全国のドクター9,253人の想いを取材
クリニック・病院 158,515件の情報を掲載(2024年6月02日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市港南区
  4. 上永谷駅
  5. 善利クリニック
  6. 胃痛や血便は相談を内視鏡検査にも対応するかかりつけ医

胃痛や血便は相談を
内視鏡検査にも対応するかかりつけ医

善利クリニック

(横浜市港南区/上永谷駅)

最終更新日:2023/07/14

善利クリニック  胃痛や血便は相談を 内視鏡検査にも対応するかかりつけ医 善利クリニック  胃痛や血便は相談を 内視鏡検査にも対応するかかりつけ医
  • 保険診療

腹痛の原因はさまざまだ。患者が「胃が痛い」と思っても、その原因が腸や心臓など別の場所にあることも多い。血便が腸と肛門のどちらの不調によるものなのかも診察しなければわからず、さらに内視鏡検査で胃がんや食道がんが見つかることもある。「善利クリニック」の善利元臣理事長は「まずはかかりつけ医に相談してほしい」と話す。同院では最初に緊急性の有無を判断。手術を行うべき病気が疑われたら、速やかに設備の整った病院へ紹介している。緊急性がないと判断した場合、多くは投薬治療から開始。不必要な検査は行わない方針だが、症状に応じて適切な検査を進められるよう、内視鏡も含め一通りの検査ができる設備を整えている。今回は善利理事長に、腹痛で考えられる病気や、同院の診療の流れについて話を聞いた。

(取材日2023年6月30日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q腹部の不調がある場合、どのように治療を進めるのでしょうか?
A

患者さんが腹部の痛みを訴えた場合、まずは緊急性があるかどうかを見極めます。中には急性虫垂炎(盲腸)や胃穿孔(いせんこう)といったすぐに手術を行うべき病気もあり、その場合は速やかに設備の整った病院へご紹介します。緊急でない場合でも問診や触診を中心に症状を詳しく調べ、必要に応じて血液検査やエックス線検査を行います。まずは薬を処方して様子を見ることが多く、必要と判断した場合には内視鏡検査も行います。不必要な検査は行わないのが当院の診療方針ですが、症状に応じて適切な検査を進められるよう、内視鏡も含め一通りの検査ができる設備を整えています。

Qこちらで行っている胃の内視鏡検査について教えてください。
A

当院では経口内視鏡と経鼻内視鏡のどちらの検査にも対応しています。経鼻は嘔吐反射が出にくいのがメリットです。患者さんの症状やご希望に合わせて経口か経鼻かを選び、どちらの場合でもできるだけ痛みや不快感がないような検査を心がけています。当院では幅広い診療を行っていますが、私はもともと消化器外科が専門で、内視鏡検査も数多く手がけてきました。痛みに敏感な方や不安が強い方には、鎮静剤を使用することも可能です。大腸の内視鏡検査は提携医療機関での受診となりますが、スムーズに受けられる体制を整えていますのでご安心ください。

Qまずはかかりつけ医に相談してみることが重要なのですね。
A

そうですね。患者さんが「胃が痛いから胃炎か胃潰瘍だ」と思っても、実際には十二指腸潰瘍だったというケースもあります。不快感の原因が逆流性食道炎だったり、内視鏡検査で胃がんや食道がんが見つかることもあるのです。血便の原因が腸なのか肛門なのかも診察しなければわかりません。仮に痔核があったとしても、他の腸の病気を併発していることもあるので注意が必要です。精密検査や手術が必要な病気もありますので、不調の原因をはっきりさせるためにもまずはかかりつけ医に相談してください。何回も顔を合わせているかかりつけ医であれば、患者さんの体質や既往歴も把握した上で診断し、その方に合った治療法を提案できることと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1不調を感じたら、まずは相談を
善利クリニック  不調を感じたら、まずは相談を

「たかが腹痛」と放置せず、頼れるかかりつけ医にまず相談を。同院では問診や聴診・触診を中心に症状を詳しく調べ、必要に応じて血液検査やエックス線検査や腹部超音波検査を行いながら、最初に緊急性の有無を確認する。

2緊急性が疑われる場合には、速やかに病院へ紹介される
善利クリニック  緊急性が疑われる場合には、速やかに病院へ紹介される

急性虫垂炎や胃穿孔など、すぐに手術を行うべき病気が疑われる場合は速やかに病院へ紹介される。同院では、他院との協力体制を強化することで幅広い症例に対応するそう。

3緊急性が低いと判断された場合には、投薬治療を開始
善利クリニック  緊急性が低いと判断された場合には、投薬治療を開始

緊急性が低いと判断された場合には、投薬でまず経過を診ることが多い。同院では、個々の症状に合わせて投薬期間や追加検査の見極めを行い、必要な際に適切な検査を進められるよう、内視鏡も含め一通りの検査ができる設備を整えているそう。

4回復が見込めない場合には、上部内視鏡検査を受ける
善利クリニック  回復が見込めない場合には、上部内視鏡検査を受ける

同院では上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の受診が可能で、経口内視鏡と経鼻内視鏡のどちらの検査にも対応している。内視鏡検査に数多く携わってきた善利理事長は、専門的な技術で痛みの少ない検査を心がけている。大腸の内視鏡検査は提携医療機関での受診となり、予約も含めてスムーズに受けられる体制を整えているとのこと。

5症状に合わせて治療を行う
善利クリニック  症状に合わせて治療を行う

たとえ同じ病気であっても、症状や考え方には個人差があると考える善利理事長。患者の思いを尊重しながら、薬や検査など一人ひとりに合わせながら治療を進めていく。もし患者が迷う場面があれば、医師の視点から率直にアドバイスを行うそう。

ドクターからのメッセージ

善利 元臣理事長

精密検査や手術は他院と協力しながら、院内でできる検査や治療には責任を持って取り組んでいます。消化器関係は私の専門分野ではありますが、不必要な検査はせず、必要な検査はしっかり行う方針ですのでご安心ください。受診から内視鏡検査まで進む際は、細心の注意を払って病気の早期発見に努めています。患者さんの身近にあり、いつでも相談できるのがかかりつけ医の良さ。緊急時の体制も整えていますので、我慢せずにまずはご来院ください。

善利 元臣理事長 善利クリニック
Access