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丸山 博絵 院長の独自取材記事

矯正歯科スマイルデザイン

(高崎市/高崎駅)

最終更新日:2023/04/11

丸山博絵院長 矯正歯科スマイルデザイン main

高崎駅から車で約10分の場所にある「矯正歯科スマイルデザイン」。院内は歯科医院というよりサロンのような明るい雰囲気だ。院長の丸山博絵先生はハキハキとした口調と話しやすい人柄で、初診の患者でも打ち解けやすい印象。矯正歯科を専門に勤務医を経験した後、地元・高崎に戻り開業した。同院は、院長の姉と父が営む眼科が併設されている一風変わった矯正専門クリニックだ。見た目だけでなく噛み合わせも重視する矯正で、全身の健康にアプローチすることをめざす。丸山院長は、年単位で通院が必要な矯正だからこそ、患者の納得感とやる気が大切だと語る。初診では特に丁寧に患者の話を聞き、矯正を通じて患者が変わっていく姿を見ることが一番のやりがいだと語る丸山院長に、診療のこだわりや患者への向き合い方について聞いた。

(取材日2023年2月21日)

患者のやる気を大切にする矯正

こちらの歯科医院の特徴について教えてください。

丸山博絵院長 矯正歯科スマイルデザイン1

当院は2013年に開院した矯正専門のクリニックです。お子さんから60代くらいまでの患者さんが通院されています。院内はサロンのような空間をめざして、明るくおしゃれな雰囲気にしました。中には「敷居が高そう」という方もいらっしゃるのですが、サロンに来たようにリラックスして帰ってもらえたらうれしいですね。「見た目を整えたい」と矯正を希望される方がほとんどですが、当院で大切にしているのが噛み合わせ。噛み合わせを整えることで、全身の健康に寄与したいと思っています。お子さんを連れてこられる方の中には「自分が矯正を受けられなかったから、子どもには受けさせたい」という方が多いですね。お子さんだけでなく親御さんの思いも汲んで、納得のいく矯正をめざします。

矯正の流れをお伺いします。

自分の歯でしっかり噛めることをめざして、ワイヤー矯正をメインとして行っています。初診のアポイントメントの時間は1時間確保し、患者さんの口内を確認したりご要望をじっくりお伺いします。その上で「矯正を受けてみたい」という患者さんには各種検査を受けていただき、方針を決定。期間は症例によりますが、一般的にワイヤーをつける期間は2年程度です。当院のワイヤー矯正では、見た目が目立ちにくいマットなコーティングが施されたホワイトワイヤーを使用しています。噛み合わせは全身の健康に関係するので、矯正では単に見た目を整えるだけでは駄目だと思います。当院では患者さんの将来も見据えて、一番シンプルでしっかりした矯正を心がけています。

ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正の違いは何でしょうか。

丸山博絵院長 矯正歯科スマイルデザイン2

マウスピース型装置を用いた矯正のメリットは目立ちにくいことです。最近は患者さんからのご要望も多いですが、矯正専門の医師としてはワイヤー矯正をお勧めしています。マウスピース型装置は取り外しができる分、しっかりと継続して使わなければ歯を動かすことは図れません。また、あくまでも矯正の目的は、しっかり噛めるようにすることなので、当院ではワイヤー矯正を基本としています。

噛み合わせが全身の健康にも関わる

矯正を始めるのに適した年齢はありますか。

丸山博絵院長 矯正歯科スマイルデザイン3

一番のお勧めは13~14歳です。年齢を重ねると骨も硬くなってしまいますし虫歯になりやすくなりますから、その前に矯正を始めたほうがいいと思います。ですが、骨さえしっかりしていれば60代でも矯正を始めることは可能です。矯正でワイヤーを使う期間は2年程度なので、長い人生の中で見れば迷っているより早めに始めたほうが患者さんのためになるのではないでしょうか。また、噛み合わせを整えると全身の健康にもいい影響が期待できます。きちんと噛むことで脳細胞が活性化するため認知症予防につながったり、歯磨きがしやすくなって虫歯もできにくくなるのです。そう考えるとやはり、早いうちに噛み合わせを整えることをお勧めします。

診療で気をつけていることは何でしょうか。

できるだけじっくり時間を取って、患者さんのお話を聞くようにしています。どの科でも患者さんによって求めるものが違いますから、正解のない矯正はなおさらです。さらに虫歯などに比べると緊急性や必要性も薄いもの。患者さんとの方針や目的のすり合わせが不十分だとうまくいきません。矯正専門の医師としてしっかり患者さんの思いに向き合うことで、納得できる矯正をしていただきたいのです。また案外、患者さんは今何をしているかよくわかっていないこともあると思います。時間のかかる矯正では患者さんのやる気が何より大切ですから、できるだけ矯正の内容をわかりやすくご説明して、理解した上で臨んでほしいですね。

矯正専門の医師としてのやりがいを教えてください。

丸山博絵院長 矯正歯科スマイルデザイン4

「矯正をして良かった」と言っていただけたり、矯正が進むごとに患者さんが変化していく姿を見ることがなによりうれしいです。特に10代の患者さんは矯正を始めることによってファッションやメイクまで変わって明るくなる方もいます。どんな矯正でも、患者さんが満足しなければそれは成功とは言えません。患者さんが喜んだ顔を見られればこちらもうれしいと思いますし、矯正専門の医師としてのやりがいにつながるでしょう。

「矯正して良かった」と思ってもらえることをめざして

矯正専門の医師をめざしたきっかけをお伺いします。

丸山博絵院長 矯正歯科スマイルデザイン5

もともと眼科の医師が多い家系に生まれたのですが、私は昔からわが道を行くタイプだったそうです。昔から細かい作業は得意でしたが、勉強は好きではなかったと記憶しています。私の将来を心配した母のアドバイスで中高一貫の学校に進み、そこから歯科大学に入学して歯科の奥深さに気づきました。あの時のアドバイスがなければ今の私もないですから、母には感謝しています。歯を削ってかぶせ物をするクラウンブリッジ科も楽しかったですが、どうしても模型と人の歯では違うもの。実際には歯並びが良くなっても噛み合わせが良くならないこともあるのです。「それなら根本的な噛み合わせにアプローチするほうがいい」と思い矯正科に進みました。

丸山先生の休日のリフレッシュ方法を教えてください。

整理整頓が大好きなところは、矯正専門の歯科医師らしいかもしれません。何でもきれいに並べたくなるんです(笑)。他には、年を重ねる中でどんどん食事の楽しさも増してきました。自分の歯で噛めることは本当に素晴らしいと思います。食欲は年を取ったからといってなくなるものではありません。歯は人間にとってとても大切なものですから、矯正専門の歯科医師として歯に携われてうれしいです。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

丸山博絵院長 矯正歯科スマイルデザイン6

開業して10年になりますが、私にとっては本当にあっという間でした。今後も現状に満足せず、患者さんのためになることには積極的に吸収していく姿勢です。最近では歯科用CTを導入したのですが、導入して良かったと思っています。他にも先進の設備の導入を検討しているところですよ。患者さんへお伝えしたいことは、何より自分の歯を大切にしてほしいということ。噛み合わせを整えることでQOL向上をめざせます。私自身も矯正を経験していますが、大げさでなく矯正で人生が変わると思っています。健康のための選択肢の一つとして、矯正に興味のある方はまずはご相談ください。気軽に始められるものではありませんが、自分の中に向上心を持っていただき、矯正にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトワイヤーを用いた矯正/82万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/1段階(片顎)2万2000円~

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