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吉田 守男 院長の独自取材記事

東京歯周病吉田歯科クリニック

(中野区/中野駅)

最終更新日:2023/11/15

吉田守男院長 東京歯周病吉田歯科クリニック main

再開発が進む、中野駅周辺エリア。駅北口からすぐのビル2階に、2023年10月にオープンしたのが「東京歯周病吉田歯科クリニック」だ。歯周病とインプラントを専門に、アメリカ・フロリダの州立大学にも留学した吉田守男院長が診療を展開する。「海外に出て視野が広がったことで、より患者主体にカスタマイズされた治療を提案できるようになりました」と話す吉田院長に、同院の診療や日米での歯周病治療の違いなどを聞いた。

(取材日2023年11月6日)

歯周病とインプラントで専門的な治療を展開

まずはご経歴と開院の経緯をお聞かせください。

吉田守男院長 東京歯周病吉田歯科クリニック1

東京医科歯科大学を卒業後、同大学附属病院歯周病科や都内のクリニックなどで診療を行ってきました。すべての治療のベースともいえる歯周病治療をさらに極めたいと米国留学を決意。州立フロリダ大学の歯周病科に3年間在籍し、厳しいトレーニングを受けて卒業しました。帰国後、各所からオファーをいただいたのですが、自身のスタイルでの診療を提供するためには開業しかないと、2023年の10月に「東京歯周病吉田歯科クリニック」を開院しました。

この場所を選ばれたのは何か理由があるのでしょうか。

専門診療を展開するにあたっては、ある程度遠方からの来院も想定する必要があると考え、都内で交通アクセスの良い場所を探していました。そんななか、駅近で現在のテナントが見つかったのと、私が明治大学付属中野中学校・高等学校の出身で中野エリアには元からなじみがあったこと、大規模な再開発が進行中で将来性が期待できることなどからここに決めたのです。中野という町の個性的な面も気に入っています。中野駅北口から1〜2分で到着でき、遠方からの通院も比較的負担が少ないと思います。また、近隣にお住まいの方、お勤めの方にも気軽に頼っていただけるクリニックとなるべく、努めていきたいと思っています。

クリニックの特徴を教えてください。

吉田守男院長 東京歯周病吉田歯科クリニック2

虫歯などの一般歯科も診療しますが、将来的には歯周病治療とインプラント治療に特化した診療を展開していきたいと考えています。国内での診療経験に加え、アメリカ留学時のプログラムでも数百におよぶ症例に携わりました。外科処置はもちろんのこと、歯周組織再生療法を含むさまざまな歯周病治療を学んできました。技術的にこれまで学んできたものが海外でも通用することを実感するとともに、高いレベルで実践できたことで通常の歯科医院では対応が難しいような症例にも、専門性を持ってあたれることが強みです。

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか。

お口の現状についてすべて教えて差しあげ、必要な治療を選べるようにサポートするよう心がけています。患者さんは必ず「こうしたい」といった要望をお持ちです。しかし、情報や知識の不足により要望をうまく言語化できず、よくわからないままで勧められるがままに治療を受け入れてしまうといった状況に陥るケースも少なくありません。どうしてこのような状態になったか、なぜこの処置が必要なのかといった情報を詳細にお伝えすると、ご自身も何らかの思い当たりがあり、ご納得いただきやすいものです。例えば、抜歯すべき場合もただ「これは抜歯すべきです」とお伝えするのではなく、「こういう理由で抜歯が必要で、しない場合はこうなります」と、患者さんがイメージしやすいように伝えていきます。

多様な方針を経験し、幅広い視野からの提案が可能に

日本とアメリカでは歯周病治療に違いがあるのでしょうか。

吉田守男院長 東京歯周病吉田歯科クリニック3

一般的なスケーリングや専用の器具を歯周ポケット内に挿入して行うSRP、フラップ手術などでの歯石除去により、歯周ポケットの回復を図っていくことが基本であることには変わりありません。ただ、使用できる素材などの面でアメリカの方が日本より選択肢が広い部分はあります。大きく異なると感じたのは、保険制度の違いによる治療方針です。アメリカではトータルコストやスピードを重視して全抜歯からのインプラントといった提案も多いですが、国内ではそうした方針に至る前に、できる限り歯を残す方向性での方針を模索する傾向があります。

治療自体は同じでも、方針の決定で国によって違いが出るのですね。

日本国内ではいわゆる「良い塩梅」を模索しますが、アメリカでは白黒をはっきりとシビアに判断します。両方を経験したことから、どちらが優れているということではなく、幅広い選択肢のなかから、お一人お一人に合わせてカスタムされた治療を提案するのが最善であるとの結論に行きつきました。それぞれの患者さんが置かれた状況によって、選ぶべきベストな治療は異なります。余命を考慮してインプラントの可否を決定することはもちろんですが、経済状況や体格、生活環境など、さまざまな要素を加味して方針を決定するべきなのです。国を超えて大きく異なる方針決定のスタイルの双方を経験したことで、私自身も視野を広げることができたのは大きな収穫でした。

インプラント治療も専門としていらっしゃるのですね。

吉田守男院長 東京歯周病吉田歯科クリニック4

アメリカでは、インプラント治療はおもに歯周病科の歯科医師が担当します。インプラントでは周囲の歯肉の管理が大変重要であり、治療の成否を分けるといっても過言ではないためです。治療前後の管理はもちろん、インプラントを埋入する位置を決定し、インプラントを囲い込む歯茎の状態を調整するのもわれわれの重要な役割の一つなのです。フロリダ大学でのプログラムでは、難症例を含むインプラント治療も、歯周病治療と併せて多数学んできました。手術に必要な手技や感覚については、国内で既に習得してきたものが十分に通用するとわかったのも、個人的にはたいへん良い経験となりました。

開かれたクリニックとしてセカンドオピニオンにも対応

歯科医師をめざされたきっかけと、歯周病やインプラントを専門に選ばれた理由は?

吉田守男院長 東京歯周病吉田歯科クリニック5

自分に向いている職業をと考えたときに、歯科医師であれば自分らしく研鑽できるように思いました。小さい頃から割と器用で、必要な作業はそつなくこなすようなタイプで、立体感覚にも長けていたかもしれません。バスケットボールをしていましたが、シュートを決める際に欠かせない感覚なので。切磋琢磨という言葉が好きで、さまざまな人からそれぞれの強みを学べたのも良かったと思います。歯周病治療は研修医時代にはじめて手がけ、徐々に良くなっていく様子を面白いと感じました。歯周病治療のベースがあってこそ他の治療が成り立つものと感じ、専門に選んだのです。インプラント治療に最初に出会ったのはまだ初期の時代で、その形状をただただかっこいいなと憧れのような思いを抱いたことを覚えています。インプラントは術者のセンスが求められる治療ですが、実際に手がけてみるとどうやら自分にはこのセンスがあるようだと感じられたこともあります。

気分転換に楽しんでいらっしゃることはありますか。

今は忙しく、休日に子どもと遊ぶ程度です。留学時代にはキャンパスライフも楽しみの一つでした。バスケットコートが何面も並ぶ大きなジムがあり、早朝に訪れて独り占めしてみたり。キャンパス内に博物館などがあるのに加え、自宅近くにワニがいる池や、冬になると何百頭ものマナティが訪れるエリア、暑い夏にここちよい湧水など、自然に親しんで楽しめるスポットがたくさんあり、家族とともに大いに満喫しましたね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

吉田守男院長 東京歯周病吉田歯科クリニック6

開かれたクリニックとして、お困りの方に頼っていただける存在をめざしたいと思っています。重度歯周病でお困りの方、他の医療機関で抜歯以外に手立てがないと言われてしまった方など、まずはご相談いただきたいですね。特に歯周病治療とインプラントを専門としていますが、それらの過程で必要となる虫歯治療や補綴治療などにももちろん対応しています。他院や大学病院からの紹介状によるセカンドオピニオンもお受けしています。また、当院で対応が難しい場合は、これまでの経験により培ったネットワークにより、より適切な医療機関へとおつなげすることも可能です。どうぞお気軽にお問い合せください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本55万円~(人工歯根33万円+上部構造22万円~)、歯周組織再生療法/11万円 ※費用の詳細はクリニックへお問い合わせください

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