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武田 聡美 院長の独自取材記事

ココ歯科

(広島市安佐南区/長楽寺駅)

最終更新日:2022/11/15

武田聡美院長 ココ歯科 main

アストラムライン長楽寺駅から徒歩5分の場所にある「ココ歯科」。インテリアや照明など細部にまでこだわった院内には、カフェのようなリラックスできる空間が広がる。院長を務める武田聡美先生は複数の歯科医院で研鑽を積んだ後、2022年5月に同院を開業。虫歯・歯周病治療をはじめ、小児歯科、矯正歯科、かぶせ物治療、ホワイトニングなど幅広い歯科診療に対応する。中でも病気を未然に防ぎ、人々の歯の健康を守るため、予防歯科に力を入れる武田院長。「美容院に通うような感覚で、歯をきれいに保つために定期的に通っていただきたいのです」と優しく語る。診療の際には、時間をかけて患者の話をしっかりと聞いて丁寧に説明するなど、こまやかな診療を心がける武田院長に、この地で開業した理由から今後の展望まで幅広く聞いた。

(取材日2022年7月14日)

女性ならではの視点で、患者目線の診療を心がける

開業にあたってこの地を選んだ理由やクリニック名の由来をお聞かせください。

武田聡美院長 ココ歯科1

私も事務長を務める夫も広島出身で、安佐南区に長く住んでいるため、「慣れ親しんだ安佐南区で開業したい」と考えていました。患者さんが通院しやすいよう、駐車場も広めにとれる土地を探していたところ、この場所を見つけまして。今年5月の開業以来、30~40代の子育て世代を中心に幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃっています。「ココ」というクリニック名は、「コミュニケーション」「コネクト」という言葉や、「ともに、相互に」という意味の接頭辞「co」に由来しており、患者さんと歯科医師、スタッフが皆で協力し合いながら治療を行っていく姿勢を表現しています。覚えやすくシンプルであるとともに、女性らしさを表せる名前にしたかったというのもありますね。

クリニックならではのこだわりがおありですか?

「女性の先生には話しやすい」と感じる方もいるようです。実際、来院理由について患者さんにアンケートをすると、「話を聞いてほしかった」「優しそうに思えた」などの回答も多いんです。それで、患者さんのお話をしっかり聞くことには力を入れています。すぐに治療を始めるのではなく、基本的にはまずカウンセリングルームでお話を伺うようにしているんです。また、できるだけ幅広い歯科診療に対応するようにも心がけていますね。なぜなら同じ先生に継続的に診てもらうことを望まれる方が多いから。歯科が苦手であればなおさら、紹介されて別の歯科医院を受診するのは容易なことではないと思うのです。もちろん当院で対応できない場合は専門の先生を紹介しますが、できる限り幅広く対応するよう努めています。

患者さん目線の診療を心がけていらっしゃるのですね。

武田聡美院長 ココ歯科2

患者さんのお話をよくお聞きして、ご希望に沿うよう努めていますね。医学的に正しい治療法があっても、患者さんの年齢などによっては別の治療法を選択できるケースもあります。価値観やお考えは人それぞれ。まずは患者さんご自身のお考えをよくお聞ききして、いくつかの選択肢をご提示。メリット・デメリットをきちんと説明した上で、ご本人に選んでいただきます。説明が不足すると治療に満足していただけないこともあるため、しっかりコミュニケーションを図り、十分ご納得いただいた上で治療を進めることは大切だと思うのです。そのために、治療内容をわかりやすく説明するための文書や動画コンテンツなども準備していますね。スタッフたちの協力も得つつ、丁寧に説明するよう心がけています。

美容院に通うような感覚で、気軽に通ってほしい

力を入れている診療について教えていただけますか?

武田聡美院長 ココ歯科3

予防歯科に力を入れています。費用や時間がかかると考えて予防をためらう方もいますが、悪くなって治療するほうがより多くかかるもの。予防して良い状態をキープするなら、結果的に費用や時間の節約につながります。私の目標は、予防に力を入れて地域のデンタルIQを高めること。例えば、あめ玉が歯に悪いとわかっていても、グミは大丈夫と思っている方もいます。そうしたお菓子をちょこちょこ食べる習慣があると、虫歯を治療しても再発しかねません。また最近は感染症予防でマスクを着用することも多いため、口呼吸になりがち。当院では小児矯正にも力を入れていますが、口呼吸をしていると矯正しても後戻りしやすくなってしまいます。予防への意識を高めるために、そうした点についてもお話しさせていただくよう心がけていますね。

予防に力を入れていらっしゃるんですね。

そうですね。治療ももちろんさせていただくのですが、ぜひ予防のために来ていただきたいと思っています。美容院に通うような感覚で、歯をきれいに保つために定期的に通っていただきたいのです。それで開業にあたって、地元の家具メーカーの物を使うなど、インテリアや照明にもこだわりました。設計事務所に依頼して、美容院やカフェのようなリラックスできる空間づくりを心がけたんです。診療室はプライバシーに配慮した完全個室にしましたし、待合室にキッズスペースも設けています。感染症対策のため、現在はキッズスペースにおもちゃや本は置いていないのですが、お子さん向けのDVDを楽しんでいただけます。院内は全面バリアフリー設計で、診察室までベビーカーで入ることも可能です。手押し車を押して入ってこられるご高齢の方もいらっしゃいますよ。

歯科用CTなど診療設備も充実していますね。

武田聡美院長 ココ歯科4

勤務医時代から使用していたこともあり、診療の助けになると思い、歯科用CTを導入しました。エックス線画像ではわかりにくい部分などを診る際に使用しています。お口の状態が明確にわかるため、正確な診断を下す助けになることはもちろん、CT画像を使うことでわかりやすく説明することも可能です。十分にご納得いただいた上で治療を進められるため、患者さんにもメリットが大きいのではないしょうか。さらに、安心して受診していただけるよう、ヨーロッパ基準をクリアした高圧蒸気滅菌器を導入するなど衛生管理も徹底しています。また待合室には大型モニターも設置。今後はモニターを使って、歯磨きの仕方など歯科に関する役立つ情報を提供することも考えています。

予防歯科に力を入れ、地域住民の歯と口の健康を守る

歯科医師をめざしたきっかけや仕事のやりがいを教えていただけますか?

武田聡美院長 ココ歯科5

母が看護師ですので、自分も医療関係の仕事に就きたいと考えていました。中でも歯科医師であれば、女性でも働きやすいのではないかと思ったんです。2歳年上の姉の影響も大きいですね。先に広島大学歯学部に進学した姉の後を追うように、私も同じ進路に進んだんです。大学の臨床実習ではいろいろな科を経験しましたが、中でも小児歯科に魅力を感じ、一生懸命取り組みました。そうした経緯もあって、お子さんの治療への思いは強いですね。歯科医師としてやりがいを感じるのは、スタッフから「先生に治療してもらいたい」と言われる時。身近で診療の様子を見ているスタッフたちから治療をお願いされるのが一番うれしいですね。

休みの日はどのようにお過ごしですか?

テニスが好きで、学生時代はよくテニスをしていたのですが、今はあまりできていません。開業して間もないこともあり、診療後も治療計画を立てたり、事務長である夫とともに事務作業を行ったりしていて、帰りが遅くなることも多いんです。今はクリニックが忙しく、子どもに我慢してもらうことも多いので、休みの日はできるだけ子どもと一緒に過ごすよう心がけていますね。祖父母の家に連れて行ったり、一緒に料理を作ったり、子どもが「行きたい」という場所に出かけたりしています。子育て経験を通じて、お母さんたちの大変さをよりいっそう理解して寄り添えるようになったのではないかと感じています。

最後に今後の展望をお聞かせください。

武田聡美院長 ココ歯科6

貴重な時間を割いて受診してくださる患者さんのために、できる限り待ち時間を減らせるよう努めていきたいと思っています。またスタッフを増員するなど、スタッフたちが働きやすい環境も整えていきたいですね。スタッフの人数が少ないと、結婚や出産などで休みが必要な際にカバーできない可能性もあります。私自身、勤務医時代にその点で難しさを感じていまして。スタッフたちが働きやすい環境を整えることは、患者さんにより良い治療を提供することにもつながっていくと思うのです。また私自身、新たな知識や技術を取り入れ、さらなる研鑽を図っていきたいとも思っています。皆さんが痛みの伴う治療を受けずに済むのが理想。予防に力を入れて、地域の方々のお口の健康を守るお手伝いができれば幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/22万円~、部分矯正/25万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/11万円~、ホワイトニング/2万2000円~

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