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自宅や施設で気軽に受診
東洋医学にも対応するオンライン診療

かがみハーモニークリニック

(高松市/潟元駅)

最終更新日:2023/02/22

かがみハーモニークリニック 自宅や施設で気軽に受診 東洋医学にも対応するオンライン診療 かがみハーモニークリニック 自宅や施設で気軽に受診 東洋医学にも対応するオンライン診療
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自宅や入居する施設など、日常生活の場にいながら信頼するかかりつけ医と対話ができるオンライン診療。香川県下ではまだまだ利用者が少ないが、移動や待ち時間の負担がなく、感染症のリスクも軽減できるため、患者と医療従事者の双方にとってメリットは大きい。西洋医学と東洋医学を調和した、新しい医療の提供をめざす「かがみハーモニークリニック」では、開業後間もなくしてオンライン診療を導入。通常は一度来院した患者のみが対象となるが、発熱症状のある患者に対しては、初診から対応している。外来診療とオンライン診療の両軸で、多くの患者の健康を支える院長の鏡原康介先生に、オンライン診療の特徴や利便性などについて詳しく聞いた。

(取材日2023年1月31日)

医療サービスの一つとして、患者に相談の場を提供

Qオンライン診療では、どのような診療ができるのでしょうか?
A
かがみハーモニークリニック 2022年5月にかがみハーモニークリニックを開業した鏡原院長

▲2022年5月にかがみハーモニークリニックを開業した鏡原院長

発熱症状があって外出が困難な方や、慢性的な病気の状態が落ち着いていて診察の必要がない方、薬だけが欲しい方などが、オンラインという形で気軽に医師に相談することができます。介護施設や老人ホームに入所しているご高齢の方、中でも足が悪くて通院が難しい方などには、特にお勧めできる診療方法ではないでしょうか。基本的に初診の方は対象外ですが、コロナ禍ということで、発熱のある方は初診で診療を受けることが可能です。リスクを軽減しつつ医療機関を受診できますので、こうした手段があることを伝えていくのも医師の使命だと考えています。利用者はまだ限られますが、県内はもちろん県外の患者さんにも広く利用していただきたいです。

Q外来診療との違いを教えてください。
A
かがみハーモニークリニック 3ヵ月に1回はクリニックで診察を受けるのが理想

▲3ヵ月に1回はクリニックで診察を受けるのが理想

オンライン診療では、外来診療と違って触診や聴診といった診察ができません。あくまでも診察の必要がなく、症状が落ち着いている方が利用できる医療サービスとなります。相談という形であれば、私の専門である循環器分野の疾患にも対応できますが、症状が重い方や急性期の患者さんは当院へお越しいただくのが原則です。料金についてはシステム利用料が発生しますので、外来診療とあまり変わりません。また薬の処方がある場合は、外来診療と同様に別途処方箋料がかかります。薬はご自宅など指定の住所に配送される仕組みですが、お体の状態は変わっていきますので、3ヵ月に1回はクリニックで検査や診察を受けていただくのが理想です。

Q実際の利用方法や、診療の流れについてお聞きしたいです。
A
かがみハーモニークリニック 専用のアプリに基本情報を登録する

▲専用のアプリに基本情報を登録する

最初にスマートフォン、タブレット端末、パソコンのいずれかのデバイスで、専用のアプリケーションをインストールする必要があります。アプリを開いたら、お名前や住所、電話番号、クレジットカード番号といった基本情報を入力していただきます。もちろん、健康保険証の登録も必須です。ご高齢の方でこうした操作が難しい場合は、ご家族や周りの方が代わりに行うようにしてください。基本情報の登録後はアプリ内で予約を行い、予約時間になったらデバイスの前で待機を。オンライン診療は完全予約制で、1回15分程度となります。まずは医師がお体の状態を伺い、継続する薬を相談。最後に薬を処方する薬局の場所を確認して終了という流れです。

Q診療後に、薬を処方してもらえるのはメリットですね。
A
かがみハーモニークリニック アプリ内では、オンライン服薬指導が申し込める

▲アプリ内では、オンライン服薬指導が申し込める

薬は当院が用意した処方箋を元に調剤薬局が処方し、そこからご自宅などに配送されます。各薬局の薬剤師さんによる服薬指導は、対面という形でもオンラインという形でも、どちらでも選択可能です。オンライン服薬指導の場合はアプリ内で申し込みを行いますが、中には対応していない薬局もありますので注意してください。当院では皮膚症状の薬や睡眠薬、解熱剤が欲しい方などが、月に1回程度オンライン診療を受診し、オンライン服薬指導を受けて薬を処方されています。初診の場合ですと、処方する薬の量は1週間分が限度となりますが、再診の場合は制限はありませんので、お体の状態に合わせてご相談ください。

Q貴院が提供するオンライン診療の強みを教えてください。
A
かがみハーモニークリニック オンライン診療においても、東洋医学と西洋医学の調和を掲げる

▲オンライン診療においても、東洋医学と西洋医学の調和を掲げる

当院では東洋医学と西洋医学の調和をテーマに掲げており、それぞれの優れた点を組み合わせることで、患者さんの健康に寄与する新しい医療の提供に力を尽くしています。その姿勢は、オンライン診療においても変わりありません。外来診療で診察を行った後であれば、オンライン診療で経過を伺いつつ、最大約80種類の中から患者さんに合わせた漢方薬を処方することができます。処方する薬局によっては対応していない種類もありますが、なんとなく元気がない、手足が冷える、おなかを下しやすいといった不定愁訴にもアプローチできますので、こうしたお悩みをお持ちの方は一度ご相談いただきたいです。

ドクターからのメッセージ

鏡原 康介院長

オンライン診療は、あくまでも継続的な受診を助ける手段の一つです。実際に視診や触診、聴診といった診察を行い、必要に応じて検査をした上で精密な診断をつけられれば、それが一番良い形となります。しかし、新型コロナウイルス感染症による発熱症状で、どうしても来院が難しい方はいらっしゃいます。施設に入所されていて、スタッフの手を借りないと来院ができない方もいらっしゃいます。当院ではそうした方々のためにオンライン診療に対応し、また診療の際は笑顔でお話しするよう心がけています。これからも西洋医学と東洋医学、さらに外来診療とオンライン診療のどちらにも対応しながら、患者さんに寄り添う診療を提案していく所存です。

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