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神山 崇 院長の独自取材記事

MY内科クリニックせんげん台

(越谷市/せんげん台駅)

最終更新日:2024/05/13

神山崇院長 MY内科クリニックせんげん台 main

東武伊勢崎線・せんげん台駅から徒歩8分、住宅街の中にあるショッピングモールの2階に2024年5月に開業する「MY内科クリニックせんげん台」。院長の神山崇先生は生死に関わる緊急性の高い患者の治療を数多く経験し、以後も循環器内科を専門に研鑽を積んできた。神山院長は「僕は医師ですが、薬に頼りきるのではなく、患者さんの運動習慣や食生活など生活指導も行いながら治していければと考えています」と語る。自身も活発にマラソンを続け健康維持に努める神山院長に、クリニックの特徴や診療ポリシー、今後取り組みたいことについて話を聞いた。

(取材日2024年4月11日/更新日2024年5月8日)

人と人との関わりを大切に、患者との信頼関係を築く

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

神山崇院長 MY内科クリニックせんげん台1

当院は、内科の一般診療を広く行う、地域のかかりつけ医になれるようなクリニックをめざしています。風邪などをはじめ健康面で何か気になることがあれば、気軽に足を運んでもらえるとうれしいですね。僕自身は循環器が専門で、高血圧や不整脈、心不全などは得意分野ですので、ぜひご相談ください。毎週土曜には脳神経内科の医師が来て診察する予定で、認知症などにも対応いたします。また、健診もご要望に応じて行いますので、企業の雇用時健診などもお問い合わせいただければと思います。

越谷市周辺のかかりつけ医として、どのようなことを意識されますか?

5月の開業に先立ち、周辺のクリニックにごあいさつに回ったのですが、もともと付近に循環器内科が少ないとのことで、心臓を診られる医師が来てくれるのはありがたいという声をいただきました。越谷は高齢の方が多く、心臓に不安を抱える方もたくさんいらっしゃると思うので、特に力を入れていきたいですね。僕は高齢の患者さんを診察するのが得意でもあり、その意味でも僕に合った地域ではないかと思います。医師が全体的に不足気味のエリアでもあるようですので、広く地域に根差した診療を行っていければと思っています。

今後診療を行う上で心がけたいことはありますか?

神山崇院長 MY内科クリニックせんげん台2

当院に関しては高齢の方が多い地域柄ということも踏まえて、よりアナログな関わりを大事にしたいと考えています。人と人との直接的なコミュニケーションで、できるだけ時間をかけながら信頼関係を築きたいですね。また、場合によっては患者さんご本人だけでなく、ご家族も同席していただきながら診察を進めます。治療に関する理解の助けにもなりますし、その時に行っている治療や投薬の意味や目的を共有して、ご家族と一緒に治していきたいという思いがあるんです。

繰り返し胸の苦しさを感じたらぜひ受診を

先生が医師の道を選ばれた経緯について教えてください。

神山崇院長 MY内科クリニックせんげん台3

近い親族に医師がいたこともあって身近な職業でしたし、手に職をつけたほうがいいという考えもありました。とはいえ、初めは早稲田大学の理工学部に通っていて、その後に医師になろうと決め、地元の札幌医科大学に入り直したんです。いわゆる氷河期世代で就職難の時代でもありリスキーでしたが、今になって振り返れば正しい選択をしたと思います。循環器を専門に選んだのは、医師といえば人の生死に直結する疾患を治療するというイメージがあったから。これは医師になって以降に実感したことですが、責任がとても大きい分、得られるやりがいや達成感も大きいんです。患者さんに元気になってほしい、また元のように生活してほしいという思いが、仕事の原動力になっています。

医師になってからは、どのような患者さんを診てこられたのでしょうか?

循環器内科で、カテーテル治療などをメインにしてきました。伊勢神宮のすぐ近くにある伊勢赤十字病院に勤務していたのですが、緊急の患者さんがドクターヘリで運ばれてくるような状況で、24時間365日いつ呼ばれてもいいように病院のすぐ近くに住み、まさに人の生死に関わる現場で治療を行ってきました。その後、東京に移ってからもカテーテル治療を中心に、心筋梗塞や狭心症、ペースメーカーの手術などの研鑽を積んできました。

循環器に関して、どのような兆候があったときに受診を考えればよいでしょうか?

神山崇院長 MY内科クリニックせんげん台4

狭心症などを想定するならば、階段を登ったり散歩したりしたときに胸の苦しさを感じるようなケースですね。「再現性がある」と表現しますが、歩行や上り下りなど同じ動作をした際にいつも繰り返し苦しくなるのであれば、何かおかしいと疑ってみてほしいです。また不整脈を想定するなら、急にドキドキしてしまうといった症状がわかりやすいサインです。心臓の疾患を疑って受診される方でも、実際には消化器が原因だったり、メンタルからくる症状だったりすることが多いのでわかりにくいのですが、いつもできていたはずの作業を苦しく感じたり、数ヵ月の間に足がむくんできたなど、今までと違う不調を感じたら心臓が原因になっているかもしれません。調べてみないとわからないことも多いので、何か気になれば受診してみてほしいですね。

疾患に気づいてもらうこともクリニックの仕事

クリニックとしての展望をお聞かせください。

神山崇院長 MY内科クリニックせんげん台5

近隣のクリニックや大きな病院とも連携して、必要に応じて患者さんを紹介し合うなど協力しながら地域の医療に貢献できればと思います。当院では内科一般はもちろんのこと、循環器については特に力を入れて診療していきます。ショッピングモールの中にあるのでお買い物ついでにも来ていただくのもいいですし、土日やゴールデンウィークなども含めて週7日、朝9時から夜7時30分まで診療しているので、気軽に利用しやすいクリニックとして使っていただきたいですね。また、糖尿病や高血圧症など、ご自身に疾患があることに気づかず生活している方も多いと思います。まだ具体的には決まっていませんが、近隣にお住まいの方向けに健康に関する教室を開くことも考えています。隠れた病気に気づいていただくための働きかけも、僕たちの仕事ですからね。

ところで、先生はご趣味などはありますか?

マラソンをするのが好きで、年に10本くらいはフルマラソンを走っているんです。循環器内科医として、普段患者さんに運動するよう促している自分が運動していないのはおかしいからと始めたのですが、今では週6日くらいは走ったりジムに行ったりしています。当初はダイエット目的でもありましたが、タイムを気にしたり大会に出たりすると目標ができるので楽しいですね。日課のようになっていて、走らない日があると気持ち悪い感じがするくらいです。患者さんに健康維持を呼びかけるためには、まず自分が健康でなければいけません。

マラソンを習慣にしているからこそ、健康に関して気づくことはありますか?

神山崇院長 MY内科クリニックせんげん台6

走らない日が1週間でも続くと、筋力や心肺能力が下がることに気づきます。ですから、継続することは本当に大切なんですね。患者さんにいきなりマラソンをしてほしいと高い目標を設定することはありませんが、少しでも定期的に運動する習慣をつけてもらうことを大事にしています。少し歩く量を増やすくらいのことからでもいいですし、「今は桜がきれいだから、ちょっと歩いて見に行くのもいいですね」と季節などによって話も変えながら、目的意識を持ってもらえるように考えています。また、食生活も大事ですから、栄養面のお話もお伝えしていきたいですね。薬に頼りきるよりも、できる限り運動と食生活で整えていくほうがいいですから。

読者へのメッセージをお願いします。

お体のことで何か心配事がある方、これまであまり健康について考えてこなかった方も、気軽に来院していただければと思います。当院では、ワクチン接種にも力を入れる予定です。留学など海外に渡航される方や病院に勤務する方など、ワクチン接種が必要な場合にもぜひご相談ください。

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