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川井 祐弥 院長の独自取材記事

大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック HEP NAVIO院

(大阪市北区/梅田駅)

最終更新日:2024/01/31

川井祐弥院長 大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック  HEP NAVIO院 main

大阪・梅田の中心エリア、メンズファッションとシネマコンプレックスで構成される商業ビルの6階にある「大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック HEP NAVIO院」。院長の川井祐弥先生は、内視鏡検査を受けるハードルを下げるため、できるだけ居心地のいい環境づくりを考えたという。クリニック内は、女性にも通ってもらいやすいようにホテルライクなグレージュカラーを基調としたスタイリッシュで高級感のある空間にまとめた。さらに内視鏡検査室やリカバリースペース、個室下剤ブースなどもゆったりとスペースがとられ、居心地の良さへの配慮が見られる。穏やかで誠実な印象の川井先生にクリニックの特長や今後の展望などを聞いた。

(取材日2023年10月23日)

がんの早期発見・早期治療で死亡者を0に近づけたい

どういったクリニックにしていきたいですか?

川井祐弥院長 大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック  HEP NAVIO院1

大前提としてホスピタリティーを持ったクリニックにしていきたいですね。それは医師だけでなく、受付、看護師を含め、来られた患者さんにより良い医療を提供し、気持ち良く帰っていただきたいなと思っています。消化器内科を中心に診ていますが、その中でも胃カメラ・大腸カメラといった内視鏡検査を重点的に提供できるクリニックにしたいなと思っています。今、消化器がんの罹患率、死亡率が高い状況にありますので、なんとか事前段階で早期発見・早期治療し、消化器がんで亡くなる方を限りなく0に近づけたいと思っています。

こちらの内視鏡検査の特長を教えてください。

まず内視鏡検査を受けてもらいやすいような雰囲気づくりと、苦痛をできるだけ抑えた検査を心がけています。胃カメラに関しては患者さんの要望に応じて、内視鏡を入れる場所を口と鼻のどちらからにするか選んでいただけます。また眠り薬を使うことも可能で、その場合は検査が終わった後はそのままリカバリースペースへ移動し、ゆっくり休んでいただけます。大腸カメラは、検査を受けるハードルを高く感じてらっしゃる患者さんには、検査の必要性や楽に受けられる方法などを丁寧に説明しています。また下剤を飲むのがつらいとおっしゃる方に向けて、当クリニックでは液体や錠剤など複数の下剤を用意して、ハードルを下げる工夫をしています。大腸カメラは下剤を飲むところから大事なので、遠方の方や心配な方は院内の個室下剤ブースで飲んでいただけるようにしています。

土日や早朝も検査を受けられるんですね。

川井祐弥院長 大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック  HEP NAVIO院2

平日しかやってない病院が多いですし、土曜日にやっているクリニックはあっても、日曜日にやっているクリニックはあまりなくて、病院に勤務している時に「土日に受けられるクリニックはないですか?」とよく聞かれていたので、当クリニックでは日曜日も検査を受けられるようにしています。また午前8時半から受けられる早朝胃・大腸カメラ検査や、胃・大腸カメラを同日に受けられる検査も実施しています。同日検査は胃カメラ検査をした後、大腸カメラの検査をするのですが、一般的には患者さんを一旦起こして、患者さん自身にベッドの上で向きを変えていただきますが、当クリニックでは、患者さんを起こすことなく検査を進める工夫をしています。

患者の要望に沿った医療を提供したい

先生はこれまでどのような経験を積んでこられたのでしょうか?

川井祐弥院長 大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック  HEP NAVIO院3

大学卒業後、都島にある大阪市立総合医療センターで2年間研修をしました。3次救急もやっている大きな病院なので、幅広い知識も含めたスキルを学びました。3年目から私の専門の消化器領域を選択するにあたり、ご縁もあって北野病院に勤務することになりました。北野病院は肝胆膵疾患に関する診療で知られていて、他の病院で治らないような患者さんが紹介されて来られる病院だったので、消化器内科の手技に加えて一段階上の知識とスキルを学べたと思います。具体的には、胃カメラや大腸カメラ、胆膵疾患などの診断するための検査から、治療、処置、手術も含めて全般的に内視鏡の経験を積めたと思います。

消化器内科を選ばれた理由を教えてください。

もともと体を動かすのが好きなんですよ。机に座ってカルテを見てデータとにらめっこして、というよりは体を動かしたいと思っていました。消化器内科は幅広い手技があるんです。胃カメラがあり、大腸カメラがあり、胆管や膵臓を見る特殊な内視鏡があったり、肝臓の処置で外から針を刺す治療やカテーテルの治療があったり、「いつになれば覚えきれるんだろう」というくらい幅広い処置の方法があるんです。データとにらめっこするのも嫌いではないので、それもしつつ、いろいろな手技で体を動かせる消化器内科を選びました。選んでみて思うのは際限がなく興味深い診療科であるということです。そして患者層としてもさまざまな年齢・症状の患者さんがいらっしゃるのでやりがいもありますね。

開業のきっかけについてお聞かせください。

川井祐弥院長 大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック  HEP NAVIO院4

大きな病院で働くことは、勉強になるし環境も整っているとは思うのですが、患者さんの要望に応えられていないことを実感するようにもなっていました。例えば、胃カメラを受けたい患者さんがいても、決まった日時でしか受けられなかったり、土日に検査を受けたい患者さんがいても病院が休みだったりして、その患者さんに合った医療を提供したいという思いが強まってきて、今回、ご縁があって開業に至りました。場所の条件としては、前に勤務していた北野病院と連携が取りやすいことと、いろいろな所から来てもらいやすいターミナル駅の近くが良いこと。2つの条件が合致した梅田のこの場所にしました。さらに地下街から直結しているので、雨の日でも濡れずに来ていただけるのも利点です。いろいろな路線が交わっているので、会社勤めの方以外でもアクセスしやすいのではないかと思います。

患者さんと接するときに心がけていることはありますか?

当たり前のことですが、患者さんの声を聞くようにしています。基本的には患者さんのほうを向いて、患者さんの目を見て、話し方や素振りなどを見逃さないように心がけています。私自身、患者さんが自身の症状をなんでも言いやすい環境をつくることを大切にしてますね。それぞれの患者さんに寄り添ってコミュニケーションを取れるよう心がけていますので、不安なこと等あればお気軽にご相談いただければと思っております。

内視鏡検査を受けやすくする環境づくりを

プライベートな時間の過ごし方を教えてください。

川井祐弥院長 大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック  HEP NAVIO院5

以前は長期休暇が取れれば、よく旅行をしていました。特に海外旅行が好きで、各国飛び回ってました。学生の頃は働きだしたら行きづらくなりそうな場所を選んで行っていましたね。例えば、ボリビアのウユニ塩湖やスペインのトマト祭り、フィンランドへオーロラを見に行ったり、クロアチアを車で横断したり、キャンピングカーでアメリカを旅したり。国内旅行も好きで、短期休暇が取れた時は温泉巡りなどに行ってたので、仕事が落ち着いたら、またリフレッシュしに旅行へ行きたいなと思っています。

今後の展望を教えてください。

まずは開業したてなので、土台づくりをしっかりとやっていきたいと思います。女性の医師も一緒に勤務してもらい、より女性が相談したり、検査を受けやすい環境づくりを進めていきたいです。そして土台づくりが進んだら、患者さんのニーズに沿った分院を造れたら良いなと思っています。さらにもっと先の展望ですが、今まで培ってきた医療の知識を使って、患者さんや医療関係者の役に立つ事業を始められたら良いなと漠然と思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

川井祐弥院長 大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック  HEP NAVIO院6

胃・大腸カメラの検査は、受けたい検査ではないので、何か症状があっても延ばし延ばしにしてしまいがちです。そして検査を受けに行った頃には病気が進行していて、早めに手術できれば完治がめざせたのにという例も見てきました。症状があって検査するのはもちろんですが、その前に症状がなくても予防医学の観点から、検査に来ていただければと思います。そのために、できるだけ検査を受けやすくなる環境づくりを進めていますので、検査が必要かどうかの相談に気軽に来ていただきたいですね。当クリニックでは、通常の健診に胃カメラや大腸カメラの検査をプラスした人間ドックもあるので、ご利用いただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃カメラ検査/2万7500円
大腸カメラ検査/4万9500円
胃カメラ・大腸カメラ/6万6000円
人間ドック(胃カメラ・大腸カメラがセット)/7万5000円

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