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定期的なメンテナンスで
自分の歯と健康を守ろう

ひらかわファミリー歯科

(生駒市/生駒駅)

最終更新日:2022/07/20

ひらかわファミリー歯科 定期的なメンテナンスで 自分の歯と健康を守ろう ひらかわファミリー歯科 定期的なメンテナンスで 自分の歯と健康を守ろう
  • 保険診療

歯科医院は歯が痛くなったら行くところ、虫歯ができたら治療をする場所だと考えていないだろうか。もちろんそれらの処置も行うが、虫歯や歯周病を予防するためにメンテナンスを受ける場所でもある。定期的なメンテナンスの目的は、虫歯になりにくい口腔環境の維持と、万が一虫歯になった場合の早期発見にある。初期のうちに治療に取りかかることができれば、自分の歯を失うほど悪化するリスクは低くなるだろう。しかし、健康な口腔環境の維持には、メンテナンスに加え患者側が歯磨きや歯の健康に対して正しい知識を持ち、主体的に取り組むことも重要だ。そこで、「ひらかわファミリー歯科」の平川寛院長に、歯科医院でのメンテナンスや予防における同院の取り組みについて話を聞いた。

(取材日2022年6月17日)

歯科医院でのメンテナンスの成果を生かすため、正しい歯磨きの仕方や歯に対する意識の持ち方もレクチャー

Qメンテナンスについて、どういう意識で臨んでいますか?
A
ひらかわファミリー歯科 正しい歯の磨き方を、平川院長が丁寧にレクチャー

▲正しい歯の磨き方を、平川院長が丁寧にレクチャー

20年前の40~50代と比較すると、予防を意識する人が増えています。当院で行っているメンテナンスは、歯科衛生士が歯石を取った後、拡大鏡で確認して取り残しがないか細かくチェックします。こうしたプロによる本格的なケアは、虫歯や歯周病の発症を回避するために非常に重要ですが、歯科医院のメンテナンスですべてをカバーできるわけではなく、患者さん自身が「虫歯にならないようにしよう」という意識を持つことも大切です。そのためにも、患者さん皆さんに正しく歯磨きできるようになってほしいと考えています。

Qメンテナンスはどのような人に必要ですか?
A
ひらかわファミリー歯科 メンテナンスの重要性を説く平川院長

▲メンテナンスの重要性を説く平川院長

実際にメンテナンスで来院されているのは、歯周病の方が中心です。歯周病の方に最後まで治療を続けていただくためにも、患者さんにはメンテナンスの大切さを丁寧に説明し、理解していただけるように努めています。ただし、メンテナンスは歯周病の方だけが受けるものではなく、すべての世代、歯周病や虫歯になっていない人にとっても必要です。メンテナンスを受けるタイミングは人それぞれ違います。1ヵ月おきに受けたほうがいい人や、数ヵ月おきでいい人など異なるため、患者さんのお口の中を見て、その方に適した次回のメンテナンスの時期をお伝えしています。

Qメンテナンスを行うにあたって難しいと感じることはありますか?
A
ひらかわファミリー歯科 モニターをチェックしながら、説明する平川院長

▲モニターをチェックしながら、説明する平川院長

患者さんそれぞれ受け取り方が違うので、その人に合わせた指導をするのが難しいところです。例えば朝昼晩磨いている人と、まったく磨いていない人とでは伝える内容が違ってきます。また、正しい歯の磨き方を知らない人がとても多いと感じています。歯磨きをしていますかと尋ねると、皆さん「磨いている」とおっしゃいますが、「磨いている」と「きちんと磨けている」は違います。いつもきちんと磨けていることが大切ですが、正しい歯磨き方法を知らなければ磨くことができません。当院では患者さんに正しい歯磨き方法をお伝えして、皆さんが「きちんと磨ける」ようにサポートしています。

Q患者さんに意識してもらいたいことは?
A
ひらかわファミリー歯科 歯の検診をする平川院長

▲歯の検診をする平川院長

セルフケアももちろんですが、定期的に検診を受けることも大事です。きちんと歯磨きをしても、歯ブラシだけだと取れる汚れは6割程度だといわれています。歯ブラシだけのセルフケアではどうしても取りきれないところがあり、それが歯石になってくるのです。歯石は歯科医院でないと取れませんが、できるだけ歯石がつかないように、そして磨き残しがないように磨くのは患者さん個人個人です。メンテナンスで追いつかない部分は、患者さんの意識と努力がどうしても必要です。歯科衛生士や歯科医師は、そういった患者さんの努力をサポートする役割だと考えていただきたいです。

Q歯科医師としてどのような気持ちで治療していますか?
A
ひらかわファミリー歯科 「患者さんには、少しでも良くなってほしい」と平川院長

▲「患者さんには、少しでも良くなってほしい」と平川院長

少しでも患者さんに良くなってほしいと考えています。最初に来られた時に歯の状態が悪くても、治療を続け、治療完了した後もメンテナンスを継続できれば、健康な口腔環境を取り戻すことは可能だと考えています。なので、「歯茎が引き締まった」「噛めるようになった」と笑顔で報告していただけるよう、私たちもしっかりサポートしています。もし歯科医師に言いにくいことがあれば、歯科衛生士に相談してもらって大丈夫です。当院の歯科衛生士は予防ケアだけでなく、患者さんと歯科医師の間に入って、患者さんの不安を軽減する役割も担ってくれているので、気になることがあれば気軽に相談してください。

ドクターからのメッセージ

平川 寛院長

私の理想は、皆さんが虫歯にならず、歯科衛生士にメンテナンスをしてもらうだけという状態になることです。メンテナンスだけの状態をキープできれば、人生の最期まで自分の歯をたくさん残せるはず。自分の歯がちゃんと残っていれば噛むことで脳に刺激がいきますから、健康寿命の延伸にもつながり、医療費の負担も減るでしょう。無駄な出費は減らしつつ健康に生きていくためにも、正しく歯磨きをして、定期的なメンテナンスを受けていただきたいですね。当院では正しい歯磨き方法や歯間ブラシ、糸式ようじの使い方もお伝えしています。この先、虫歯や歯周病で困らないためにも、予防ケアを一緒に続けていきましょう。

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