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AIアシスト機能つき内視鏡検査
医師の目とともに質の高い検査へ

むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック

(武蔵野市/武蔵境駅)

最終更新日:2023/06/14

むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック AIアシスト機能つき内視鏡検査 医師の目とともに質の高い検査へ むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック AIアシスト機能つき内視鏡検査 医師の目とともに質の高い検査へ
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「つらい・きつい」といったイメージが強かった内視鏡検査だが、近年は鎮静剤や二酸化炭素を適切に使用することによって苦痛緩和につながり、「一度、胃カメラ・大腸カメラを受けたことがある」という声も増えてきた。ただ、一度受けたからといって数年後、数十年後も同じ状態にあるとは決して言えない。「大学病院や基幹病院で大腸がんなどのがん治療もたくさん経験しました。だからこそ患者さんには『内視鏡検査は定期的に受け続けてほしい』とお伝えしたいのです」と話すのは、「むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック」の友利賢太院長だ。AIによるアシスト機能がついた内視鏡検査機器を導入し、検査の安全性にも常に配慮する院長に、今回は内視鏡検査のうち、同院が行う大腸カメラ(下部内視鏡検査)の検査について詳しく話を聞いた。

(取材日2023年5月31日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q質の高い内視鏡検査をめざしておられるそうですね。
A

当院の内視鏡検査の機器には、AIによるアシスト機能が搭載されています。AIが検査中の画像をリアルタイムで解析し、大腸ポリープが疑われる部分を自動的にチェック・アラートすることで、これまで以上に高いレベルの内視鏡検査が実施できるようになったと思います。熟練の医師であってもヒューマンエラーがゼロということは難しいですし、ごくわずかな病変であれば人間の目ではわかりにくいことも。AIの目をプラスすることで適切に病変を発見し、疾患の早期発見・早期治療につなげたいと思っています。特に大腸カメラは下剤を数時間かけて飲むなど患者さんの大切な時間を検査に割くのですから、最大限の結果を得ることは必須だと考えます。

Q検査時の苦痛を軽減するために、どんな工夫をされていますか?
A

まず適切な鎮静剤の使用です。胃カメラも同様ですが、患者さんがうとうとと眠った状態の間に検査が終わることがほとんど。次に二酸化炭素です。内視鏡検査をする際にはおなかに空気を入れて映像を見やすくするのですが、二酸化炭素は体内に吸収されやすいため、術後のおなかの張りの軽減につながります。そして環境。院内全体が白と木目調の落ち着く雰囲気で、検査前の待機所も木目を生かした半個室になっていてリラックスしやすいほか、外来患者さんと検査患者さんの導線を完全に分け、検査の方は検査だけに集中できる環境になっています。もちろん検査を受ける方が使用するトイレも完全に外来と分けているので、どなたも安心して使用できます。

Q検査で切除した細胞の病理検査もスピーディーに行われるとか。
A

大腸カメラでポリープが見つかった場合、大腸がんの原因となり得るためポリープを切除します。つまり検査と同時に、必要に応じて日帰り手術も行うのが大腸カメラの大きなメリットなのです。そのポリープは病理検査へと進めますが、当院の病理検査は、私の出身大学である東京慈恵会医科大学病理部の鷹橋浩幸教授による連携病理診断を取り入れております。専門の医師と連携することで、より病理診断にも正確性と結果がわかるまでの時間短縮を図れると考えております。直接病理を診断する医師と相談、ディスカッションが可能である点も大きく、患者さんにも還元できるものと考えています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1事前の診察
むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック 事前の診察

抱えている悩みや症状を診察で話し、病気の可能性や検査の必要性などを丁寧に確認していく。大腸内視鏡検査は予約制のため検査日程の確認のほか、検査前に必要な注意事項などの説明を受ける。また検査ではたくさんの下剤を飲むため、場合によってはエックス線検査を行い、安全に下剤を使用できるかどうかを確認。便秘の度合いによっては数日前から少量の下剤を飲むなど、医師と相談しながら安全な検査になるよう準備をしていく。

2検査準備
むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック 検査準備

下剤を自宅・クリニックどちらで飲むかは患者の希望によって選べる。下剤を飲むのにかかる時間は3〜4時間ほど。自宅で飲む場合は、検査開始時間の30分前までに受付を済ませられるよう、時間配分が重要になる。ただ、自宅で突発的なことや不安なことが起こっても、すぐにクリニックへの電話相談が可能だ。常に看護師がいる点は院内で下剤を飲む際の大きなメリットと言えるだろう。腸内がきれいになり次第、検査開始となる。

3検査実施
むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック 検査実施

希望者は鎮静剤を使用し、検査開始。肛門からカメラを挿入し、一番奥の盲腸までカメラを進め、空気で腸管を張った状態にし、カメラを引き抜きながら腸内、そして肛門まで検査していく。検査時間は約15分ほどだが、ポリープが見つかった場合は切除が必要なので30分ほどかかることも。ポリープの数が多い場合は患者の負担を考慮し、後日改めて残りを切除することも可能だという。

4リカバリースペースで休憩
むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック リカバリースペースで休憩

検査後はそのまま隣のリカバリースペースで休憩。人によって覚醒状態はさまざまなので、30〜60分ほどが目安となる。目が覚めた後も眠気が残る・後から眠気が出てくる・頭がぼんやりするなどということが多々あるため、自身での車の運転は控えるほか、仕事も検査当日は休むことが望ましい。またポリープを切除した場合は食事や飲酒にも注意が必要で、次の検査結果説明で詳しく教えてもらえる。

5検査結果について説明
むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック 検査結果について説明

診察室に移動し、撮影した実際の画像を見ながら検査結果の説明を受ける。鎮静剤の効果が残っていることもあるため、検査写真などと合わせて検査の所見が記載されたレポートが渡される。次に内視鏡検査を受けたほうがいい時期なども記載されているため安心だ。またポリープを切除した場合は約1週間後に改めて病理検査の結果を聞き、基幹病院などに通うべきか、経過観察で良いかなどのその後の治療計画なども医師と話し合う。

ドクターからのメッセージ

友利 賢太院長

内視鏡検査を受ける目安は40歳。症状がなくとも受けるべき年齢と言えます。そして当院では「またこのクリニックに来たい」「思ったより楽だったから内視鏡検査を続けたい」と思っていただけるように、内装や導線、検査自体もたくさんの工夫をしています。内視鏡検査も一回だけ受けて終わり、というわけにはいきません。どうしたら健康を維持していけるかを考える、その一助となるのが内視鏡検査です。もし「ほかで内視鏡検査を受け、苦しかったので踏ん切りがつかない」と考えておられるなら、そのことも遠慮なくお話しください。まずは内視鏡検査を受けるかどうかの相談や質問だけでも構いませんので、気軽にクリニックにお越しくださいね。

友利 賢太院長 むさしの内視鏡・胃腸内科クリニック
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