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多角的なアプローチで
症状の改善、予防を図るリハビリテーション

福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科

(福岡市西区/九大学研都市駅)

最終更新日:2024/02/15

福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科 多角的なアプローチで 症状の改善、予防を図るリハビリテーション 福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科 多角的なアプローチで 症状の改善、予防を図るリハビリテーション
  • 保険診療

スポーツによるケガや過度の負担、加齢による筋肉の衰えなど、さまざまな原因によって起こる膝や肩、腰の痛み。なかなか症状が改善しない場合や、再発を繰り返すケースも少なくない。こうした状況を回避するために「一時的に痛みを取り除くのではなく、痛みの原因を探り、患者さんお一人お一人に応じた治療を進めることが大切です」と語るのは「福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科」の野村耕平院長。福岡リハビリテーション病院の分院として開院した同院は、本院で行われている知識や技術を踏襲し、症状の緩和・改善のみならず、再発予防まで意識したリハビリテーションを提供している。今回は野村院長に、リハビリテーションの重要性や具体的な流れについて詳しく聞いた。

(取材日2024年1月10日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qリハビリテーションの目的を教えてください。
A

リハビリテーションは、さまざまな原因で低下した運動機能の回復・改善を図り、日常生活やスポーツ活動への早期復帰を目的としています。整形外科に来られる患者さんは、何かしらの痛みやお悩みを抱えている方がほとんどです。まずは投薬や注射で痛みの緩和を図るのが治療の基本ですが、それらはあくまでも対症療法であり、生活習慣や体の使い方を変えなければ、同じ症状を繰り返す恐れがあります。根本的な治療をめざすのであれば「痛みがなくなったから終わり」にするのではなく、原因をしっかり突き止め、体を本来あるべき状態に戻していくことが大切です。当院では不調の根源を探り、再発予防も見据えたリハビリテーションを行っています。

Qどのようにして原因を突き止めるのでしょうか?
A

問診、身体診察から考え得る疾患を想定し、必要に応じてエックス線撮影や超音波検査などを実施し、その結果から総合的に判定して痛みや不調の原因を突き止めていきます。当院ではMRIをはじめとする先進の検査装置を導入し、迅速で適切な診断に努めています。さらに理学療法士が、関節の動きや筋力、歩き方、姿勢などの詳細な評価を行い、それが医師にフィードバックされます。お一人お一人の状態を正しく見極め、適切な治療につなげることが、私たちの重要な役割です。医師、診療放射線技師、理学療法士、看護師といった多職種が連携し、多角的な視点で疾患を捉えることで、患者さんにとってベストな治療が提供できると考えています。

Qこちらで行っているリハビリテーションの特徴を教えてください。
A

スポーツ領域のリハビリテーションに力を入れています。アスリートにとって、スポーツによるケガや障害は競技人生を左右する大きな問題です。大切な試合にどうしても出たい方もいらっしゃるでしょう。当院には、本院で経験を積み、専門的な知識と技術を持ち合わせたスタッフが多数在籍しています。スポーツ経験者も多く、アスリートの焦る気持ちを理解できる人がほとんどです。医師の指導のもと、理学療法士がお一人お一人の状況や目標に応じたプログラムを作成し、競技復帰・再発予防に向けたリハビリテーションを実行します。難治性足底腱膜炎に対しては体外衝撃波治療も導入し、リハビリテーションとの併用でスムーズな改善をめざしています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1医師による問診・ヒアリング
福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科 医師による問診・ヒアリング

問診票に必要事項を記入して、医師の診察を受ける。問診票をもとに、どのような症状で来院したのか、どこがどのように痛むのか、何をきっかけに痛みが始まったのかなど、詳細なヒアリングが行われる。医師による問診・ヒアリングは、患者の病状や健康状態を把握するための重要な工程だ。整形外科疾患は、生活習慣や仕事、趣味など一見関係なさそうなことが原因で起こるケースも少なくない。どんな些細なことでも遠慮なく伝えよう。

2MRIやエックス線撮影装置を用いた検査
福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科 MRIやエックス線撮影装置を用いた検査

目視や触診で身体所見を確認した後に、必要に応じて各種検査を行う。スポーツによるケガや痛みは、骨の問題であることが多い。エックス線検査は、骨折の有無や骨の状態などを見極めるのに適している。一方で、エックス線検査では評価しづらい筋肉や腱、靱帯といった軟部組織の状態を調べるのにはMRI検査が有用だ。同院はMRI検査の設備を整え、他の検査と複合的に組み合わせることで、より正確な診断へとつなげている。

3治療、リハビリテーションプログラムの決定
福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科 治療、リハビリテーションプログラムの決定

検査・診断結果に基づき、医師と理学療法士が協議の上、患者一人ひとりに応じた治療、リハビリテーションのプログラムが作成される。プログラム開始にあたり、まず理学療法士による症状のヒアリング・評価判定が行われる。ここでは、ライフスタイルや生活の中で困っていることなども確認。これらは治療の方針と目標を決定する上で重要な情報だ。復帰を希望する時期や、目標としている試合・行事などがあれば、きちんと伝えよう。

4治療、リハビリテーションの実施
福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科 治療、リハビリテーションの実施

医師の指導のもと、理学療法士による運動療法を中心としたリハビリテーションを行う。関節可動域を広げる訓練や筋力トレーニングを実施し、身体機能の向上を図る。患者の状態に合わせて、電気、超音波などを用いた物理療法と組み合わせることも可能。また同院では、難治性の足底腱膜炎に対する体外衝撃波治療を導入。人の手が届かない深部へのアプローチにより、従来の方法では痛みの緩和が困難だった患者の治療に役立てている。

5セルフトレーニングの提案
福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科 セルフトレーニングの提案

リハビリテーションの頻度は状態によって異なるが、週に2~3回程度。1回あたりの時間が20分程度なので、院内で行えることには限界がある。それ以外の時間をどのように過ごすかが重要だ。同院では、自宅でできるセルフトレーニング、正しい姿勢、日常生活における動作のポイントなどの指導を行い、早期回復や再発防止をサポートしている。次回、患者が来院した際に、姿勢や動作を確認して、適宜修正・追加の指導などを行う。

ドクターからのメッセージ

野村 耕平院長

膝、腰、肩の痛みは、多くの方が抱えている悩みです。なかなか治らなかったり再発を繰り返したりするケースも少なくありません。当院では根本的な原因を追求し、早期改善と再発予防につながるリハビリテーションを提供しています。ケガをしたら安静が第一ですが、スポーツをされている方の場合、大事な試合を控えているのでどうしても休みたくないという方もいらっしゃるでしょう。豊富な専門知識を持つ理学療法士がリハビリテーションを担当し、復帰をサポートします。より早い改善をめざし物理療法を併用することも可能です。患者さんの選択肢が広がるよう、新しい医療技術も積極的に導入していますので、まずはお気軽にご相談ください。

 野村 耕平院長 福岡リハ西都クリニック スポーツ・整形外科
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