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歯を失った際の治療法の一つ
コーヌスクローネ義歯とは

新青山ビルユー歯科

(港区/青山一丁目駅)

最終更新日:2023/03/08

新青山ビルユー歯科 歯を失った際の治療法の一つ コーヌスクローネ義歯とは 新青山ビルユー歯科 歯を失った際の治療法の一つ コーヌスクローネ義歯とは
  • 自由診療

歯を失った際の選択肢には、入れ歯・ブリッジ・インプラント治療などがある。「新青山ビルユー歯科」の清水浩一理事長によると、入れ歯にはさらにいくつかの治療法があるという。日本大学大学院でクラウン・ブリッジ学を修了し、コーヌスクローネ義歯の治療にも30年以上携わってきたという清水理事長。入れ歯やインプラント治療、それぞれのメリットとデメリットを考えながら、その患者に合った治療法をわかりやすく提案する。症状によっては、入れ歯とインプラント治療を組み合わせて治療を進めることもあるそうだ。信頼できる歯科技工士とも連携し、チタン・マグネット・クラウンにも対応している。今回は清水理事長に、入れ歯やインプラント治療の特徴や種類について話を聞いた。

(取材日2023年2月6日)

ノンクラスプデンチャーやコーヌスクローネ義歯、インプラント、さまざまな選択肢から自分に合った治療法を

Qまずは入れ歯のメリット・デメリットを教えてください。
A
新青山ビルユー歯科 治療費や機能面、素材の違いなどをわかりやすく説明する

▲治療費や機能面、素材の違いなどをわかりやすく説明する

入れ歯は失った歯の機能を補うための治療法の一つで、簡単に取り入れやすいのが特徴です。まれに骨隆起などを削ることがありますが、多くの場合外科手術の必要はありません。ただ歯の失った部分にかかる力が支える歯に加わるため、そこに負担がかかります。また自分で取り外して行うお手入れも欠かせません。お口にぴったり合う入れ歯にするには歯科医師のスキルも重要で、型採りをもとに作製し、出来上がった入れ歯はお口に合わせて細かな調整を行います。歯科技工士の技術も仕上がりに影響します。保険診療の入れ歯と違い、自由診療では使用する材料や形もさまざまですから、診療ではそれらの違いや特徴についてわかりやすく説明しています。

Q入れ歯とインプラントとはどのように違うのでしょうか?
A
新青山ビルユー歯科 一人ひとりの希望や生活スタイルに合わせた治療法を提案

▲一人ひとりの希望や生活スタイルに合わせた治療法を提案

インプラントは歯のない部分にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に上部構造の人工歯をかぶせる治療法です。すべてが自由診療で保険は適用されません。周りの歯の支えを必要としないのでほかの歯に負担がかからず、バネを使わないので審美面にも配慮されています。天然歯のような噛み心地も期待でき、発音にも影響しにくいです。デメリットは外科手術を伴うこと。体が健康であれば高齢の方でも受けられるのですが、外科的な処置を受けられるか、また骨の量が十分であるかの確認が必要です。入れ歯とインプラント、どちらが良いかではなく、どちらがその方の症状やご希望に合っているか。メリット・デメリットもお伝えした上でご提案します。

Q入れ歯の種類について教えてください。
A
新青山ビルユー歯科 患者が納得して治療に入れるよう丁寧な説明を心がける清水理事長

▲患者が納得して治療に入れるよう丁寧な説明を心がける清水理事長

一般的なものは金属のクラスプ(バネ)を歯に引っかけるタイプで、保険診療ではこのタイプの入れ歯しか作ることができません。審美性には欠けますが、費用負担が少ないのがメリットです。金属のクラスプを使わず、ご自身の歯茎の色のクラスプを使い義歯を入れ込むのが「ノンクラスプデンチャー」です。金属を使わないので目立ちにくいのですが、素材そのものが経年劣化しやすく、緩みやすいという欠点があります。また、歯型を精密に採取し、鋳造物で作製するのが「金属床義歯」で、床の厚みを薄くすることが可能なので装着感や、強度も期待できます。そのほかにも「コーヌスクローネ義歯」などいくつかの方法があります。

Qコーヌスクローネ義歯について詳しく教えてください。
A
新青山ビルユー歯科 コーヌスクローネ義歯を用いた治療に注力している同院

▲コーヌスクローネ義歯を用いた治療に注力している同院

残っている歯に、金属の冠「内冠」をかぶせます。その「内冠」に、外側から「外冠」をかぶせます。このように内冠と外冠を決まった角度ではめ込む手法を「コーヌスクローネ」といい、歯科治療の先進国であるドイツで開発された治療法です。しっかりとはまった内冠と外冠は、簡単には外れにくい構造になっています。お茶を入れる茶筒の、筒と蓋をイメージするとわかりやすいでしょう。義歯の維持力と取り外しのしやすさの調整が難しいのですが、派生して「チタン・マグネット・クラウン」という磁石の力を利用した手法も開発されています。入れ歯に磁石を埋め込みしっかり固定する仕組みで、取り外しやすく、ずれにくいのが特徴です。

Q入れ歯とインプラントを組み合わせた治療も可能だと伺いました。
A
新青山ビルユー歯科 長期的なビジョンを持ち、治療を受けることが大切

▲長期的なビジョンを持ち、治療を受けることが大切

コーヌスクローネ義歯のように、土台の歯と義歯がしっかりと固定された入れ歯は、ご自身の歯と同じような噛み心地が期待できます。しかし噛めることが期待できるからこそ、その歯に負担がかかっているともいえるのです。例えば左右の奥歯の片方を失っている場合、その一点が沈み込んでしまいます。そこでインプラントを1本埋め込み、左右均等に台形状に力がかかるようにした上で、コーヌスクローネ義歯をかぶせることがあります。そのほかにも、症状によっては義歯とインプラントを組み合わせ、できるだけ歯や歯茎に負担がかからないよう治療を進めることもできます。

ドクターからのメッセージ

清水 浩一理事長

歯がなくなった際の選択肢には、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどがあり、その中にもいくつもの治療法が存在します。私は大学院でクラウン・ブリッジ学を修了し、コーヌスクローネ義歯の治療にも30年以上携わってきました。大学院の先輩でもある歯科技工士と連携し、チタン・マグネット・クラウンにも対応しています。これまで培った知識と経験をもとにわかりやすい提案を心がけていますが、私の思うベストな治療が患者さんにとってベストだとは限りません。症状を診て、ご要望を伺い、納得できる治療法を患者さんと一緒に決めていければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー/16万5000円、金属床義歯/25万円~、コーヌスクローネ義歯/55万円、チタン・マグネット・クラウン/コーヌスクローネ代+マグネット代1歯につき5万5000円、インプラント/埋入22万円

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