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藤澤 利充 院長の独自取材記事

クリニックプラス西船橋

(船橋市/西船橋駅)

最終更新日:2024/05/09

藤澤利充院長 クリニックプラス西船橋 main

5つの路線が乗り入れる千葉県屈指のターミナル駅、西船橋。「クリニックプラス西船橋」は、その北口の階段を下りてすぐ右側のビルにある。東京都内で複数のクリニックを展開しているクリニックプラスが2024年5月に千葉県内に初めて開業。同クリニックでは、患者が感じる医療に対する壁を取り除くとともに新しい価値をプラスし、より受診しやすい診療環境を構築する。院長を務めるのは藤澤利充先生。呼吸器内科を専門とし、プライマリケアを柱に呼吸器疾患の診査・診断、治療に力を入れる。同クリニックではメッセージアプリケーションからの予約や問診表記入、キャッシュレス会計など待ち時間を極力短縮するシステムを導入することで、忙しい人でも気軽に受診できるよう配慮する。藤澤院長にめざす診療の在り方などについて聞いた。

(取材日2024年5月6日)

プライマリケアに加えて、呼吸器内科を専門的に診療

クリニックプラスのコンセプトについて教えてください。

藤澤利充院長 クリニックプラス西船橋1

当クリニックでは患者さんが感じる医療に対する壁を取り除いて、新しい価値をプラスし、より受診しやすく、より身近なクリニックをめざしています。これは、東京都内、下北沢、高円寺、中野、立川、吉祥寺にあるクリニックプラスのコンセプトを踏襲しています。患者さんが感じる医療に対する壁には時間の壁、知識の壁、手間の壁などさまざまなものがあるように感じます。それらの壁を一つ一つ取り除けるよう、例えば、メッセージアプリケーションを通した予約や問診表の記入、キャッシュレス会計など、待ち時間をできるだけ短縮して忙しい人でも受診できるように環境を整えています。当クリニックは西船橋駅のすぐそばにありますので、通勤途中や乗り換えの際にも立ち寄りやすいと思います。

こちらではどんな診療が受けられるのですか。

どのような症状でもご相談いただけるよう、プライマリケアを重視します。日常生活の中で生じるさまざまな体調不良や悩みなど、患者さんが気になることはどんなことでも診察する方針です。健康診断で見つかった高血圧症や脂質異常症といった生活習慣病の治療、管理も重視しています。さらに、悩んでいる人の多いアレルギー性疾患にも対応していて、スギやダニのアレルギーに対しては舌下免疫療法も行います。さらに私の専門である呼吸器疾患をしっかり診療する点が当クリニックの大きな特徴です。呼吸機能検査や呼気一酸化窒素濃度測定機器などの検査機器を導入し、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの疾患に力を入れています。

呼吸器疾患を専門的に診療するクリニックは少ないように思います。

藤澤利充院長 クリニックプラス西船橋2

そうですね。病院勤務時代、一般内科にかかっている患者さんで呼吸器疾患が治らないため病院に紹介されていらっしゃるケースが多くありました。しかしながら、診察しますと病院でなくても呼吸器内科を専門とするクリニックであれば十分対応可能だと思われる症例も少なくありませんでした。地域に呼吸器内科が専門のクリニックがあれば、患者さんもわざわざ時間をかけて遠くの大きな病院に行く必要もないのです。そんなことを考えますと、地域に暮らす方々にとって当クリニックがあることはメリットとなるのではないかと思います。咳を一つとっても、風邪かなと軽く捉えがちですが、咳の原因となる疾患は喘息やアトピー咳嗽(がいそう)などさまざまなものがあります。咳の陰に怖い病気が隠れていることも考えられます。ですので、咳が長く続く、息苦しいなどの症状があれば早めに呼吸器内科を専門とする医療機関を受診していただきたいですね。

患者の話を丁寧に聞き取り、より良い治療法をめざす

藤澤先生はなぜ医師をめざされたのですか。

藤澤利充院長 クリニックプラス西船橋3

人の役に立つ仕事をしたいとずっと思っていました。実は、私はちょっと経歴が変わっていまして、もともとは理工学系の学部で学んでいました。しかしその頃、友人が呼吸器系の疾患で亡くなったのです。そのことが大きなきっかけとなって、医師はすぐ目の前にいる患者さんの役に立つことのできる仕事だと考え、医師をめざそうと決意しました。それまで在席していた大学をやめて、山口大学医学部に入り直しました。卒業後は同大学の放射線科に入局しました。というのも、当時は大学内に呼吸器内科が設置されていなかったので、呼吸器疾患は放射線科が担当していたのです。そこで肺がんの診査・診断、治療をはじめとした呼吸器疾患の研鑽を積みました。その後は東京近郊の病院で呼吸器内科を専門として診察してきました。

呼吸器疾患はどんな病気が多いのでしょうか。

喘息やアレルギー性気管支喘息などが多いですね。タバコを吸っている人もまだまだ多く、慢性閉塞性肺疾患も多い傾向です。ご高齢の方で今はタバコをやめているけれど若い頃に吸っていた影響で、慢性閉塞性肺疾患や喘息を発症しているケースも少なくありません。最近は従来のタバコではなく加熱式タバコや電子タバコに替えたから大丈夫と誤解している人も見受けられます。加熱式タバコを吸っても煙は出ませんが、吐き出した呼気の中には有害物質が含まれていますので注意してください。若い方では新型コロナウイルス感染症をきっかけに咳喘息を発症し、うまくコントロールできないまま困っている方も目立ちます。咳喘息は放置していると肺機能が低下していきますので、できるだけ早く医療機関を受診してください。実は結核の患者さんも意外と多いんですよ。結核は昔の病気のイメージがありますが、最近は海外からの渡航者から感染が広がるケースもよくあります。

診療の際はどんなことを大切にしていますか。

藤澤利充院長 クリニックプラス西船橋4

患者さんが一番困っていること、一番心配していること、悩んでいることを詳しくお聞きするとともに、患者さんに納得していただける治療を提供するよう努めています。やはり患者さんご自身が納得しないと治療もうまくいきませんし、信頼関係を築くことも難しいと思います。患者さんの話をよく聞いて、不安や心配なこと、一つ一つに丁寧にお答えしています。特に喘息の患者さんの場合は、問診を重視しています。というのも、喘息の治療では患者さんそれぞれに適した吸入薬と吸入器具を選択する必要があるからです。例えばご高齢で吸う力が弱く吸入できない場合、その方の呼吸能力に即した吸入器具に替えることが必要とされます。ですので、患者さんの本当の気持ちやお考え、状態を丁寧にくみ取ることを大切にしています。

どんな症状、悩みでも気軽に相談を

お忙しいとは思いますがプライベートはどのようにお過ごしでしょうか。趣味などはありますか?

藤澤利充院長 クリニックプラス西船橋5

趣味は筋トレと読書です。毎日、朝、出勤する前にジムで30分くらい筋トレを続けています。頭と体を同じくらいのバランスで動かすことが大切なようで、内科の医師は外科と比べると体を動かすことが少ないので運動したほうが良いと聞いてから、ずっと続けています。読書は気持ちがリフレッシュしますね。本のジャンルはビジネス書や心理学など、結構難しいものや分厚い本も多いですね。書店で面白そうだなと思って手に取ったり、友人に勧められたりしたものを読んでいます。本で得た豆知識的をコミュニケーションの中で生かすこともありますね。

今後どのようなクリニックにしていきたいですか。

患者さんに安心していただける診療、納得していただける治療を提供していくとともに、大きな病気にならないようしっかり予防・管理していくことも重視していきたいと思います。また、こんな症状で受診していいのだろうか、そもそもクリニックに行くような症状なのだろうかなどと迷う方も多いでしょう。受診しようと思っても時間的に難しいという方もいらっしゃると思います。そんな方に対して、心理的、時間的な医療の壁を取り除いて、気軽に相談に来ることができるかかりつけになれればと思っています。

では最後に読者にメッセージをお願いいたします。

藤澤利充院長 クリニックプラス西船橋6

呼吸器疾患に限らず、軽い症状、身近に起きる症状でも構いませんから何か不安なこと、困ったことがあれば相談に来てください。患者さんのお話を丁寧に伺いながらプライマリケアをしっかり行っていきたいと思っています。当クリニックは西船橋駅北口から1分の場所にありますし、土日祝日も診療していますので、忙しい方も受診しやすいと思います。各種健康診断や予防接種なども行っていますので、最初はそういったことからご利用いただいても良いと思います。ぜひお気軽にご相談ください。

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