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浅井 智子 院長の独自取材記事

大阪Melia眼科まぶたのクリニック

(大阪市北区/中津駅)

最終更新日:2024/03/27

浅井智子院長 大阪Melia眼科まぶたのクリニック main

中津駅より徒歩1分の場所にある「大阪Melia眼科まぶたのクリニック」。院長の浅井智子先生が、「眼瞼下垂は身近な疾患だと知ってもらいたい」と2024年2月にオープンした、まぶた治療に特化したクリニックだ。院内はモノトーンで統一感があり、落ち着いた雰囲気は性別を問わず入りやすい。浅井院長は眼形成の分野を専門として、数多くのまぶたの治療を行ってきた。自身も眼形成手術を受けた経験を生かし、静脈内鎮静法や笑気麻酔を導入するなど、安全性に配慮した患者本位の治療をめざしている。優しい笑顔が印象的な浅井院長に、同院の特色や診療に対する取り組み、院内へのこだわりなどについて話を聞いた。

(取材日2024年3月8日)

眼瞼下垂など、まぶた治療を専門として開業

こちらのクリニックはまぶたの治療を専門としているそうですね。

浅井智子院長 大阪Melia眼科まぶたのクリニック1

はい。目元は見え方を左右するだけでなく、その方の印象を左右する大切な部分です。そのためどのような治療を行うかは術前のカウンセリングが重要ですから、十分な診療時間が取れるようにと、まぶた治療に特化したクリニックをオープンしました。 完全予約制を採用していますので、プライバシーに配慮した診療が可能です。また眼科として目の検査をきちんと行った上で手術に進めており、安全性にも十分配慮しています。もちろん検査で何か病気が見つかった場合には、当院で対応できない病気であれば迅速に近隣の病院やクリニックをご紹介し、軽い病気であれば当院で治療した上で眼瞼下垂などの手術につなげています。眼科ならではの眼形成治療を、地元である大阪に広めていければと考えています。

眼形成とはどういった分野ですか?

眼形成とは、まぶたや涙道といった目の周りの器官を治療対象とする医療分野のことです。日本では眼瞼下垂や逆さまつげの治療は形成外科で実施されていることも多いですが、海外では眼科の医師が行うのが一般的です。特にアメリカでは、眼科で4年以上研鑽を積んだ医師が目周りの形成外科治療を行うと規定されているそうです。まぶたはあくまで目の器官の一部と捉えられていて、まぶたの手術をするためには、目について熟知していなければならないと考えられているからでしょう。当院での治療の際には、顕微鏡を使って神経や血管など細かなところまで確認しながら手術を行っていきます。細かな作業に特化した眼科の医師だからこそ、目の機能と見た目の両立へ導く手術を行えるといえます。

治療では、どのようなところにこだわっていますか?

浅井智子院長 大阪Melia眼科まぶたのクリニック2

見た目だけでなく、機能性にこだわった治療を心がけています。まぶたの機能は目を守ることです。皆さんも経験があると思いますが、目はちょっと乾燥するだけでも痛くなったり、涙がたくさん出たりといった、見えづらさを感じるものです。健康的に物が見える状態を妨げないことが一番大事だと考え、まぶたの自然な動きを維持することを第一に掲げて治療を行っています。もちろん、見た目も重要視しています。目元はお顔の印象に大きく関わるところでもありますので、患者さんとしっかりとカウンセリングを行った上で、その方に合った自然な目元を追求しています。

自身の経験も生かし、患者に寄り添った診療を提供

どのような患者さんがお越しになりますか?

浅井智子院長 大阪Melia眼科まぶたのクリニック3

60歳以上のご高齢の患者さんが中心です。最初から手術を希望してお越しになる方ばかりでなく、「こんな症状があるのだけれど、眼瞼下垂でしょうか?」と、まずは診断を聞きたい人もいらっしゃいます。眼瞼下垂には、見づらいといった特有のわかりやすい症状ばかりではなく、肩こりや頭痛、ドライアイ、おでこのしわといった症状につながっていることもあります。また、眼瞼下垂は加齢によるものと思われがちですが、そもそも生まれつきまぶたの筋力が少ないケースや逆さまつげ、ハードコンタクトレンズの長期装着などが原因になって起こることもあります。高齢者ばかりではなく、働き盛りの世代や10代の若い世代の人もかかる病気ですから、違和感がある場合には、一度専門とする医療機関で相談してみてほしいですね。

実際に先生も眼形成手術を受けられたことがあるそうですね。

ええ。30代前半の頃に眼形成手術を行った経験があります。手術後の気持ちの変化もそうですが、手術そのものがとても怖かったことが印象に残っています。手術時間は短いはずなのに、何時間にも感じました。患者さんはこういった不安な気持ちで受けているのだと、改めて勉強になりましたね。そんな自身の経験もあって、当院では静脈内鎮静や笑気麻酔を使った手術を実施しています。安心して受診していただけるよう、患者さん目線を大切にした治療に今後も取り組んでいきたいと思っています。

患者さんと接する時に気をつけていることは何ですか?

浅井智子院長 大阪Melia眼科まぶたのクリニック4

できるだけ丁寧で、わかりやすい説明を心がけています。専門用語は使わずに理解しやすい言葉を使うようにしたり、例え話をつけ加えたりといった工夫をしています。また、ご高齢の患者さんが多いので、大きな声でゆっくりと話すことも意識していますね。診察室には大きなモニターが複数台あって、ご自身のお顔や目の拡大写真をご覧いただけます。同じ症例の患者さんの様子も紹介しているので、治療のイメージもしやすいようです。手術は患者さんにとって大きな決心が必要なことです。きちんとした事前説明があってこそ、納得できる治療に結びつくと思っています。お一人お一人に手術して良かったと思ってもらえるように努めています。

機能的にも、審美的にも納得できる治療を追求する

院内はどのようなところにこだわりましたか?

浅井智子院長 大阪Melia眼科まぶたのクリニック5

外光がたっぷりと差し込み、明るくて居心地の良い空間をめざしました。院内は落ち着いた雰囲気ですので、男性も気兼ねなく入りやすいと思います。実際に患者さんの男女比は半々なんですよ。広々と開放感がある一方で、しっかりとプライバシーは守れるようにしたいと思いました。待合室の椅子は適度な間隔を空けて横並びに配置していますので、隣の人の目が気にならないよう配慮しています。また眼瞼下垂の手術をすると、お顔周りの状態も気になってくる方も多いようですので、その場合の相談も受けつけています。当院は完全予約制ではありますが、急な対応が必要な時は直接お電話くだされば、できる限り柔軟に対処したいと思っています。スタッフもホスピタリティーにあふれた人ばかりです。わからないことやちょっとした気がかりがあれば、気軽にお声がけください。

ところで、先生はなぜ医師をめざしたのですか?

高校生の時に阪神淡路大震災が起こり、大きな衝撃を受けました。電車は止まり、人々の生活も止まってしまって……。「人の力になれる職業に就きたい」と考えたことが、医師をめざしたきっかけです。医学の知識で広く貢献していきたいという思いは、今でも変わりません。クリニックでは身近な話題を取り上げて、地域の方へ健康教室やセミナーも開催しています。思っていた以上の反響があって、私もスタッフも喜んでいます。そういったイベントをきっかけに、まぶたの治療のことやQOL(生活の質)を向上させるための治療があることを、もっと多くの方に知っていただけたらうれしいですね。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

浅井智子院長 大阪Melia眼科まぶたのクリニック6

まぶたに関して、少しでも悩んでいる人がいれば、機能面でも見た目の面でも納得していただけるような手術を提供し、自信の持てる笑顔で帰っていただきたいというのが私の目標です。まぶたはどうしても年齢とともに下がってきますから、多かれ少なかれ悩んでいる人は多いものです。ですが、まだまだ眼瞼下垂手術に「美容のためのもの」「女性だけが受けるもの」というイメージがあることを残念に思います。クリニックに来たら必ず手術を勧められるということはありません。シミュレーションしたお写真を見て帰るだけでも構いませんし、そもそも自分の悩みが眼瞼下垂かどうか診断を受けるだけでも構いません。まずはまぶたの治療を身近に感じてもらえたらと思います。できる限りのアドバイスをさせていただきますので、いつでもご相談にお越しください。

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