全国のドクター9,253人の想いを取材
クリニック・病院 158,515件の情報を掲載(2024年6月02日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市旭区
  4. 新森古市駅
  5. 新森おとなこども歯科
  6. 平 陸郎 院長

平 陸郎 院長の独自取材記事

新森おとなこども歯科

(大阪市旭区/新森古市駅)

最終更新日:2024/05/02

平陸郎院長 新森おとなこども歯科 main

大阪メトロ今里筋線の新森古市駅から徒歩2分という便利な場所で、2023年に開院した「新森おとなこども歯科」。予防を重視した歯科治療やメンテナンスを中心に、小児歯科や妊婦に向けたマタニティー歯科にも対応。家族全員で通える地域のかかりつけ歯科をめざし、あらゆる年齢層の多様なニーズに応えている。院長を務めるのは、穏やかな口調と優しい雰囲気が印象的な平陸郎先生。診療では対話やコミュニケーションを重視して一人ひとりの要望をしっかりと受け止め、丁寧でわかりやすい説明を心がける。プライベートでは1児の父親として家族との時間も大切にするという院長に、同院の診療理念や患者に対する思いなどをじっくり聞いてみた。

(取材日2024年4月5日)

大人も子どもも気軽に通えるクリニックをめざして

とてもきれいで清潔感のある院内ですね。

平陸郎院長 新森おとなこども歯科1

歯科医院というと、順番待ちや治療中にどうしても不安や恐怖心がつきまとうイメージがあるでしょう。患者さまが少しでもリラックスできるようにと、パステルグリーンと木目をあしらった優しい空間にしてみました。診察室はパーティションで区切り、半個室化することでプライバシーや感染症対策にも配慮しています。さほど広いわけではありませんので、パーティションには圧迫感の少ないすりガラスを採用しています。また、専用のカウンセリングルームを設け、大型モニターに映し出したエックス線検査画像や口腔内写真をご覧いただくなど、なるべくわかりやすい説明を心がけています。こうした院内設備に加え、老若男女、どなたにも気軽に通っていただけるようなアットホームな接遇も当院では大切にしています。

クリニック名に「おとなこども」とありますね。

私たちがめざすのは、誰もがいつでも気軽に来院できる親しみやすい歯科医院。お子さまと保護者から働き盛りのビジネスパーソン、ご年配の方まで、何か不調を感じたら「ちょっと行ってみようかな」と思っていただけるような、地域の皆さんの日常に寄り添えるクリニックを理想としています。そうした思いを込めて、院名に「おとなこども」と入れました。小児であれ成人であれ、予防を重視する当院の診療コンセプトに違いはありません。乳歯が生え始めた頃のチェックから年配の方の入れ歯治療まで、幅広い年齢層を対象として地域の皆さま一人ひとりの悩みに寄り添える歯科医院をめざしています。

子どもの診療はどのように進めますか?

平陸郎院長 新森おとなこども歯科2

小児の歯科診療で大切なのは、やはり小さい頃から歯科医院に行く習慣を身につけてもらうことです。痛くなってから受診したのでは、いつも痛い思いをする怖いところというイメージが定着し、大人になっても歯科医院を避ける原因となってしまいます。最初はなじんでもらうところからスタートし、口の中をよくチェックして虫歯にならないよう予防していくところから始めるのがいいでしょう。さらに言うならば、まだお母さんのおなかにいる時からお子さんの歯科予防はすでに始まっています。妊娠中はホルモンバランスの崩れによって、しっかりとブラッシングしていても歯肉炎や虫歯を引き起こしがちです。おなかの赤ちゃんに多少なりとも影響するといわれていますので、マタニティー歯科でしっかりとお口の中をケアをすることは、赤ちゃんの将来にとっても非常に重要といえるでしょう。

しっかりと話を聞き、個々の要望に合わせた診療を提供

こちらの診療の特徴を教えてください。

平陸郎院長 新森おとなこども歯科3

虫歯や歯周病の治療、小児歯科、入れ歯治療、ホワイトニング、検診など、患者さまのご要望には一通り応えられるようにしています。歯科医院というとどうしても相談しづらかったり、言いたいことを伝えられなかったりすると思いますから、何より丁寧な診療を心がけ、一人ひとりと向き合いながらしっかりとコミュニケーションを取るよう心がけています。初診時はまずカウンセリングルームにて悩みや希望をじっくりお聞きし、過去の治療歴や、もし治療を途中でやめてしまったのならその理由などもお伺いします。まずはしっかりと患者さまのお話を聞き、訴えや疑問、要望を理解することを重要視しています。そして、わかりやすく説明を重ね、選択肢がある場合はそれぞれのメリット、デメリットを共有しながら患者さまが納得した上で治療法を選択していきます。

診療において大切にされていることは?

旧来の歯科治療だと自覚症状が出てから削って詰める、神経を抜いてかぶせる、抜いて入れ歯にするといった対応が中心でした。虫歯を治療するというよりも、虫歯によって生じたダメージを修復するような作業ですね。悪くなった原因にアプローチしていないため、また再発して同じ治療を繰り返すといった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。このような歯科治療では、一生にわたってご自身の歯を守ることはとてもできません。生涯を通じてお口の中の健康を守っていくことは、自分の体を守り維持していくことと同じくらい大切だと考えています。なぜなら口腔内の環境の悪化は歯周病で歯を失うだけでなく、ひいては糖尿病や脳梗塞、心臓病、誤嚥性肺炎といった命に関わる疾患とも深く関連するとされているからです。お口の中のメンテナンスは、それらを防ぐきっかけにもつながるとお考えください。

通いやすい診療体制など、独自の工夫があれば教えてください。

平陸郎院長 新森おとなこども歯科4

患者さまによって、ご都合の良い曜日や時間帯はさまざまだと思います。当院では平日は9時から20時まで、土曜は9時から17時まで診療を行っています。月に2回は日曜の午前中も開けていますので、お勤めで忙しい方も受診しやすいと思います。また、子育て世帯の皆さまのためにキッズスペースも用意しています。スペースの関係上、待合室ではなく診察室に設置していますが、スタッフの目が届きやすいですし、親御さんが治療を受けられている間もお子さんがそばにいるので安心。また、お子さんに歯科医院の雰囲気に慣れていただくためにも有用と考えています。小さなお子さん連れであってもご遠慮なく、ぜひ一緒にお越しください。

治療後のケアやメンテナンスの大切さを知ってほしい

今後、力を入れていきたいことはありますか?

平陸郎院長 新森おとなこども歯科5

治療と同様に重要なのは、治療後の予防管理やメンテナンス。その大切さをこれからもお伝えしていきたいと考えています。何回も通って大変な思いをして、やっと治療が終わったとほっと一息つきたいお気持ちは私にもよくわかります。しかし長い将来にわたって健康な歯を維持していくことを考えれば、治療後も定期的な検診で口腔内の衛生状態や虫歯・歯周病の進行をチェックして、歯石除去などのメンテナンスを続けることが重要です。また、こうした予防の継続はさまざまな疾病リスクを減らすことにもつながります。ただし、口腔内の健康維持は受診時だけでなく、ご家庭でのセルフケアが絶対に欠かせません。セルフケアでカバーしきれない部分を私たちがサポートさせていただく。それが歯科予防の基本と捉えていただけるとありがたいです。

ご多忙の中、休日はどのようにお過ごしでしょう?

日曜も診療しているので遠くへはなかなか出かけられませんが、時間さえ取れれば家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。子どもは息子が1人で、よく遊園地やアスレチックに遊びに行きますね。実は当院のロゴは、「僕が描いてみる!」と言って息子がデザインしたものなんですよ。特にお絵描きが好きというわけではないのであまり期待はしていなかったのですが、できあがってみれば歯の親子やお花のイメージがほんわかとした温かい雰囲気で、私がめざす親しみやすい歯科医院のイメージにぴったりでした。もちろん仕上げはプロの方にお願いしましたが、とても気に入っています。また、院内の内装デザインは夫婦で行いましたから、当院は家族みんなで作り上げたともいえますね。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

平陸郎院長 新森おとなこども歯科6

開院からまだ1年もたっていませんがスタッフたちの頑張りもあり、お越しくださる方が増えていることは本当にうれしく感じています。歯科医院はあまり積極的に行きたい場所ではないと思いますが、せっかくそのようなところに来ていただくわけですから、症状や不安が少しでも和らぐような痛みに配慮した優しい治療を心がけています。まずはお口の状態チェックやクリーニングなど、小さなところから始めていただければと思います。その後のことは、じっくりと相談しながら一緒に解決をめざしていきましょう。地域の皆さまと、今後も長くお付き合いできれば幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/2万円~

Access