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芥川 重之 院長の独自取材記事

芥川歯科

(豊島区/駒込駅)

最終更新日:2022/12/13

芥川重之院長 芥川歯科 main

「しっかり患者さんの話を聞いてくれて、きちんと説明をしてくれるかかりつけ医を探すことが大切です」そう話すのは、JR山手線・東京メトロ南北線駒込駅から歩いて3分、下町情緒あふれる商店街の入り口交差点にある「芥川歯科」の芥川重之院長。幅広い診療を提供し、中でもインプラントと子どもの矯正、歯周病の治療と予防に力を入れている。子どもの矯正では、将来のリスクまでをしっかり見据え、極力抜歯や歯を削らない治療計画を提案する。誠実な診療姿勢は、治療のメリットだけでなくデメリットも丁寧に説明するという話からもうかがえる。地域の人々の歯と口腔内の健康に少しでも貢献できたらと、予防歯科の啓発や、診療時間外の急患対応も行う芥川院長に、診療方針や予防歯科への想いを聞いた。

(取材日2022年11月1日)

チームワークを大切に、患者の通院をサポート

こちらに開業する前は、栃木で開業されていたそうですね。

芥川重之院長 芥川歯科1

はい。栃木県のショッピングセンターの一角にクリニックを構え、10年間診療していました。栃木で開業したのは、以前県内のクリニックで勤務していたこともあり、土地勘があったからですね。開業して3年後に親族が多く住んでいる東京に自宅を移し、私は毎日東京から栃木のクリニックまで通っていました。年齢的なこともあり、栃木のクリニックを他の方へ引き継ぎ、今年10月新たに東京の駒込で開業しました。この場所は、駅から徒歩3分で、霜降銀座商店街の入り口の交差点にも面している、利便性の良い場所です。自宅もここから近く、文字どおり地域に密着したクリニックをめざしています。開業してまだ1ヵ月ですが、小さいお子さんから高齢の方まで幅広い年代の方にご来院いただいています。

奥様が歯科衛生士と伺いました。

歯科衛生士の妻を含め、スタッフ全員がチームワークを大切に診療しています。情報の共有がしやすくなるように患者管理ソフトを導入し、説明した内容や、検査・治療内容、購入履歴など、患者さんに関する情報を4台のタブレット型端末を使いスタッフ全員で共有しています。見たい情報を見たい時にすぐ見ることができ、スタッフ間での情報の行き違いや漏れも少なくすることができます。業務の効率化にもつながっていますね。また、スタッフが患者さんから直接得た情報も、適切な治療を行う上で大事な情報ですので、患者さんが話しやすいような雰囲気づくりにも力を入れています。このように当院では、患者さんが安心して受診できるような体制を整えています。

キッズスペースがついている診療室があるそうですね。

芥川重之院長 芥川歯科2

はい。小さなお子さん連れの保護者の方に安心して治療を受けていただけるように、キッズスペースつきの診療室もご用意しています。そこは広めの造りで、外が見えるような開放的な空間になっています。ブラインドがあるので、プライバシーに配慮したい場合は外から見えないよう閉めることができますし、外から見えにくい角度にブラインドを調整して、開放感を味わうこともできます。クリニックは商店街の入り口の交差点に面していて人通りが多いため、閉所恐怖症の方にも通っていただいていますね。また、リラックスして診療を受けていただくために、院内は木を用いて温かい雰囲気に仕上げています。

大切なのは将来のリスクまできちんと見据えた治療計画

設備にはさまざまなこだわりがあると伺いました。

芥川重之院長 芥川歯科3

カウンセリングがしやすいように長机がついているユニットを1つ用意しています。通常の椅子は後ろにしか倒れませんが、このユニットの椅子は回転させることができ、患者さんと横に並んだ状態で、モニターを見ながら説明をすることができるのです。また、精密な診査・診断のために、マイクロスコープも導入しています。一般的なマイクロスコープは、歯科医師が顕微鏡をのぞいて撮影した写真を患者さんに見せて説明しますが、当院のマイクロスコープは、診療しながらモニターに画像を映し出すことが可能な上、患者さんが体を起こした状態でもモニターに映すことができます。言葉だけで説明するより画像を見ながら説明したほうが患者さんの理解が深まりますので、活用しています。

先生が特に力を入れている治療について教えてください。

私はインプラント治療と、子どもの矯正、歯周病の治療と予防を中心に研鑽を積んできました。特にインプラント治療は、価値があり必要性が高い治療法だと考えています。どんなに薄く小さな入れ歯を作っても、入れ歯を着けることが難しい患者さんが一定数いらっしゃいます。そのような方へはインプラントがとても有用です。また、入れ歯はばねを他の歯に引っ掛ける必要があるため、ばねを引っ掛けた歯は仕事が増え、歯の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。そのため、インプラントで歯を1本増やすことは、他の歯を守ることにもつながります。

子どもの矯正についてお聞かせください。

芥川重之院長 芥川歯科4

一般的な矯正は、抜歯矯正とも呼ばれ、上下左右合計4本抜いて矯正を行います。マウスピース型装置を用いた矯正も、歯が動くスペースを確保するために歯のエナメル質を削る処置をします。最小限の処置で済むよう努めてはいますが、抜いたり削ったりしないに越したことはありません。また、例えば奥歯5本のうち2本を抜くということは、5人でやる仕事を3人でやり続けるということです。当然3人は疲弊してきますよね。その3人に良い状態で働いてもらうには、相当しっかりと衛生管理をしていく必要があると思います。

住民の歯の健康を守る地域密着のかかりつけ医をめざす

できれば抜歯しないほうが良いということですね。

芥川重之院長 芥川歯科5

はい。そのため小児矯正は、抜歯や歯を削ることを回避するために、舌や口呼吸の悪習癖を減らし、顎の成長を正常化することできれいな歯並びになるよう促したり、顎を広げたりする方法を用います。また、矯正治療は、力の加わり方などが原因で、歯根吸収といって歯の根が吸収され短くなってしまうことがあります。矯正が終わって歯はきれいに並んだものの、歯がぐらついてしまう方がいるのです。実際、昔矯正をした40~50代の方を診ると、厳しい歯の状態になっていることが多いですね。しかし、幼少期は指しゃぶりをするだけで出っ歯になってしまうほど骨の柔軟性が高いため、歯をたくさん動かしてもダメージを受けにくく、歯根吸収が少なくて済むということが期待できます。子どものうちに矯正をすると、しっかりとした状態の歯のまま歯並びを整えることがめざせます。

予防歯科にも注力されているのですね。

栃木での開業時代は家族ぐるみで通われる患者さんが多く、幼少期から高校生に成長するまで長年にわたり経過を診てきたお子さんも少なくありませんでした。長いお付き合いになるからこそ、予防歯科には特に力を入れてきましたね。東京で開業してまだ1ヵ月ですが、メンテナンスには定期的に通われるのに、ブラッシングなどのセルフケアについて説明を受けたことがない患者さんがとても多いことに驚きました。また患者さんご自身も、定期的なメンテナンスだけ受けていれば大丈夫と考えている方が多いですね。セルフケアがおろそかな状態で、プロフェッショナルケアをしてもあまり意味がないといわれているのですが、残念ながらそれが根づいていません。

予防歯科の普及が必要なのですね。今後の展望をお聞かせください。

芥川重之院長 芥川歯科6

山形県に予防歯科に精通している先生がいます。歯の健康寿命を延ばし、地域に貢献できるよう努めた方で、私の尊敬する先生です。当院でも、ブラッシング指導などを通じ患者さんにセルフケアを身につけていただくとともに、定期的なプロフェッショナルケアを提供していきたいですね。また、予防歯科の考え方を広げていくことで、地域の皆さまの歯とお口の健康に貢献できたらと考えています。お子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、お口周りのことなら何でもご相談いただきたいですね。診療は平日は19時30分までですが、自宅が近いのでそれ以外の時間帯の急患も対応しています。文字どおり、地域密着のかかりつけ医をめざしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/35万円~、小児矯正/抜歯矯正:5万円~40万円、マウスピース型装置を用いた矯正:15万円~100万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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