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松田 義弘 院長の独自取材記事

新浦安U歯科

(浦安市/新浦安駅)

最終更新日:2023/05/08

松田義弘院長 新浦安U歯科 main

新浦安駅から車で10分ほど、商業施設の2階にある「新浦安U歯科」。2023年に松田義弘院長が「地域に根差し、人との深い結びつきを紡いでいきたい」という思いで開業した歯科医院だ。一般歯科、矯正、インプラント治療、審美歯科と総合的な診療を手がけ、オールマイティーに対応できることが強みの同院。院内は歯科医院とは思えぬほど洗練された雰囲気で、ベビーカーや車いすのまま入れる広々とした造りになっている。加えて歯科用CTやマイクロスコープ、3Dスキャナー、CAD/CAMシステムなどを導入し、デジタル化に努めている点も特徴。先進機器を用いることで最短1日でセラミック治療の完了がめざせるようになるなど、患者の時間的・費用的負担の軽減につなげている。取材では松田院長に、同院の特色についてたっぷりと聞いた。

(取材日2023年3月22日)

多様な患者の悩みに応え、オールマイティーに診療

まずは開業の経緯を教えてください。

松田義弘院長 新浦安U歯科1

昨今のコロナ禍で患者さんの足が一時的に遠のいた業界も多いと思いますが、われわれの業界も他人事ではありませんでした。その中でもしっかりと共同関係が築けた自分の担当患者さんは通い続けてくれました。患者さんが健康を望み、歯科医療者がサポートする。そのような「健康の共創」のためには、まずは「相互ファンダム」のような関係性をつくることが重要であると気づきました。そのような「場所」であったり、「きっかけ」を自分が主体となって創りたいと思ったのが開業のきっかけです。院名に入れた「U」は共同体という意味のある「ユニティ」のUから来ています。発音は「あなた」の「ユー」でもあるし、笑った口元にも見えます。地域貢献の想いもあったので、なじみのある都内近郊で開業場所を探す中で、こちらの商業施設が新しくできることを知りました。駐車場も広く、買い物と合わせて立ち寄れる便利さも魅力に感じ、こちらでの開業を決意しました。

開業前から現在までの歩みをお聞かせください。

これまでに私が勤務したのは、病院の歯科口腔外科のほか、保険診療はもちろん自由診療である審美歯科にも力を入れる東京都内の歯科医院などです。そこでは患者さんからの多岐にわたる訴えに応えられるよう、さまざまな分野で研鑽を積んできました。そういった経験から、自分の強みは総合的に患者さんを診て、オールマイティーに対応できる点だと思っています。当院では、インプラント治療や矯正、セラミックを用いた治療や根管治療など幅広く対応しています。

院内づくりではどのような点にこだわったのでしょうか?

松田義弘院長 新浦安U歯科2

まずは、見た目がいわゆる「ザ・歯医者」みたいな感じではなくて、スタイリッシュな空間にしようと意識しました。そのため院内はグレーが基調の木目と、ネイビー色をベースにしたんです。これは、先ほどお伝えしたファンダムをつくる上での大切なキーだと思っています。歯が痛いから行く所というよりは、患者さんが「そこに行っている自分が好き」と感じていただけるような場所にしたかったんです。

患者のため先進機器を導入し、デジタル化も進める

院内の設備もとても充実していますね。

松田義弘院長 新浦安U歯科3

ユニットに関しては、患者さんがリラックスして治療を受けていただけるよう新しい機種を選びました。あとは車いすやベビーカーの患者さんもそのまま入れるよう広々としたスペースを取り、それぞれの診療室はプライバシーを守るべく個室仕様に。加えて、質の高い診療を行うために、マイクロスコープ、歯科用CT 、3D光学スキャナー、滅菌器などの先進機器を導入しています。例えばマイクロスコープは、歯を残すことをめざすのに有用な機器です。マイクロスコープを用いることで歯の状態を適切に把握できるため、余計な部分を極力削らないようにすることにつながるのです。また、歯科用CTによる3次元画像からはまざまな情報が得られるため、患部の確認や診断の際に有用です。

特に力を入れているのはどのようなことですか?

ほとんどの分野において「シームレスな治療」つまり、つなぎ目がなく患者さんの負担が少ない治療を心がけています。そのために有用なのが3DデジタルスキャナーやCAD/CAMシステムの切削加工機であるミリングマシンです。外注に出さずに院内でセラミックを用いた技工物が作製できるため、価格を抑えられる点がメリットです。最近はより良い素材を希望して、こうした自由診療を選ばれる方が多いですね。また、マイクロスコープを使った根管治療にも注力しています。

予防に対してはどんな考えをお持ちですか?

松田義弘院長 新浦安U歯科4

やはり一生ものの治療はありませんから、基本的に当院で行った治療に関しては、なるべく長く保てるように、しっかりとした微調整やメンテナンスが欠かせないと考えています。治療のやり直しが発生しないことが非常に大事だと思うので、予防にはかなり力を入れていますね。いくら自由診療などでお金をかけたとしても、その後定期的に通院して清掃をしなければ虫歯や歯周病のリスクは高まるばかりです。少しでも長持ちさせるために、治療完了後もプロのメンテナンスを継続して受けることが大切です。

スタッフの皆さんについて教えてください。

スタッフは現在、歯科衛生士が3人、歯科技工士が1人、助手・受付が2人います。歯科技工士は、短時間で精度の高いセラミック技工物の作製のために欠かせないと考えて採用しました。私たち歯科医師は口の中を見て、患者さんの背景を知ることが多いですが、スタッフには一人の人間として患者さんを見て、生活スタイルや何が本当の望みなのかというコアな部分を知れるような問診や関わり方をしてほしいと伝えています。患者さんが前向きに通えるクリニックをめざして、歯科医師はもちろん、歯科衛生士や助手、歯科技工士にも魅力を感じてもらえたらうれしいです。

人と人とがつながれる、地域のよりどころをめざす

ところで、先生が歯科医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

松田義弘院長 新浦安U歯科5

もともとは工学部に在籍していたのですが、心の中では医療人になりたいという思いがありました。その中で歯科医師ならば、患者さんに喜んでいただける瞬間に多く立ち会えるのではと考えて歯学部へ。例えば歯のトラブルで食事が困難だった人が、治療により食べられるようになるお姿を見られたなら歯科医師としてたいへんうれしいこと。治療を通じて患者さんがより自信を持てるようになるお手伝いができるというのも、この仕事のやりがいです。

診療の際に先生が大切にされていることは?

一つは真心を持って診療にあたることです。口の中を見るより先に、できるだけ患者さんの人となりを理解することが大切だと考えているんです。一人ひとりのお考えや困り事を把握することに努め、その方に合った診療を心がけています。希望される方には、一般的な病状の診断だけでなく、真にある要求を探し、一緒にゴール設定をしながら途中にある障害を乗り越えていけるようなカウンセリングが重要だと思っています。治療計画を立てていく段階で「こういう方法やアプローチもできるんですね」「自分の思いをわかってもらえました」という言葉をいただけるような対応を心がけています。もう一つは医療人としてのプライドですね。可能な限り、一つ一つの事象を追求していく姿勢を大事にしています。幅広いニーズやお考えを持った患者さんの期待にはやはり応えていきたい想いがあります。歯科医師として最大限ベストな診療ができるよう、日々研鑽を積んでいます。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

松田義弘院長 新浦安U歯科6

歯科医院を歯が痛い時や予防のために行く場所と特別構えずに、生活の一部に当院を組み入れていただけるとうれしいですね。以前の勤務先では、ふらっと立ち寄って「大学に合格しました」と報告に来てくださる患者さんもいました。当院は、そんなふうに人と人とがつながる、地域のよりどころのような場でありたいです。最近はマスクの着用が任意になりつつあることで、再び口元への意識を強めていらっしゃる方は多いでしょう。人前で自信を持ってすてきな笑顔がつくれるよう、当院をご利用いただけたらうれしく思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、成人向けのマウスピース型装置を用いた矯正/66万円~、セラミッククラウン/7万7000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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