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古田 一徳 理事長の独自取材記事

ふるたクリニック

(川崎市麻生区/百合ヶ丘駅)

最終更新日:2023/04/14

古田一徳理事長 ふるたクリニック main

小田急線・百合ヶ丘駅南口から徒歩2分と、アクセスの良い立地にある「ふるたクリニック」。「患者が元気に年を重ねられるようにサポートすること」を診療理念とし、一般内科から原因不明の体調不良まで、さまざまな病気・症状に悩む患者の診療にあたっている。古田一徳先生は、消化器外科のスペシャリスト。長年にわたり大学病院で肝臓・胆管・胆嚢・膵臓などの専門治療に携わってきた経験を生かし、がんや難病などに対する「諦めない治療」と、病気の予防・エイジングケアに注力。保険診療のみならず自由診療も充実させ、幅広い治療選択肢を提案している。「病気を治療するだけでなく、病気の予防や健康維持のためにも通っていただきたいですね」と話す古田先生に、クリニックの特徴や診療方針などを聞いた。

(取材日2023年2月20日)

諦めずに治療を続ける患者の力になりたい

まずは、クリニックの特徴を教えてください。

古田一徳理事長 ふるたクリニック1

当院のミッションは「多くの人が元気に年を重ねることをサポートする」ことです。その中で、がんや難病に対する「諦めない治療」と、がんや認知症などさまざまな病気に対する予防やエイジングケアを中心に診療を展開しています。私は開業前、北里大学病院で外科の医師として肝臓や胆管・胆嚢・膵臓などの臓器の専門治療に携わり、外科的治療や化学療法、肝移植なども行っていました。しかし、中には治療が困難なケースもあり、保険診療でできるがん治療の限界を感じることもありました。また、予防に関しては、基本的には保険診療は認められていません。そこで、開業するときには選択肢を幅広く提供したいと考え、自由診療を充実させるようにしました。患者さまのメリットになることをやっていきたいというのが、私の考えです。

どのような方が来院していますか?

がんや難病の患者さまでは「これ以上、できる治療はありません」と言われた方や、セカンドオピニオンを求めて来院される方が多いですね。一般的にがんでは手術、抗がん剤治療、放射線治療を中心とした標準治療が行われますが、この3つを組み合わせた治療が終わってしまう、あるいは何らかの理由で治療が継続できなくなると打つ手がなくなり、緩和ケアを勧められることが多いと思います。当院ではそれでも諦めずにほかの治療を探している患者さまに、自由診療も含めて幅広い選択肢をご提案しています。そのほか、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病やアレルギー、原因不明の体調不良などさまざまな病気でお困りの方をはじめ、健康診断の数値が気になる方や、予防に関心のある方もいらっしゃいます。年齢層としては40代、50代以上の方が中心です。

院内は落ち着いた雰囲気で、リラックスできる空間ですね。

古田一徳理事長 ふるたクリニック2

ありがとうございます。当初から、クリニックらしくないクリニックにしたい、という思いがありました。当院には、さまざまな患者さまが来院されますが、症状の重い方ほど、五感がとても優れている傾向にあると考えています。そのため光やにおい、音に至るまで、細心の注意を払っています。例えば、多くの病院では消毒液のにおいがすると思いますが、当院ではにおいにも配慮しています。遠くから通院している患者さまも多いので、クリニックというよりもホテルに来ているような感覚で過ごしていただけたらと思っています。ただし、いくら建物や内装を良くしても、やはり人が大事です。自分を含めてスタッフ全員、患者さまとの対話や接遇といったホスピタリティーを何より大切にしています。

検査から治療まで、自由診療を含め幅広い選択肢を用意

病気の予防について、教えてください。

古田一徳理事長 ふるたクリニック3

年を取れば病気になるのは仕方がないと思うかもしれませんが、最近は医学の進歩により、老化に対して医学的なアプローチができるようになってきています。しかし、現在の日本の医療制度下では、病気になってから薬をもらうことが当たり前だと思う方が多く、元気なときに検査を受ける人は少ないと思います。働き盛りの人、例えば家族がいるとか、会社を経営しているとか、親の介護をしているといった方は、特に予防に目を向けてほしいですね。なぜならそういった方たちは、忙しくて自分のことに手が回らず、病気の発見が遅れてしまう傾向にあると考えられるからです。当院は、病気のある方だけでなく、健康な方が病気にならないための体づくりや、健康維持のためのサポートも行っています。体のいろいろな部分の衰えが気になる方は、ぜひご相談ください。

食事指導にも力を入れているそうですね。

はい。薬や外科治療も大切ですが、食習慣を変えることによる影響は少なくありません。食事にはできるだけ自然のものを取り入れて、栄養バランスの良い食生活を心がけるようアドバイスしています。特に、老化や、がん・生活習慣病などの要因の一つである活性酸素の働きを抑えるような作用を持つ、ビタミンやミネラルを多く含んだ食べ物を意識して摂取するようお伝えしています。実際に、薬に頼らなくても食事内容を見直すことがコレステロール値へのアプローチにもつながるとも考えられ、食事指導の重要性を実感しています。

そのほか、クリニックの特色や強みをお聞かせください。

古田一徳理事長 ふるたクリニック4

検査から治療まで、幅広い選択肢の中から一貫した治療が受けられる点です。例えば、アレルギーの症状で悩んでいて病院に行くと、一般的な血液検査を行い、それをもとに薬が処方されますよね。しかし、なかなか症状が改善しないこともあるでしょう。そこで当院では、検査結果をもとに一人ひとりに合わせた食事指導や治療をご提案します。また、病気の予防の一環として、脳のMRI検査と冠動脈CT検査をお勧めすることもあります。これらの検査を継続的に行うことで、心筋梗塞やくも膜下出血などによる突然死のリスク軽減につなげていきたいと考えています。検査から継続的な治療まで一貫して診ていくことが、当院の強みです。そのため遠方からの患者さまも多く、日曜日も診療を行っています。平日はお仕事などで通えない方や、ご家族の付き添いが必要な方なども通いやすいのではと思っています。

多角的なアプローチで患者の元気をサポート

先生が医師を志したのはなぜでしょうか?

古田一徳理事長 ふるたクリニック5

漠然としていますが、純粋に「人の役に立つ仕事がしたい」という気持ちがありました。もともと化学が得意だったので、まずは化学的な仕事に興味を持ち、その後は薬学にも興味を持ちました。しかし、一度きりの人生なので医師をめざしたいと思うようになり、医学部に入りました。私は高校時代は弓道部、大学時代はハンドボール部に所属していて体を動かすことが大好きだったんですよね。外科は心身ともにタフさが求められますので、自分にはぴったりでした。その後は内科的な視点も必要とされる消化器外科を専門に選び、ドイツの大学で移植外科の経験を経て開業に至りましたが、いつ何時でも幅広い視野で全体を見わたす診療を心がけています。

今後の展望をお聞かせください。

免疫チェックポイント阻害剤というお薬を使った治療など、がんの免疫療法にも興味を持っており、海外の論文を読むなど勉強を続けています。もちろん、私は標準治療を否定する立場ではなく、基本的には標準治療を受けていただきたいと思っています。一方で、標準治療を行っても腫瘍が小さくならない、抗がん剤の副作用がつらい、再発が怖いなど、さまざまな悩みを抱えた患者さまもいらっしゃいます。これからも、そのような方々に新たな選択肢をご提案し「まだできることがあるんだ」と希望を持っていただけるような診療を続けていければと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

古田一徳理事長 ふるたクリニック6

困っている人、悩んでいる人に対して多角的にアプローチをし、元気になってもらいたい、それが一番です。長い人生ですから、病気のある方もない方も、皆さまが人生の最期まで自分らしくいきいきと毎日を過ごせるよう、お手伝いができればうれしいですね。予防を考えた場合、元気なときに検査を受けるのが理想的だと考えます。また、すでに持病がある患者さまの中には、当院のことを駆け込み寺といってくださる方もいます。重い症状で治療を諦めていた方も、まずは来院していただいて、さまざまな角度から検査をしてみてはと思います。当院では、患者さまのお話にじっくり耳を傾けることを大切にしており、一人ひとりとの時間を十分に確保するため、完全予約制としています。「ちょっと調子が悪い」程度でも構いません。少しでも気になることがあれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

にんにく注射/3850円

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