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照井 優一 院長の独自取材記事

池尻大橋てるい歯科

(世田谷区/池尻大橋駅)

最終更新日:2023/12/28

照井優一院長 池尻大橋てるい歯科 main

池尻大橋駅から徒歩8分。国道246号から1本入った飲食店やショップ、住宅街が広がるエリアに、2022年2月に開業した「池尻大橋てるい歯科」。道行く人を楽しませるシンボルツリーに加え、通りに面したエントランスからは明るい光があふれる。「明るい雰囲気の当院がここにあることで、地域の景観のお役に立てれば」と話すのは、照井優一院長。大学院で歯科材料の研究室に在籍した経験から、体に配慮した材料を用いたかぶせ物や入れ歯に対する知識も豊富な歯科医師だ。同院ではセラミックの補綴物を提供するCAD/CAMシステムを活用した治療も導入。「趣味はドライブと買い物。食べることも好きですね」と優しい笑顔で話す照井院長に、開院にあたってこだわった設備や院内設計、歯科治療の理念などをたっぷりと語ってもらった。

(取材日2023年9月15日)

患者と共通認識を持ち、ともに考え、ゴールを共有する

とてもすてきな院内ですが、設計などでこだわった部分はありますか?

照井優一院長 池尻大橋てるい歯科1

院内は副院長と相談しながら設計しました。とにかく明るくて清潔なことを第一に、お子さんから高齢の方まで、あらゆる方がご家族そろって安心して来院いただける空間をつくりたいと考えました。フロアは、通常は床上げをするそうですが、あえて床を下げる仕様にしています。車いすやベビーカーの方にとっては、段差がないほうが好ましいのでは、と考えました。また、診療台も1台ごとのスペースをゆったりとっていますので、親御さんはベビーカーを隣に置いて診療を受けていただけます。小さなお子さん連れでも安心してお越しいただけるとうれしいですね。

先生が力を入れている診療についてお聞かせください。

セラミックという素材を使って虫歯などで削った歯の修復をするセラミック治療です。私は歯科保存学講座歯科理工学部門出身でセラミックの研究をしていましたので、その経験と知識は強みだと思います。私の治療理念の根底にあるのは、メタルフリーであることです。現在の日本では銀歯が主流ですが、これは国民皆保険の制度により歯科材料の指定があるために過ぎません。しかし、材料も技術も日進月歩しています。セラミックは耐久性・審美性ともに非常に優れた材料だと考えていますが、当院ではその強みだけで材料を選ぶようなこともしていません。患者さんの状況を鑑みて、適合性や耐久性、機能性を勘案しつつ、ベストと思える材料を選択していきます。また、先進的な技術の良さを、医療者だけがわかっていても意味がありません。患者さんに良さをご理解いただけるように説明するのが、私たち歯科医師の務めだと思っています。

診療の際に心がけていることは何でしょう?

照井優一院長 池尻大橋てるい歯科2

常に「自分がされてうれしい治療」を念頭に、患者さんに向き合うようにしています。自分がされてうれしいと感じることは、患者さんの反応をうかがいながらして差し上げたいなと。当院では患者さんとの対話を大切にしていますので、初診では1時間程度お時間をいただきます。お話しすることは多々あり、実は1時間でも足りないくらいです。歯科治療においては、一つの歯ではなく一つの口、一つの口ではなく一つの体、つまり全身を診なければいけません。そのために、しっかりと検査を行い、正確な診断のもと、安全な治療をめざしていきたいと考えています。患者さんには何を使用し、どう治療するかをきちんとご理解いただけるように、しっかり説明させていただきます。共通認識を持って一緒に考え、ゴールを共有していくことが目標です。

1日での完結をめざす迅速なセラミック治療に注力

こちらで受けられるセラミック治療について、詳しく教えてください。

照井優一院長 池尻大橋てるい歯科3

当院では、高品質なセラミックの補綴物を提供するCAD/CAMシステムを用いた治療を導入しています。CAD/CAMシステムは、コンピューターによって歯科医師が歯の修復物を設計・製作するもので、症例によっては最短1時間半で治療が可能です。従来の型採りを不快に思われる方もいらっしゃいますし、何よりも、できあがるまでに1週間から2週間待つ必要があります。その間に患部の汚染が進んでしまうことも懸念されます。しかし、短時間で治療できるCAD/CAMシステムを活用すると、その懸念を最小限にすることをめざせます。また、セラミックはプラークの付着が極めて少ない機能性の高い素材でもあり、歯磨きがしやすくなることも期待できます。機能性と審美性の両輪を追求できますので、これからはCAD/CAMシステムを用いた治療が主流になっていくのではないでしょうか。

忙しい人も受診しやすそうですね。具体的にどんな流れで治療を進めるのでしょうか。

セラミックにも種類があり、色調や透明感、硬さなどが違うので、事前のカウンセリングで患者さんにお話を伺って使う素材を決めます。ご本人の希望や、体格、生活環境、またかぶせ物・詰め物のどちらに使うかによって適した素材を選択しています。治療当日は、患者さんの歯の形を整えていくことからスタート。歯に修復物を詰めるには素材の機械的性質はもちろん、その人の口腔内環境や歯質なども考慮して削る必要があり、繊細な作業となります。次に、口腔内スキャナーでお口の中を撮影し、歯の形の3Dデータを取ります。このデータをもとに修復物をシステム上で設計し、院内の加工機で作製する流れです。CAD/CAMシステムを導入したことで歯科技工士に外注しなくて済む分、治療期間の大幅な短縮が見込めます。

セラミック治療はどんな人に適していますか?

照井優一院長 池尻大橋てるい歯科4

審美性を追求したい人や、治療後の状態を長持ちさせたい人、金属アレルギーがある人に向いていると言えるでしょう。セラミックは金属ではありませんし、透明感がある素材なので、天然歯となじみやすく自然な見た目をめざせます。ですから、例えばオールセラミッククラウンは前歯など人から見える歯の修復で選択する患者さんが多いように思います。奥歯など力がかかる歯の修復では、セラミックの中でも圧倒的に丈夫なジルコニアが適しています。種類によって特徴はさまざまですが、基本的に摩耗しにくく、汚れも付着しにくいので、定期メンテナンスを行えば美しさやお口の健康状態を長く維持することが見込めるでしょう。

すべてに責任を持ち、すべての患者に目を配るために

スタッフ間のコミュニケーションを大切にしているそうですね。

照井優一院長 池尻大橋てるい歯科5

スタッフが一丸となって、患者さんのお気持ちに寄り添った診療や対応ができるように、活発なコミュニケーションを心がけています。当院ではスタッフが働きやすい環境をめざしていますので、診療時間後の残業なども一切ありません。日々の診療以外の部分で工夫をしています。スタッフ皆で協力し合い、小さなお子さんから子育て世代、高齢の方まで安心して治療を受けていただけるように努めていきたいと思います。

今後の展望についてお聞かせください。

自分の治療にしっかり責任を持ち、私の目の届く範囲で診療をしていきたいと考えています。まずは、当院を通じてこの地域の皆さんのお口の健康を守っていくことが目標です。例えば、当院においても歯周病の口腔ケアは歯科衛生士が担当しますが、歯科医師による確認も必ず行います。当たり前のことを当たり前にやっていくことが重要かなと。また、これは私の父の影響もあるかと思いますが、生涯“プレイヤー”でいるべきだと考えています。父は建築関係の会社を経営していますが、私は医療に興味を持ち、歯科医師になりました。業種は違いますが、同じ経営者として見習うことは多いですね。歯科も建築も大切なことは、品質保証。私と患者さんとで治療の共通認識を持てるよう丁寧に説明し、一人ひとりと信頼を積み重ねていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

照井優一院長 池尻大橋てるい歯科6

まずは、ご自分の現在の口腔内の環境をきちんと理解していただきたいと思います。また、それに対して10年、20年、30年後、ご自分のお口の中の健康がきちんと維持できているのか、しっかり理解しておいていただくことが大事です。当院では、患者さんにとってベストな治療を提供できるように、患者さんとしっかりお話ができる時間を設けています。気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・セラミックインレー 6万6000円 ~
・セラミッククラウン 9万9000円 ~
・ノンクラスプデンチャー 18万7000円~
・インプラント(上部構造込み)44万円
・ホワイトニング 3万3000円

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