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岡崎 祐樹 院長の独自取材記事

オカザキ泌尿器科クリニック

(和泉市/和泉府中駅)

最終更新日:2023/09/05

岡崎祐樹院長 オカザキ泌尿器科クリニック main

和泉府中駅から3分。2023年5月1日に開院した「オカザキ泌尿器科クリニック」を訪ねた。明るく入りやすいビルの4階にあり、居心地良く設計された院内には、おしゃれなジャズの曲が流れている。院長の岡崎祐樹先生は、近くの地域中核病院で10年勤務していたため、地域の事情にも詳しく、診療においても「泌尿器の専門的なことから内科的な内容まで、ぜひ相談してもらいたい」と広い守備範囲で患者を迎える。優しい笑顔で患者の緊張をほぐしてくれる岡崎院長に、開院にかけた想いから、診療のモットー、今後の展望までじっくりと聞いた。

(取材日2023年8月1日)

居心地の良い雰囲気とプライバシーに配慮した空間

5月に開院されたばかりと伺いました。

岡崎祐樹院長 オカザキ泌尿器科クリニック1

2023年5月1日に開院しました。今は少しずつ患者さんが増えてきているかな、といったところです。来院される方の症状としては、女性が膀胱炎、男性は性病が多い印象です。泌尿器科というのは診察する場所がデリケートなためにどうしても受診のハードルが高く、特に女性の方は我慢して我慢して、やっと来る、という人が多いでしょうか。クリニックとしてきめ細かな対応と、安心して受診できる環境づくりを大切にしています。

こちらに開院された経緯や理由を教えてください。

私はこのすぐ近くにある府中病院の泌尿器科に、約10年間勤務していました。府中病院では急性期の患者さんを診察していて、症状や状態が落ち着けば地域の医院やクリニックさんへ紹介するというのが通常の流れです。でも、この辺りは泌尿器科のクリニックがほとんどなくて、いつも紹介先に困っていました。それなら自分が受け皿になればいい、と思い立ったのが開業の理由の1つです。開院するなら近隣がいい、と思って探したところ、運良くこの場所に出会いました。和泉府中駅からも近いですし、電車でも来院していただきやすいと思います。

内装などで、こだわった点はありますか?

岡崎祐樹院長 オカザキ泌尿器科クリニック2

一番に考えたのは、患者さんが来院しやすい雰囲気であることです。そのために清潔感と居心地の良さを重視して、いろいろと工夫を凝らしました。男性がずらりと並んでいると、女性は入りづらさを感じてしまうと思いますので、大きめのソファーをゆったりと配置しました。また、患者さん同士が目線を合わせなくてもいいように、長机と椅子を壁面に向かって作りつけています。自由に使っていただけるコンセントを机の各所に設置していますので、パソコンやタブレットを広げてお仕事しつつでも、音楽を聴きながら待っていただいても良いと思います。大型の液晶ディスプレイには世界各国の都市の風景の映像を映して、院内音楽はリラックスできる曲を流しています。

泌尿器科をベースに生活習慣病まで一手に引き受ける

診察室が2つありますが、二診制ですか?

岡崎祐樹院長 オカザキ泌尿器科クリニック3

患者さんの待ち時間を短縮するために診察室を2つ設けて、私が行き来するようにしています。メインの診察室は患者さんとご家族が一緒に入れて、じっくりとお話しできるように広めに設計してあり、デスクもL字型のカウンセリングタイプです。片方は少しコンパクトで、診察用ベッドへ移動しやすい造りです。泌尿器科では、腎臓・膀胱・尿道など、尿が作られてから排尿に至るまでの器官に生じる病気を診察します。私が以前いた府中病院には腎臓内科がなく、泌尿器科が内科的なところまで関わって、透析の管理も行っていました。そのため私は内科についても自信を持って診ることができます。通常、泌尿器科の医師が高血圧や糖尿病を診ることはあまり多くありませんが、私が皆さんの生活習慣病までを含めて診療していければいいな、と考えています。かかりつけを持たない方のお役にも立ちたいと思っています。

日帰りの手術もされていますね。

条件にあてはまる患者さんには、当院で日帰りの手術も受けていただけます。まず1つは、2022年から保険適用になったWAVE(経尿道的水蒸気治療)です。前立腺の肥大に伴って起きる頻尿や残尿感にアプローチする治療で、局所麻酔で行い、手術時間は10〜15分ほどで終了します。女性に多い過活動膀胱に対する治療は、膀胱壁内注入療法を行っています。薬剤を注入することで膀胱の異常な収縮の抑制を図り症状の改善をめざします。薬剤の再投与も可能です。前立腺がんを疑われる方には、生検も実施しています。10分程度で終了して、結果は後日、来院していただいたときにご説明します。院内にリカバリースペースを用意していまして、安全を確認してからご帰宅となります。入院しなくても行えますので、忙しい方や症状が気になる方は、どうぞ気軽にご相談ください。

患者さんに対して心がけているのは、どんなことですか?

岡崎祐樹院長 オカザキ泌尿器科クリニック4

できる限り、患者さんに寄り添っていくことです。ひと昔前は「ちょっと怖いお医者さん」に対し、患者さんのほうが気を使っていらっしゃる感じがしていました。私の時代は医学教育そのものが変化しましたし、患者さんと良い関係を築いていく努力を医師がするのは当たり前だと思います。説明においても、専門用語の羅列ではなくて、わかりやすい言葉を選ぶことですね。ご高齢の方で説明への理解が難しいようであれば、ご家族に同席していただくように以前から心がけてきました。「どうお話しすれば伝わるか」を考えることが習慣化しています。また今の時代、皆さんさまざまなお悩みや生活環境の違いがありますから、「この治療法しかありません」と決めつけるのも良くないと思っています。医師として言うべきことは言わないといけませんが、我を通すようなやり方ではなく、常に柔軟に対応できるように心がけています。

地域の人々の尿に関する悩みの確固たる受け皿をめざす

泌尿器科の医師の道を選び、開業された理由をお聞かせください。

岡崎祐樹院長 オカザキ泌尿器科クリニック5

高校時代、周りに「医師になりたい」という友人が多かったこともあって、漠然と医学部をめざしたように思います。大学に入ってからは「手術がしたい」と強く思い始め、外科系の診療科を志すようになりました。その中でも泌尿器科は外科的なことはもちろん、内科的なことまで同じ科の中で完結できることが選択の決め手となりました。昔は30代で開業なんて早すぎる、という空気でしたが、これも時代の変化ですね。周囲に開業医が増えてきたことと府中病院の再編時期が重なり、「これからは地域の人のために働きたい」という想いで、40歳を前にして開業しました。

クリニックでは自費診療も行っていますね。

ED(勃起不全)、AGA(男性型脱毛症)の自費診療も行っています。「年齢もあるし、仕方ないから……」と気後れされる方も多いので、院内に掲示物を貼り出して、相談しやすい雰囲気づくりを心がけています。きちんとしたお薬を用いたしっかりとした治療ですから、1人で悩む前にぜひ相談してください。当院では子どもの泌尿器疾患も積極的に診療しています。小児泌尿器というのは特殊な領域でして、開設している病院が少ないのです。遠方までお子さんのおねしょなどの治療に行くのは大変ですから、まずは当院で相談いただければと思います。性感染症についても、開院前に性病専門のクリニックで診察経験も積んできました。性感染症を広げない努力は、泌尿器科の医師として当然のことだと考えています。また治療が遅れれば、大切なパートナーに感染を広げてしまうリスクあります。ぜひ早めの治療をお勧めします。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

岡崎祐樹院長 オカザキ泌尿器科クリニック6

私は開院までの10年以上、和泉府中にある地域中核病院で一般泌尿器疾患から、専門性の高いがんの手術や抗がん剤治療に携わってきました。さらに腎不全などの内科的治療にも精通しています。そうして培ってきた知識・経験のすべてを、これからは地域の方々に還元したいとの想いで開院しました。泌尿器やおしっこのお悩みは、決して恥ずかしいものではありませんし、珍しいものでもありません。従来の泌尿器科とは違ったイメージで、プライバシーに配慮した空間を用意してお待ちしていますので、どうぞ気軽にお越しください。そして当院の今後にどうぞご期待ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ED治療/1錠900円~、AGA治療/1カ月5,500円~

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