています。また衛生管理を徹底していますので、高圧蒸気滅菌器はもちろんのこと、デジタルレントゲン、そして歯の模型を作るときに気泡が入らないように石膏と水を練るための真空練和器、真空攪拌器などがあります。これらは詰め物やその型を採る材料を作る際に使用するのですが、人の手で行うとどうしてもクセのようなものがあってAさんとBさんでは微妙な違いが生じます。そういうところは器械でオートメーション化して同じコンディションを保てるようにしています。ここまでがクリニックの仕事で、その先は信頼できる歯科技工士さんにお願いするわけですが、こちらでできる限りのことはきちんとやった上で託したいと考えています。

衛生面の取り組みについて詳しく伺わせてください。

お口の中を治療する場ですので、衛生管理は徹底してきました。治療の安全性を確保するため、可能な限りディスポーザブル製品を使用。毎日の掃除から器具の消毒・滅菌まで、スタッフが細心の注意を払って診療環境を整えています。コロナ禍になりさらに強化した部分も多々ありますが、ここまで診療を続けてこられたのは長年の積み重ねのたまものでしょう。私たちの地道な努力を理解されているからこそ、コロナ禍においても患者さんが安心して通ってくださるのだと思います。また、院内に設置した3台のユニットも表面を張り替えるなどメンテナンスしながら大切に使い続けており、メーカーの方にも褒められるんですよ。日々多くの患者さんが使われるものなので、常に清潔な状態を保っています。

患者さんと接する際、どのようなことを心がけていますか。

川口敦院長 川口歯科クリニック2

こちらの考えを一方的に押しつけないことですね。常に患者さんの求めに的確に応えられているかを考えるようにしています。患者さんにご自分の希望を伝えていただいているか、そしてそれを私がきちんと受け止められているか。患者さんによって、虫歯の痛みの表現、あるいは「しみる」という表現の意味するところもさまざまです。どういうときにその言葉を使っていらっしゃるのか、気分によっても変わってきますから、なるべくお気持ちに添えるようにしていきたいと思っています。あとは、治療の進め方など、常に最善のご提案ができるように日々勉強を続けることでしょうか。

幅広い診療経験から基本的な治療の重要性を実感

歯科医師をめざしたきっかけ、学生時代に打ち込んだことを教えてください。

川口敦院長 川口歯科クリニック3

幼少期から手先が器用で、この特技を生かせる仕事をしたいと漠然と考えていました。歯科技工士をしている姉がいるのですが、私の高校時代、本気で将来の進路を考え始めた頃、その姉が歯科技工の学校に通っていたんです。技工物や器具などを持ち帰って楽しそうに勉強している姿を見て、歯科への興味が膨らんでいきました。人の役に立つ仕事をしたいという思いもあり、歯科医師をめざすきっかけになりましたね。大学では硬式庭球部に所属。ハードな講義・実習をこなしつつ部活動に明け暮れ、同期の仲間、OBや先輩、後輩とのつながりから多くを学びました。苦楽をともにした仲間とはいい付き合いが続いています。心身を鍛錬してきた経験は歯科医師としての自分を支えていると感じますね。小学生の頃に始めたテニスは今でも大好きで、週1回ほどラケットを振っています。

勉強会などにいくつも入っていらっしゃるそうですが。

症例発表など歯周病や咬合についての勉強は非常に大事にしています。また大学卒業後にスタディーグループに入り、志を同じくする仲間と研鑽を積んでいます。彼らはある意味ライバルであり、一方で何でも相談できる仲間でもあります。メンバーそれぞれに専門の分野がありますから、勉強会ではいろいろな視点から症例を検討することができ、とても有意義です。もう一つのスタディーグループでは、咬合も含めた包括的な歯科治療を学んでいます。この仕事を辞めるまで勉強は続くと思い、自分を高める努力も続けていくつもりです。

診療においてはどのようなことを大切にされていますか。

川口敦院長 川口歯科クリニック4

歯周治療や根管治療といった基本的な治療を大切にしています。土台となる基礎がゆがんでいれば、家は傾いてしまうのと同じで、歯茎がゆがんでいると歯もぐらぐらします。歯を支える歯周組織をきちんと整え、その上にしっかりした歯根(歯の根っこ)が埋まり、まっすぐ歯を立てればその歯は長い間保ちます。きっちり治療計画を立て、治療後はできあがったもののメンテナンスをしていくということが重要ですね。一方、患者さんはそれぞれ仕事や家庭の事情を抱えており、早く治療を終わらせたい、通院回数を少なくしたいというご要望もあります。患者さんのニーズをくみ取りつつ、いかにこういった基本的な治療をきっちりやるか、常に考えながら診療に取り組んでいます。

歯並びの乱れを引き起こす生活習慣や癖の改善にも注力

噛み合わせ治療を重視されているのも同じ理由からですか。

川口敦院長 川口歯科クリニック5

成長過程にあるお子さんは骨格が未熟で、一部分に力が加わるとそこだけ発育がゆがんでしまうことがあります。例えば、ほおづえやうつぶせ寝のように顎に力が加わるような習慣や癖があると顎の骨格が健全に成長しないことがあります。ですので小児の段階から顎や口腔をゆがませる力がかからないようケアしていくことが大切です。小児矯正においても、歯並びの乱れを引き起こす生活習慣や癖を改善に導くのが重要ですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

川口敦院長 川口歯科クリニック6

歯の痛みには何らかの原因があり、徐々に悪化して症状として現れてきます。痛みが強くなってから歯科を受診するのではなく、何もない段階、あるいは少し違和感が出たら受診のタイミングだと考え、早めに来院いただきたいですね。当院の強みはスタッフが基本的に常勤で、患者さんお一人お一人を全員が把握している点です。実際に治療には関わっていないスタッフも治療の現状と道筋をミーティングで共有しており、何かあれば誰でも状況を理解できる体制を整えています。当院のアットホームな雰囲気はそこから生まれるのかもしれません。こんなことを言ってもいいのかな、こんな相談は難しいかなと思われるようなことでもまずはご相談ください。改善できるよう一緒に考えていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正(全顎)/44万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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