全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月18日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 杉並区
  4. 西荻窪駅
  5. すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック
  6. 遠藤 聡 院長

遠藤 聡 院長の独自取材記事

すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック

(杉並区/西荻窪駅)

最終更新日:2023/04/11

遠藤聡院長 すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック main

西荻窪駅、久我山駅からそれぞれ徒歩約15分。五日市街道沿いに新しくできた医療ビルの3階に「すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック」はある。クリニック名のとおり、脳神経外科の医師として総合病院や急性期の病院で研鑽を積んだ遠藤聡院長が、しびれと頭痛の症状をメインに診療を行う。脊椎外科分野も専門とする遠藤院長は、脳を原因としたしびれだけではなく、背骨や手足の神経を原因とするしびれの診断・治療も得意としている。そのほか、頭部の外傷やめまい、坐骨神経痛なども、脳と脊椎の専門家として対応。院内にはMRIやCTなどの検査機器がそろい、即日の検査もできるという。「何科にかかっていいのかわからない頭痛やしびれもご相談ください」と頼もしく語ってくれた遠藤院長に、クリニックの特徴から今後の展望まで話を聞いた。

(取材日2023年3月17日)

MRIとCTを備えた院内でしびれと頭痛を専門に診療

とても広々としたきれいな院内ですね。

遠藤聡院長 すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック1

白を基調として、清潔感があって優しい雰囲気になるように内装業者さんにお願いしました。広々とした空間もこだわったところです。院内はトイレなども含めて全てバリアフリーになっていますので、車いすやベビーカーでもスムーズに移動ができると思います。また、この医療モールを開業の場所に選んだ理由の一つが、MRIを設置できるという点でした。脳神経外科のクリニックとしてMRIを完備する必要がありましたので、導入できる施設でもあることが重要でした。広く圧迫感の少ない検査室で、MRIの検査を受けていただけます。

診療の特徴を教えてください。

クリニック名にあるとおり、しびれと頭痛に特化したクリニックをめざして開業しました。顔や体、手足などさまざまな場所に表れるしびれや、長年悩まされている慢性的な頭痛、いつもとは違う頭痛など、しびれと頭痛に関して広く対応しています。加えて、MRI、CTの検査を即日に受けられることも当院の特徴です。特にMRIの検査は数ヵ月待ちという医療機関も多く、その間不安を抱えて過ごすことになります。そういった方を少しでも減らせるように院内にMRIを導入して、即日検査できる体制を整えました。緊急性の有無をその日に診断でき、緊急性が高い方は。すぐに連携している病院に紹介できます。

しびれ、頭痛は医療機関を受診すべきか悩む方も多いですよね。

遠藤聡院長 すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック2

日常生活に支障を来たしているようなときはもちろんのこと、服薬で対応できているけれど原因を知りたいといった場合も気軽に来ていただきたいと思っています。私は日本脳神経外科学会脳神経外科専門医ですが、脊椎脊髄外科も専門としていますので、脳と脊椎のほぼすべての分野にわたって診療を行えます。特にしびれはさまざまな場所に原因があります。原因となり得る頭、脊髄、末梢神経、それらすべてに精通していないとしびれの診断は難しいのです。脳神経外科を標榜していますので、腰や首が原因となるしびれは診てもらえないのではと思われがちですが、背骨の専門家でもありますから椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを原因とするしびれまで広く対応しています。どの科に行くべきか迷ったときも、ご相談ください。

脳と背骨の治療に数多く携わった経験を生かす

しびれと頭痛専門のクリニックを開業しようと思ったのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

遠藤聡院長 すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック3

開業前に勤務した病院は急性期の患者を受け入れる施設だったのですが、脳神経外科の医師として脳卒中の急性期治療と並行し、しびれの診断と治療を行う「しびれの外来」を担当していました。その際、脳神経外科なのか整形外科なのか皮膚科なのか、何科にかかっていいのか迷っていたという患者さんがとても多く、困っている方がこんなにいらっしゃったんだと驚きました。ですが、急性期の病院のため、外来の患者さん一人ひとりとゆっくり時間を取ることができなかったんです。診療予約を取るのに数ヵ月お待たせしてしまうような状況にも、もどかしさも感じていました。クリニックであれば、頭痛の患者さんを含めて多くの方をそこまでお待たせせずに受け入れられると思い、開業を考えるようになりました。

開業前のご経歴を教えてください。

医学部を卒業後、研修を終えて湘南鎌倉総合病院や神奈川県立足柄上病院に勤務し、脳神経外科医長も務めました。そこで脳神経外科の勉強と併せて、脊椎に関しても研鑽を積みました。その後、茨城県にある脳神経外科の専門病院でもある聖麗メモリアル病院に勤め、脊椎の治療を専門に行う施設を立ち上げました。外来診療、手術を含めて、数多くの脳と背骨の治療に携わってきたと自負しています。脳卒中などの急性期疾患や頭痛といった脳神経外科の領域、首や腰などに関わる脊椎外科領域において十分なトレーニングを積んできましたので、その経験を当院でも生かし、地域の皆さんに還元していきたいと思っています。

先生はなぜ脳神経外科に進まれたのでしょうか?

遠藤聡院長 すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック4

学生時代さまざまなスポーツをやっていましたので、スポーツ医学に携わりたいと思い、医学部へ進みました。ですが医学部で勉強するうちに、命に密接する疾患が多く、高度な医療技術を要する脳神経外科に憧れを持ったんです。実際脳神経外科の医師となって、命の危機に瀕した方や重大な後遺症を残しかねない方を救う手助けができ、とても良かったと思っています。ただ急性期の病院に長く勤めていましたので、つらい場面が多かったのも事実です。その中で社会復帰をされた方の姿を見られた時は、本当にうれしくやりがいを感じますね。

即日の検査で原因を見つけて適切な医療へつなぐ

先生が診療の際、心がけていることは?

遠藤聡院長 すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック5

患者さんのお話をしっかり聞きたいと思って開業したようなものですので、会話を大事にしてお一人お一人に寄り添っていきたいですね。そして適切な診断をくだすことも心がけています。そのために即日に検査ができる先進の機器を導入しましたし、経験も積んできました。専門のクリニックとして、まずはMRIやCTの検査で原因を突き止め、または重篤な病気が原因ではないことをはっきりさせて患者さんの不安を取り除き、その方に適した治療を提供します。皆さんが不安を抱えて悩まれることのないように、優しい医療を提供したいと思っています。

しびれと頭痛以外には、どのような症状に対応していますか?

メインは脳神経外科ですので、しびれと頭痛以外に、頭部打撲などの外傷の診療も可能です。赤ちゃんなど小さいお子さんの頭部の外傷にも対応しています。MRIの検査がまだ怖いという小中学生には、被ばく量の少ない先進のCTでの検査で対応していきます。そのほか、めまい、坐骨神経痛、手足・顔の麻痺、物忘れ、腰痛、首の痛みなども、脳と背骨の専門家として診療を行います。病院での診療が必要と判断した場合は、私が現在「脊椎・しびれの外来」を担当している河北総合病院をはじめ、連携している杏林大学医学部付属病院や武蔵野赤十字病院などに紹介もしていますので、安心していらしてください。

最後に今後の展望をお聞かせください。

遠藤聡院長 すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック6

まだ開業したばかりのクリニックですので、これから地域の方に愛されるクリニックになっていきたいと思っています。脳神経外科というと敷居の高いイメージもあるかもしれませんが、気軽に受診できる場所でありたいです。患者さんはお近くにお住まいの方が多く、ウェブや電話で予約して来ていただくほか、予約なしでの診療も受け入れています。また遠方から来ていただいた方などが、診断がついたら地元の医療機関で診てもらいたいなどといったご要望があれば丁寧に紹介状も作成いたします。そのためにも即日検査・即日診断を心がけています。現在頭痛の症状でいらっしゃる方が多いのですが、しびれも専門としていますので、何科を受診していいのか迷っている方、他の医療機関では原因がわからなかった方もぜひご相談ください。脳・背骨・末梢神経を専門に学んだ経験を生かして、総合的に診療を行っていきます。

Access