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診療にリモートを取り入れ
質の高い医療の提供を

まずはネットでクリニック

(横浜市西区/みなとみらい駅)

最終更新日:2023/11/09

まずはネットでクリニック 診療にリモートを取り入れ 質の高い医療の提供を まずはネットでクリニック 診療にリモートを取り入れ 質の高い医療の提供を
  • 保険診療

一般的に「リモート診療」と聞くとどのようなイメージを持つだろうか。通院せずに薬が処方されるという点がクローズアップされがちだが、「まずはネットでクリニック」の三宅建作院長は、リモート診療を「医療の質を高めるためのもの」だと考えている。すべての診療をリモートのみで完結させるのではなく、リモートと対面のどちらが適しているかを都度見極めるようにしているという院長。診療の大半を占める「問診」や「結果説明」を患者側はスマートフォン一つで受けられるため、放置されがちな慢性疾患の受診の敷居をも下げることにつながるのではないかと考えている。三次救急やへき地・離島での診療経験を生かし、総合的な視点で幅広い疾患を診ている三宅院長に話を聞いた。

(取材日2023年8月18日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q三宅院長のリモート診療に対する考えを教えてください。
A

私はリモート診療を「医療の質を高めるためのもの」だと考えています。これまでの医療は対面診療が基本でしたが、少なくとも問診においては対面とリモートで内容に差は生まれないのではないでしょうか。もちろん、これは同じ医師が診るという前提での話ですが、リモート診療は医師による知識の差を埋める可能性も秘めていると考えています。例えばその医師の専門外の症状があったとして、地域に相談できる医師がいない場合でも、遠方にいる他科の医師とつながっていれば目の前の患者さんに適した医療を提供できるでしょう。「通院せずに薬を処方してもらえる」ことだけがリモート診療の特徴ではないことを、ぜひ皆さんに知ってほしいです。

Qこちらで行うリモート診療の特徴を教えてください。
A

当院の診療は「リモート相談」から始まります。その内容をもとに、そのままリモートでの診察に進むか、来院していただくか、他院をご紹介するかを判断します。来院していただく場合も、事前に症状を伺っているので検査や診療はスムーズです。私は高度な処置が必要な三次救急の現場や、へき地・離島での診療で研鑽を積んできました。その診療科を問わず幅広い疾患を診られる強みを生かして高度な医療を提供するためには、リモートと対面のどちらが適しているかを都度見極めることが大切だと考えています。リモートでは触診こそできませんが、患部の状態を細かく伺うことで疑わしい疾患を絞り込み、適切な検査・診断につなげていきます。

Qリモート診療はどのように活用すれば良いのでしょうか?
A

働き世代の方ですと、高血圧・糖尿病・脂質異常症の経過観察のためにリモート診療を検討されている方も多いでしょう。これらの生活習慣病で大切なのは、そこから引き起こされる動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞を防ぐことです。当院ではこれらの慢性疾患の患者さんに対し、数ヵ月に一度の血圧測定や血液検査とあわせ、月に一度のリモート診療を提案しています。通院のために毎月仕事を休む必要もなく、お昼休みや休憩時間にスマートフォン一つで受診可能。この敷居の低さもリモート診療の長所だと感じています。私は都度お体の変化を伺いながら、慢性疾患の悪化を見逃さないように心がけています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1まずは、リモートで相談
まずはネットでクリニック まずは、リモートで相談

同院の診療は「リモート相談」から始まる。事前にホームページよりアプリをダウンロードし、保険証やクレジットカードを登録。そのままウェブ問診を済ませて、予約後にリモート相談を利用する。同院のリモート相談は24時間受けつけている。

2受診について医師が判断
まずはネットでクリニック 受診について医師が判断

相談内容をもとに総合的な視点で症状を分析し、そのままリモートでの診察に進むか、来院が必要なのか、その他の専門を扱う他院への紹介が適切かを判断される。リモート診療では患部の状態などを細かく聞き取りを行い、その症状によってはその後に検査が必要となる場合もあるという。

3必要に応じて来院して検査
まずはネットでクリニック 必要に応じて来院して検査

医師の判断により来院して血液検査や血圧測定などの検査を行うことも考えられるが、事前にリモート相談を済ませているので診療はスムーズだ。同院はみなとみらい駅から徒歩2分の通いやすい立地。アプリでクレジットカード登録も済んでいるので会計時に待つ必要もない。

4検査の内容によって薬の処方を行うことも
まずはネットでクリニック 検査の内容によって薬の処方を行うことも

薬の処方があった場合、その場で処方箋をもらい、薬の受け取りを行う。急いでいる場合やリモート診療時には、別途費用がかかるが同院から患者の最寄りの薬局に処方箋を送り、薬の受け取りだけ行うことも可能。また、薬の配送にも対応しており、その場合は配送料が別途加算される。

5検査結果が出たら再度リモートにて説明
まずはネットでクリニック 検査結果が出たら再度リモートにて説明

検査結果はリモートで説明。その際に医師よりその後の治療に関して提案が行われる。同院では医療の質を高めるため、また患者の移動負担の軽減のためにリモート診療を導入しており、リモートと対面のどちらが適しているかを都度見極めることを大切にしているという。

ドクターからのメッセージ

三宅 建作院長

診療の大半を占める「問診」や「結果説明」を、負担をかけずにスマートフォン一つで行えるのが当院のリモート診療です。患者さんの移動負担の軽減だけでなく、その後の検査日までに医師も入念な準備を行えるなど、診療そのものの質が高まると感じています。触診ができないデメリットはスマートフォンの機能や十分な問診でカバーできると考えており、診療を必ずしもリモートのみで完結させるためのものがリモート診療を指すわけではありません。「診療は通院して受けるもの」という認識がアップデートされ、リモートを取り入れた診療が普及することで、国内全体の医療レベルが向上することを期待しています。

三宅 建作院長 まずはネットでクリニック
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