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長崎 正寛 先生の独自取材記事

鶴川駅前歯科診療所

(町田市/鶴川駅)

最終更新日:2024/03/15

長崎正寛先生 鶴川駅前歯科診療所 main

歯科医師の両親のもとで育ち、姉も歯科医師となり、自らも歯科の道へ進んだ「鶴川駅前歯科診療所」の長崎正寛先生。父である長崎正継院長と同じ口腔外科を専門に大学病院で研鑽を積んだ後、都内のインプラント治療を専門とする歯科クリニック勤務を経て、2023年4月から同院専属で診療に携わるようになった。正寛先生が中心となって診療を行うようになり、若い世代の患者、親子で訪れる患者も増加したという。インプラント治療に加え入れ歯治療も得意とする正寛先生は、歯を失った人がしっかり噛めるようになることをめざす治療にも注力。両親から学んだのは、誠実な診療姿勢や、患者とのコミュニケーションを大切にする点とのこと。気さくな人柄と優しい笑顔が印象的な正寛先生に、同院の特徴やめざす歯科医療を語ってもらった。

(取材日2024年2月28日)

40年以上にわたり、地域の健康を支えてきた歯科医院

こちらの成り立ちを教えてください。

長崎正寛先生 鶴川駅前歯科診療所1

当院は父が1983年に開業し、当初はこの建物の3階で、父が院長、母が副院長として診療していました。鶴川駅を選んだのは、横浜や町田付近で開業場所を探していた父がこの建物と偶然出会い、見晴らしの良さを気に入ったことがきっかけのようです。その後、地域のニーズに応えて歯科や口腔外科の救急診療を扱うようになり、2階にも診療室を設けました。僕が子どもの頃は、3階にグランドピアノがあり、地域演奏会を開くなど地域に深く根づいた歯科医院でした。時代とともに近隣の市民病院などでも歯科・口腔外科の救急体制が整ってきたので、当院は24時間の救急対応をやめて一般的な歯科医院となりました。そのうちに姉も僕も歯科医師になり、2023年4月からは僕が週4日と診療日を増やし診療しています。両親は今も週2日診療を続けていて、長きにわたり勤務してくださっている代診の服部葉子先生は週2日、口腔外科医の姉も月に1度診療しています。

正寛先生のご経歴を教えてください。

実は、最初から歯科医師をめざしていたわけではなく、野球で肘を壊した時に治療を受けた経験から、整形外科医師や整体師になりたいと考えたこともありました。しかし自分が歯列矯正を受けたことがきっかけで、歯科医師の仕事にさらに興味が湧き、最終的に歯科の道を選びました。当初は矯正分野に進むつもりだったのですが、研修医時代の大学病院の口腔外科の医局の先生方がとても魅力的で、もともと外科に興味があったこともあった事もあり口腔外科の診療にはまったといったいきさつです。その後、留学して口腔外科の学問を究めるか、開業するか悩んでいる時に、留学経験のある先輩のクリニックに誘われてそこで勤務することになりました。そこの院長先生はインプラント治療を専門的に行うクリニックで、外科的な骨再生治療やインプラント関連手術を学びました。また、2013年からは当院でも日曜日などに診療を行い始めました。

診療にはどのような特徴がありますか。

長崎正寛先生 鶴川駅前歯科診療所2

もともとの昭和レトロな雰囲気に加えて、さまざまな空間に生花を生ける事で歯科特有の恐怖心を癒やしてくれると思っています。そのような環境や両親の歯科診療の経験から学べる事を生かしつつ、診療の効率化やデジタル化にも対応するため部分的な改装や、歯科用CTやデジタルマイクロスコープ等の新しい設備を積極的に導入しています。近いうちに口腔内スキャナーも導入予定です。一般歯科診療、入れ歯やインプラント、歯周病などの治療に幅広く対応できるように注力しています。マウスピース型装置を用いた矯正も行っています。父も姉も僕も口腔外科出身なので、親知らずの抜歯をはじめ、外科的な治療は得意です。また口腔全体を診ていくことを重視し、口腔がんの早期発見などにも心がけています。基本的には完全予約制ではありますが、もともと救急診療に対応してきた経緯もあり、飛び込みの患者さんもほとんど断ることなく受け入れさせていただいてます。

口腔外科出身だからこそ、歯を残すことを重視

どんな患者さんが多く来られますか。

長崎正寛先生 鶴川駅前歯科診療所3

鶴川は古くからお住まいの方や若いファミリー層など、さまざまな方が住む町で、患者さんも時間に余裕がある方から、忙しい方まで多岐に渡ります。ですので、症状もさまざまです。以前はお子さんの診療はほとんど行っていなかったのですが、僕が診療に加わるようになってから若い世代の患者さんも増え、親御さんとお子さんそろっての診療も行うようになりました。しかし小児歯科専門ではないので、対応が難しい場合は小児歯科専門の歯科医院と連携をとり、状況に応じてご紹介させていただいております。

診療で大切にされているのはどのようなことですか。

患者さんとよくお話をして、必要な情報や選択肢を提示して、今のお口の中の状況や必要な治療について理解していただくことを重視しています。そのためにも先進の医療機器を活用して、お口の中の状態をわかりやすく可視化して、確認していただけるようにしたいです。そして患者さんの気持ちをよく理解して、患者さんの要望を把握して治療を進めたいと思っています。日常の口腔管理を重視し衛生士とともに予防歯科にも力を入れております。安易に抜歯せず、できるだけ歯を残せる方法はないかと考えることも大切にしています。口腔外科出身だからこそ、できるだけ歯を残すために何かできないか、抜歯が本当に必要かどうかの見極めを大切にしています。歯は抜いてしまうと元に戻りませんが、抜くのはいつでも抜けますからね。

先生の診療以外の一面も少し教えてください。

長崎正寛先生 鶴川駅前歯科診療所4

診療以外では母校の兼任講師を務めています。また、私立の小学校の歯科校医を務めさせていただいております。4月は歯科検診と、6月には小学校3年生への予防歯科の授業へ行っています。気分転換は家族旅行と早朝草野球です。また父も運動が好きなのですが、最近は父と一緒にできるスポーツにも挑戦しております。今までお互いに忙しくてじっくり話すこともなかったので、これからは両親との時間も大切にしたいと思っています。もちろん、自分の子どもや妻との時間も大切にした上で。両親とは毎朝、その日の診療や運営について、いろいろ話しています。僕がこちらで診療を主に担うようになって、会話は増えましたね。両親から学んだのは、誠実さと患者さんへの思いやり、そしてよくコミュニケーションを取ることなのでそこは見習っていかなければと思っています。

患者への理解を深め、将来に寄与する診療をめざす

専門の立場から気になることはありますか?

長崎正寛先生 鶴川駅前歯科診療所5

多くの患者さんを診させていただき、僕が説明していることを患者さんは本当に理解してくれているだろうかと思うことがあります。僕の判断と、患者さんの理解がずれていると感じることがあります。それは患者さんの責任ではなく、やはり説明の仕方に問題があるのかなと思います。例えば根管治療ではいったん治療が終わっても、根尖病変がどうなるかの経過を診ていく必要がありますが、かぶせ物が入った段階で患者さんはもう治療が終わったから経過観察は必要ないと思われているなど。1回説明して終わりではなく、経過を追いながら、お互いの理解を擦り合わせていくことが必要なのだなと感じています。

今後めざすのは、そういう理解を深める取り組みでしょうか。

そうですね。患者さんが歯科医院が合う、合わないと感じる理由には、説明の仕方によるものも大きいのではないでしょうか。これは僕たち歯科医師全体の努力義務だと思っています。例えば、説明ツールとしてさまざまな医療機器がありますが口腔内スキャナーについても歯科医師だけでなく、歯科衛生士も使用できるようにして、患者さんがご自分のお口の中を視覚的に確認することで、深い理解につなげたいと考えています。メンテナンスにも活用したいです。急いで治療したほうがいい部位や、急がなくても将来を考えて時間をかけて治療したほうがいいところなど、患者さんご自身の口腔状態の理解が深めご自身での自己管理に役立てられるよう、先進の医療機器を使いこなしながら診療に従事していきたいと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

長崎正寛先生 鶴川駅前歯科診療所6

多くの患者さんがいらっしゃる中で、オーダーメイドの治療が提供できるように心がけております。各患者さんの悩みを幅広く解決できるように寄り添えることが大切だと思っております。一般的な虫歯治療に加え、審美治療、歯周病治療、インプラント治療、入れ歯治療を駆使し、患者さんご自身が快適な日常生活を送れるように、サポートをさせていただきたいと思っております。気軽にご相談いただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~

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